ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,2/4 チームクリニック:レポート

07,2/4に都内で活動中の「FC.cossina」さんのところへ

チームクリニックを行いに行って来ました。

 

その時のクリニック内容になります。

どうぞご覧下さい。

 

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☆ボールを使った鬼ごっこ

=鬼はボールを持っていない人しかタッチ=鬼交代出来ないルール。

 ボールを持っていない人は鬼にタッチされたら当然交代しなくては

 いけないので、鬼にタッチされそうになったらボール保持者に

 『パスを要求する』事。

 パスを要求する声を出すのはフットサルをプレーする上で必要な事です。

 

☆アップ

・2人1組でボール1個使ったアップ

=2人でサイドステップしながらのランパス。手でパス交換(チェストパス)。

=2人が前後に向かい合ってのランパス。

・4人1組でボール2個使ったアップ

=後ろ向きに進む2人がチェストパスをクロスして出す。

 前向きに進んでる2人はそのまま正面の人にチェストパス。その逆も。

・上記の応用。パスを足で行う。

 

☆アップ=動きながらのパス&トラップ練習

・参加者20名弱に対してボールを8~10個使い、コート全体で

 動きながらのパス交換。

・パスを出すのは全て利き足ですが、味方の右足に出すか左足に出すかを

 コーチが指示し、その指示通りの場所へパスを出す。

・慣れてきたらトラップする場所もコーチが指示を出す。最初は右足の

 インサイド、次は左足のインサイドでトラップ。

 続いて右足の足裏、左足の足裏でトラップと動きながら様々な部位での

 トラップ技術を身につけながらのアップです。

 

☆ストレッチ

・寒い冬は最低でも15分かけてゆっくり、しっかりと体を伸ばし、そして

 ほぐします。今回は屋外しかも夜でしたので怪我防止のため真剣に。

 

☆ドリブル練習

・インサイド両足交互

・アウトサイド両足交互(2タッチ)

・アウトサイド両足交互(1タッチ)

・片足インアウト交互(左右の足)

・片足シザース

・両足シザース

・足裏ドリブル

・足裏ドリブルからの緩急を使ったフェイント

・足裏で後ろに引くドリブル

・足裏で後ろに引くドリブルを、左右に振るフェイント付き。

 

○ゲームを想定した3人でのパス練習

・3人1組を作って右ALA、左ALA、FIXOと3箇所に分かれてのパス練習です。

・FIXOは試合中常に菱形の真ん中(一番後ろ)にいる事になるので、

 通常の2人での対面パスでは練習になりません。

 FIXOには左右から来るパスを素早く逆サイドへ展開するパス能力と、

 スムーズにパスが出せるようにするトラップ技術(ボールコントロール)

 が必要になってくるので、左右のALAとFIXOに分かれて3箇所のパス交換

 練習がとても効果的です。

・ALAはまず裏を狙う動きをする。ダメならそのままフェイクにして戻る。

 というようにゲーム中の相手・自分を含めたイメージを膨らましながら

 プレーする。

・FIXOは右ALAから来たパスを素早く左ALAへパス。左ALAから来たパスを

 素早く右ALAへパスを出す。

 FIXOは左右への展開をスムーズに、そして速く行う!!

 FIXOがボールを持ち過ぎると、相手PIVOに詰められてボールを取られる

 危険があるので、左右のALAへ指示を出しながら素早く展開する事を

 心がける。

・ALAは後ろ足でトラップした場合、前を向くように心がける。

 ALAが前を向くと、1対1をドリブルでしかけて来るのか、

 それともPIVOに当てて来るのかパターンがいくつかあり、

 ディフェンス側にとって怖い動きになるので、前を向くクセをつけよう。

・FIXOはALAの動きを凝視する!裏が取れずにフェイクで戻って来た場合は

 タイミングが遅れないように、戻って来た時にちょうど足元へパスが

 出るようにする!

・FIXOは試合をイメージして、ALAのすぐ近くにディフェンスがいる場合は

 パスは後ろ足へ出す。逆にディフェンスがALAの前にいなくて、

 ALAの前方にスペースがある場合は走らせるパスを出すため、前足に

 パスを出すようにする。

 

☆1対1

・ALAがFIXOからパスを受けてからディフェンスと1対1

・ALAは裏が取れれば裏を取る。

・シュートはファーサイド

 

☆シュート練習

・左右のALA、FIXOの3箇所に分かれる。プラス、PIVO固定。

・FIXOは左右どちらかのALAにパスを出す。パスを受けたALAはPIVO当て。

 PIVOはパスを出したALAにワンツーパスを出す。

・ALAはPIVOとワンツーパスをしたら縦に抜けてファーサイドへシュート。

・逆ALAは必ずファーサイドへ詰める!タイミングを合わせて全力疾走。

・ファーサイドへ詰める逆ALAは体をゴールに向ける事。

 ゴールを向いていないとスライディングや体で押し込んでも、ゴールの枠

 を取られる事は出来ない。

 

☆ゴレイロ練習

・キャッチング練習

・セービング練習

・アジリティトレーニング

 

☆得点力向上のための練習=数的優位のカウンター(2対1)

・フルコートで行う。

・片方のゴールにゴレイロが立つ。

・もう片方のゴール前にフィールドプレーヤーが3人横並びになる。

 その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるゴレイロが

 強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はゴレイロからのロングスローをノートラップで左右どちら

 かの選手にパスを出す。

 左右どちらかにパスを出したらディフェンス役になり、まずはセンター

 ラインまで戻る。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

 パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

 ディフェンスのポジショニングが悪かったら一人でドリブル勝負し、

 シュートを打つ。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

 お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

 しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・ディフェンス役はまずは自陣側へ「戻る」!

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

 ないようにする。そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

 足を投げ出してシュートブロックする。

・もし逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

 そこで振られたからといってボールを追いかけると、更に逆に振られて

 しまうので、失点する確率を高めてしまう。

 そういう場合はまずはゴレイロに任せて、自分は目の前のマークを

 外さない事。そうすればゴレイロが飛び出して、ゴレイロをフィールド

 プレーヤーと見立てれば2対1の状況が2対2になり、守りきれる。

・ゴレイロはディフェンスが逆に振られた瞬間に前に出る!

 迷わない事。

 

☆ゲーム

・M-T-M(マッチ-トレーニング-マッチ)

・ただゲームを行うのではなく、気がついた点があれば一度ゲームを

 止めてアドバイス。

・修正点の改善方法を伝え、再度その場面から始める。修正出来たかどうか

 確認。

・攻撃する時は攻め急がない。味方の体勢を確認。

・FIXOはフォローの意識ばかりだと攻め手が(パスコース)が増えないので、

 横パスを出したら前に抜けて、自分がパスの受け手になるように動く

 事も大事。パラレラ。

 

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以上