ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

05,12/15 ブラジル式サル講習会レポ:基礎練習と「ディフェンスを意識したL」

本日は出だしから、会場開け&受付係の竹森が遅刻しそうになるなどトラブルの予感な感じでしたが、無事19時には現着し、30分以上更衣室前の廊下でストレッチしてました。筋肉、のび過ぎです。

 

本日は女性3名、男性6名に、アシスタントのAさんとコーチのaki。

体育室が広く感じられました。

しかし、寒い!!ネックウォーマーと手袋しながら練習しても、軽く暖まる程度でした。

ということで12/15(木)の講習内容は以下のようでした。

 

まずは半分ずつに分かれて向かい合い、アップがてらのパス練習。

 

【2人でのパス練】

●向かいの相手にパスを出し、斜め前に抜けてパスをもらうイメージで

●次にパスをもらう前にフェイクを入れる

●今度は「く」の字に抜ける(フェイクつき)

●次は、「く」に抜けた味方か、向かい側の味方か、どちらに出しても良い

 

※注意点※

・「く」に抜けるときは緩急をつけて。最初は行くぞ行くぞと見せかけて中へ、次ぎに突然かくっと折れ曲がって外に開く感じ。ディフェンスが一歩遅れる。

・「く」に抜けるとき、必ずディフェンスがどこにいるのか気をつけて。

 中へ行く時,すでに自分がディフェンスより前にいるなら、「く」に折れ曲がる必要がない。

 そのまま抜けるべし。ディフェンスがくっついて邪魔だから、いきなり開くことに意味がある。

 

【降りてくることを意識したパス練】

さきほどと同じく同人数、アラの位置に分かれ、左はじでボールを持った人から始める。

●まず真ん中までドリブル。真ん中で止まったら必ず前を向き、この人がパスを出しやすいタイミングで両はじの人はフェイクを入れ、声を出す。どちらかにパス。

 

※注意※

・両端の人が2人とも同じタイミングでフェイクを入れたら、フィクソの位置でパスを出そうとしている人はパスコースがひとつもなくなってしまう。

 タイミングをみるべし

・自分がパスをもらえると思ったら声を出してガンガン呼ぶべし

・「降りてくることを意識した」というのは、フィクソが真ん中で止まった時には、空いたスペースに誰かが必ず降りてきている、ということを前提にしてやっている、ということです。

 「うしろ3枚作る!」です!パスコースを作って、攻め手をふやしましょう、ということです。

 

【2人でフェイクを入れながらのワンツー☆☆☆】

●フィクソとアラでフェイクを入れながらパス交換し、アラを走らせてのワンツー

↓まずアラがフェイクを入れてフィクソからパスをもらう。

↓その間にパスを出したフィクソがフェイク

↓フィクソが戻った瞬間にアラはフィクソへパスを戻し、スペースへ抜け、呼ぶ

・フィクソは前へパス。

 

なぜ☆三つか。

難易度が高かったのです。

ブラジル式では、基礎練習が多かったり、ゲームをあまりやらなかったりと、もしかしたら参加者の方には不満に思っている方もおいでかもしれません。

でも、だからと言ってこのようにしっかりとした技術を必要とする練習をやってしまうと、ゲームで活かす以前に練習すら満足にできない=上達しない、という悪循環に陥ってしまいます。

こういった高度な内容に進んで行くためにも、ブラジル式講習会では、地味ですが基礎技術をしっかりさせる内容を中心としてやって行きたいと思います。

もしかしたら、何年か後にはこうした内容の練習をふつうにやっているかもしれませんね!(妄想)

基礎技術のはてにはこうした内容の練習もあるのだ、がんばりましょうと、紹介の意味も込めて行いました。

 

☆個人的には、まるでどこかの競技チームのワンシーンを見ているようで、ちょっと興奮しました^^;)

 実際の練習ではフィクソもフェイク…はちょっと難しすぎたので、フェイク入れたのはアラだけなんですけどね。

 

【ディフェンスを意識した”L”】

今回やった”L”は、4人でやります。

---------○----------

1     。2

 

3      4

   G

   GOAL

 

あの真ん中の「○」はセンターサークルです(汗)

だいたい位置的に真ん中らへんです。

本当は「1」の人がフィクソ、真ん中でボールを持って、左アラに散らすところからなのですが、今回は最初からボックスを作って、左アラがボールを持っているところから始めました。

流れはこんな感じです

 

・2が1にパス。大きく自陣側へ膨らみながら1が元居た場所へ

・4は2がいなくなってしまうので、バランスをとるためにフィクソの位置へダッシュ

・1は2にパスをもらったら、すぐさま3へ縦パスを入れる。パスを出したらファーポストへ一目散

・2はそのままパスを受けた3に近寄り、落としを要求。

 落としてもらったら、ファーへシュート。枠を少々外しても、1が押し込む。

 

※point※

・4がポイントです。バランスを常に意識するということで、フィクソの位置へ戻ります。

 

【ゲーム】

2分1本で2本行いました。

 

※注意点※

・ゲーム中、声を出して味方とコミュニケーションをとっている人が少ない、とコーチに指摘を受けました。

 指示を出す余裕がなかったら、自分はどうするのか宣言するだけでもちがう…のでしょうか?

 とにかく、確かに、なんらかの方法で自分の意思を伝えたり、受け取ったりしなければ、きょうやった練習なんかはホントに活かせないものばかりだったので、これは改善点でした。

 

以上です。

皆様、お疲れさまでした!!

本日は練習中目が行き届かなかったこともありまして、一部参加者の方にはご迷惑おかけしました。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。