ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,1/16 火曜日講習会~ 「escola de terca-feira」:1/16レポート

07,1/16

~火曜日講習会~ 「escola de terca-feira」の全3回のうち、

07,1/16(火)に開催した第一回目のレポートが完成しました。

どうぞご覧下さい。

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☆アップ

・体を動かすための準備運動として、5分間走(ジョギング程度)を

 行いました。

・変則ルールのドッヂボール

・フルコートを使ってのパス交換。ボールを持っている人も持っていない人も

その場に2秒以上止まらないように、常に動きながらパス&トラップを行う。

・トラップする部位を右足のインサイド、左足のインサイド、右足の裏、

 左足の裏、というように指定しパスの出し手は正確にパスを出す。

☆ストレッチ

・ゆっくりとしっかり行う。

☆パス&トラップ練習

・自陣からボールを前に運ぶためには、全体のラインを押し上げなくては

 いけません。そのための練習。

ゴレイロからパスを受けた状態からスタート。形はBOX。

・BOXの後ろ2人が横に開いて、横パスをしたらそのまま縦に上がる。

 (パス&ゴー)

・横パスは強く。

・パスは敵から遠い方の足へ正確に出す。

 (右サイドなら左足、左サイドなら右足でトラップ)

☆BOXでのパス&トラップ練習=応用(1)

・ディフェンスが前からプレスをかけて来た事を想定した練習。

・横パスを受ける際のトラップでディフェンスをかわす。

 (足の裏を使ってファーストタッチでしっかりと前に転がしてかわす。)

・ディフェンスをかわしたら、そのまま横パス。

・パスを出したらそのまま前方へ、縦へ抜ける。

・BOXの前にいる選手は、後ろの選手が前に走って来たのと入れ替わるように、

 後ろへ戻る。下がる。(スペースを空ける動きと使う動き。)

☆BOXでのパス&トラップ練習=応用(2)

・上記応用(1)と同じようにパス交換。

・応用(2)では、パスを出したらパスを出したサイドの斜め前へ抜ける。

・BOXの前にいる選手は、後ろの選手が斜め前に走ったと同時に入れ替わるように、

 後ろへ戻る。下がる。(スペースを空ける動きと使う動き。)

・PIVOはバランスを取る。

☆BOXでのパス&トラップ練習→シュート練習(パラ)

・上記応用(2)と全く同じ動きからシュートへ持って行く。

・横パスを受けたサイドの選手は、パスを出した選手が自分の前方へ

 走って行くので、そこへ軽くループパスを出す。

 (ループパスはサイドラインに沿って真っ直ぐ出す。

・ループパスではなくグラウンダーのパスだと、球足が速くて味方が追い

 つけなかったり、ディフェンスが足を出してカットしてしまう可能性があるので、

 パスはループで行う。高く上げてしまうと時間がかかり過ぎてしまうので、

 膝~胸ぐらいの高さで速いループパス。

☆菱形でのパス&トラップ練習

・左ALA・右ALA・FIXOに分かれて後ろ3枚でパス交換。

・菱形で攻めているのを意識する。

・FIXOから右ALAへパス。右ALAからFIXOへパス。FIXOから左ALAへパス。

 左ALAからFIXOへパス。というように、必ずFIXOを経由して両ALAと

 FIXO間でのパス交換。

・FIXOはALAにパスを出すのは必ず後ろ足。右ALAへのパスなら左足。

 左ALAにパスを出すなら右足に出す。

・ALAは自分へのディフェンスが何処にポジションを取っているかを

 イメージして練習する。例えば、自分にディフェンスがぴったりとくっついて

 いるならば、後ろ足の裏を使って逃げるようなトラップをするか、

 もしくはその場でボールをトラップして体を張ってキープ。

 逆に、ディフェンスが3mぐらい離れているならば、トラップ後に前を

 向いてシュートを狙うか1対1のドリブル勝負をしかけられるようにする。

☆菱形でのシュート練習~FIXO+ALAのワンツー~

・まず、ALAへのディフェンスがALAにぴったりとくっついている状態を

 イメージする。

・FIXOが左右どちらかのALAにパスを出す。パスはもちろんALAの後ろ足。

・ALAはディフェンスがくっついているので、前を向けない。

・ALAは前を向けないので、そのまま後ろ足の裏を使ってボールキープ。

 (体を張ってキープ)

・FIXOはALAに寄って行く。

・ALAは寄って来たFIXOにボールを落とす。

 (落とす時は足裏でそのまま軽く押し出すようにする。決して足裏を離して

 インサイドキックで落としのパスを出さない!)

・ALAはFIXOにボールを落としたらディフェンスの裏を取って前方へダッシュ。

・FIXOはALAにスルーパスを出す。

・逆サイドのALAはファーサイドへ詰める。

☆仕上げのゲーム

・オフェンスは当日に練習した攻撃パターン2つからでしかシュートを

 打ってはいけない。(勝ち負けを競うわけでも、ただ漠然とシュートを

 決める目的ではないから。練習の成果を発揮しチームとして攻撃パターン

 を確立するために、シュートは練習した攻撃パターン2つからでしか

 行ってはいけないとう条件にしました。

・攻撃パターンを実際の試合で行えるようにするためのゲームなので、

 まずはディフェンスはボールを自分から奪いにはいかないようにする。

・ディフェンスはオフェンスのパスミス、トラップミスの時だけ

 ボールを奪って良い。ボールを奪ったら一度FIXOまで下げて、そこから

 今度は自分たちが攻撃パターン2つから得点を狙う。

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以上