ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

06,8/12 超初心者~これからフットサルを始める~超ビギナー講習会

06,8/12は、「超初心者~これからフットサルを始める~超ビギナー講習会☆」

を開催いたしました。

今後、この企画はシリーズ化して行きますので、その第一回目となります。

その時の講習会のレポートになります。

 

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☆アップ

・コート全面を使って各自の判断で自由に軽く走ってもらいました。

=この【軽く走る】という事で体を温めるのが目的ですが、受講者の方

 たちには何もアドバイス無くアップしていただきました。

 すると、ただ真っ直ぐ正面にしか走らない人が大勢いました。

 確かに体を温める事だけを考えた場合、まっすぐ走るだけでも十分

 効果がありますが、フットサルという競技は前後左右様々な動きを

 要求されるスポーツです。ですからフットサルをプレーされる際の

 アップでは、前後左右はもちろんサイドステップを取り入れたり、

 スキップや軽い跳躍も取り入れるとより効果的ですし、怪我の予防

 にもなりますので、アップの時から【フットサルをプレーする】という

 事を意識しながら動いてみて下さい。

 

☆ストレッチ

・下半身を中心にゆっくりと丁寧に伸ばします。フットサルは体をぶつけ

 合う事を禁止されていますが、その全てがファウルではありません。

 体が接触し合う事も考え、上半身もしっかりと伸ばします。

・ストレッチを行う際は、どの部分が伸びているのかを意識するだけで

 効果が変わってきます。適当に見よう見まねでやっていると

 ほとんどストレッチの効果がありません。

 真剣にストレッチを行うとそれだけで大量の汗をかきます。

 また、ストレッチを行う際は必ず顔を上げるようにしましょう!

 顔を上げるのはとても大事な事なんです!

 

☆ボールコントロール<1>:ワンバウンドリフティング

・ボールコントロール上達のための初めの一歩として、ワンバウンド

 リフティングを行いました。

・なぜ通常のリフティングではなく、ワンバウンド~なのか。

 それはワンバウンドしたボールを真上に蹴り上げるという動作が

 とても重要だからです。

・ワンバウンドしたボールを真上に蹴り上げるには、ボールの真下に

 足の甲を入れなくてはいけません。

 また、足の甲でボールを蹴らなくてはいけないので、おのずと

 膝が曲がりませんか?膝を曲げてなおかつボールの真下を足の甲で

 蹴り上げるという姿勢はボールコントロール上達において、

 とても大事なんです。

・膝がピーンと伸びた状態ではゼッタイに良いボールコントロールは

 出来ません!膝を曲げて、力を抜いて、そしてボールの中心を

 足の甲でとらえる事がボールコントロール上達のためのコツなんです!

 ですから、まずはワンバウンドリフティングを回数多く続けられる

 ようにしましょう。

 

☆ボールコントロール<2>:インステップリフティング

・ボールコントロール上達のための第二段階として、足の甲を使った

 リフティングを行いました。

・なぜ腿でなく、足の甲でのリフティングなのか?

 それは腿よりも足の甲の方が地面に近いからです。

 空中に浮いたボールをトラップする際、腿でトラップするよりも

 足の甲でトラップした方がすぐに地面にボールを置けるので、

 次のプレーにすぐ移る事が可能です。

 ですから、足の甲のリフティングを重要視しました。

・更に、足の甲でリフティングをする場所は【指先及び指の付け根】

 ではなく!【足の甲(靴紐の部分)】です!!

 ボールコントロールは試合中のキック技術にも関係してきます。

 シュートを打つ時に一番多く使われるのはインステップキックです。

 インステップキックを打つ時に指先や指の付け根で蹴る人はいません。

 また、少しでも足の甲(靴紐部分)を外れて蹴ってしまうと、

 右や左に曲がってしまってゴールの枠をとらえられません。

 みなさん、シュートがゴールの枠を外れる事がありませんか?

 それはちゃんとボールの中心を足の甲で蹴れていないからなんです。

・少しでもボールに回転がかかってしまうと、当然ボールはまっすぐ

 飛んで行きません。

 右足の外側に当たるとボールは右に反れますし、右足の左側でボールを

 蹴ってしまうと左側にボールは曲がって行きます。

 そう!ようするに、足の甲でのボールリフティングはシュートの

 キック技術に通じているんです!

・ポイントは必ずボールの真下(中心)を足の甲で蹴り上げる事!

・ボールの中心をよく見る!

・足の爪先は地面と平行です!爪先が上を向いているとボールに

 バックスピンがかかってしまい、自分の胸辺りに向かって飛んで来ます。

 リフティングが上手く出来ない人の多くは、上記と同じ事をして

 しまっているんです。

・回転をかけないボールを蹴る事がボールコントロール上達のための

 第二歩目になります!

 

○ポイントをおさらいします。

・ボールの真下(中心)を足の甲で蹴る。

・ボールをよく見る。

・蹴る瞬間はボールの中心をちゃんと足で蹴れているのか確認する。

・蹴るのは足の甲!指先や指の付け根ではない。

・爪先を上に向けない!爪先は地面と平行!