ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

05,11/26 テーマ!ボールコントロール~攻めるために必要な事

11月26日(土)にビギナー対象講習会を開きました。

その時の練習メニューです。

○アップ:鬼ごっこ

=体を暖めるため、そして緊張をほぐすためにアップはボールを使った

 鬼ごっこをやりました。みんな思った以上に難しかったようで

 笑顔が絶えない楽しいアップだったと思います。

○対面パス

=パス(インサイドキック)の精度を高めるために、ただ漠然と

 向かい合った相手にパスを出すのではなく、右足に出す!左足に出す!

 とあらかじめパスする場所を決めてキックの精度を高める練習に

 しました。もちろん利き足しか使えないと試合で活躍するのは

 難しいので、両足同じように練習してもらいました。

○目の前の敵をかわすキックでパスを出す。

=試合中に自分の目の前に敵が立っていて、その後ろに味方がいる場合が

 結構あります。その場面を想定して、まずはループパスで敵の頭を

 越えて後ろの味方にパスを出してもらいました。

 そして次に、敵と距離が近すぎて頭を越すパスが出せない事を

 想定し、インフロントキックでボールを曲げて敵をかわし、

 後ろの味方にパスを出す練習をしました。

○目の前の敵をかわすキックでシュートを打つ。

=1つ前の練習の応用で、同じようにインフロントキックを使って

 ボールを曲げてゴールの隅にシュートを決める練習。

 ポイントはキックのフォーム! 

 親指付け根でボールの下を擦って上げる!!です。

 そしてパスではなくシュートなので振り抜く事も大事!!

○ドリブル

=試合中に一番行なうプレーはボールキープです。ボールキープとは

 イコール、ボールを保持(触っている)している状態の事で、それを

 長く自然に行なえる!尚且つ、敵がボールを奪いに来た時にかわせる

 ようになるためのドリブル練習。

 やったのは?突っ立ちドリブル?インサイド(両足交互)

 ?アウトサイド(両足交互・2タッチ)?アウトサイド(両足交互・1タッチ)

○ドリブルリレー:ゲーム形式

=マーカーコーンを利用してのドリブル練習を2チームに分かれて

 ゲーム形式にリレーをしました。

 1回目は全員前向きでしたが、2回目はちょっと難しくするために

 男性は後ろ向きでドリブルしてもらいました。

○敵をかわす・抜くためのドリブル

=ボールを触るドリブルだけでは敵をかわしたり抜いたりする事は

 難しいので、フェイントの練習をしました。

 やったのは?マシューズ?キックフェイント(またぎ)

 ?キックフェイント(足振り)です。

○試合でのキックフェイント

=「実際に試合中、こんな場面で使うと効果的だよ。」

 という状況を説明してのキックフェイント→シュート練習。

 前方に敵が1人いて、斜め前に味方がいる事を意識する。

 そして斜め前にいる味方に普通にパスを出すようにキックフェイントを

 して、目の前の敵をかわしシュートを打つ。

 ポイントはキックフェイントをする際に実際にパスするように

 見せるため、必ず味方を見る!!です。

○攻めるために必要な事。

=フットサルとは?→点を取り合うスポーツ。

 点を取るためには?→攻める事。

 攻めるとは?→ボールを前に(攻めるゴール方向へ)運ぶ。

 という事で、試合中に自陣後方で味方からパスをもらったら、

 まずは前を向こう!ボールを攻めるゴール方向へ受けよう!

 前を向かなくては攻められない!という意識付けから行なった。

 そしてみんなにそれを理解・意識してもらってから、

 実際に試合を想定しての練習。

 流れとして、横パス→トラップしたら前を向く→敵がいなければ攻める。

 (敵がいたら無理して攻めようとせずに、もう一回横パスで

  味方に戻す事も大事です。)

○攻めるために必要な事:応用?

=横パスを受けたら、まずは攻めるために前を向く事が大事という

 説明をし、理解してもらったら、それを実際に試合を想定して練習。

 横パスを受けて前を向いたら敵のポジショニングが悪くて

 シュートコースにいないという場面を想定。

 シュートコースにいないのだから、前を向いたら即シュートを

 打つように意識する。

○攻めるために必要な事:応用?

=上記状態で更に難しくしました。

 ただ、適当にシュートを打っても得点するのは難しいです。

 なぜならゴレイロがいるから。

 では、得点するためには何が必要か・・・

 ゴレイロのポジショニングを確認して、

 シュートコース(ゴレイロのいない場所)へシュートを打つ事が大事。

 そのための練習。

○自陣でのボールキープ

=自陣後方で味方やゴレイロからパスをもらった後、敵がボールを奪いに

 来た時に体を張ってボールをキープする練習。3人1組。

 ディフェンスは無理してボールを奪う必要は無い。

 無理してボールを奪おうとして、ターンされてしまうと逆に

 ピンチになってしまうから。

 ディフェンス側は振り向かせないようにするのが一番良い。

○自陣でのボールキープ応用?

=今度は試合を想定して、実際にゴレイロからパスをもらって、

 敵がボールを奪いに行くという場面を作って練習。

 攻める側は体を張ってボールをキープし、逆サイドの味方が見えたら

 横パスを出す。

 体を張る時のポイントは?ボールを敵から遠い足でキープする!!

 ?ボールを持ってる側とは反対側の腕と背中で敵をブロックする!!

○自陣でのボールキープ応用?

=ただ体を張って味方にパスを出すだけでなく、パスを出したら 

 そのまま自分が次のパスの受け手になる!パス&ゴーを意識する練習。

 横パスを出したらそのまま前方へ走る。簡単にワンツーパス(壁パス)

 をする。自陣後方で難しい事をやると失敗する可能性が高いので、

 自陣では簡単にプレーをする。

 走る方法はラインに沿って走る事。中央に向って走ると、中央には相手

 選手が多いのでカットされる可能性が高いです。

○ゲーム

=ゴールを各チーム2個用意して、お互いに攻めるゴール2個

 守るゴール2個にしました。更にボールも同時に2個使いました。

 ゴールとボールを増やす事で遊び感覚を高める事が狙いの1つ。

 2つ目の狙いは、ゴールを増やす事でどちらのゴールの方が

 守っている人が少ないか瞬時に判断する視野の広さ、

 そしてどちらのボールの方が奪い合ってる人数が少ないかを

 瞬時に判断する視野の広さを確保するための練習。

 ポイントは、いかに数的有利を作るか!!です。

 ようするに味方のフォローをする事を意識しなければいけません。

 得点するためには攻めてるチームは、守ってるチームよりも

 人数を多く攻撃に割かなければいけないという事を知って

 もらいたいために企画した遊びのゲームでした。

以上。

途中、練習内容の順番の逆転があったり、

記憶が曖昧で抜けている練習があるかもしれませんが、

どうかご了承下さい。