ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

スライディング(タックル)で手をつかない!

地域や学校によってサッカーを始める子供の年代は

様々だと思いますが、サッカーを始めて1~2年経つ

ぐらいの時に必ずやってもらいたい練習があります。

それは「スライディングの練習」です!

指導者によると思いますが、「スライディング(タックル)」

の練習を週に1回もしくは数回取り入れてるクラブは

どのぐらいあるのでしょうか・・・

なぜ「スライディング(タックル」の練習が必要かと言うと、

滑る事に慣れていない子供は手を地面についてしまうからです。

手をつく行為は「手首の骨折」や「手首の脱臼」という

大怪我に直結しますので、とても危険です。

そこで、スライディングの練習をする必要があるのですが、

ただ滑る練習をしただけでは正しいフォームは身につけ

られません。

また、コーチが口で「手をつかないように!」と言っても

恐怖心がある子供はつい手をついてしまいます。

これは仕方の無い事です。

では、どのようにして正しいフォームを身に付けるかというと、

まず選手にボールを持たせます。

そのボールを両手で持ったまま「スライディング(滑る)」

をさせます。

ボールを手で持っていれば滑った時に手をつかないですよね?

手を地面につこうとすれば当然ボールは手からこぼれてしまい

ますので、「ボールから手を離さないように」と徹底すれば

「手をつかないで滑る」正しいフォームを身に付けられます。

「手をつかずに滑る」という特別な練習をしなければ、

いくらサッカー経験を積んでもずっとスライディングタックル

をする際に手をついてしまうと思います。

実際私の周りのサッカー経験15年ぐらいの大人でも普通に

手をついてスライディングタックルをしてしまいます。

このプレーは本当に危ない事ですので、サッカーを始めて

1~2年ぐらいの年代で身につけさせるの良いと思います。

何も応急処置や救急の知識だけがケガ防止・予防ではありません。

練習の仕方・工夫一つでケガから選手を守れるようになりますので、

上記スライディングの練習方法を取り入れてみて下さい。

指導者のみなさんはぜひ子供たちを「ケガ」から守ってあげて下さい。

**********************************

↑今回の「スライディング(タックル)の正しいフォーム」の話は

当然大人のフットサル選手にもあてはまりますので、

フットサルをプレーされている方たちもぜひ練習して下さい!

最近フットサルの得点方法で「ファーサイドでの詰め」が有効だという事が

広まって来ています。

この時に味方のシュートに合わせるために体ごと滑って合わせるシーンが

非常に多いですが、みなさん「手」はどうなっていますか?

上記にも書いていますが、サッカー歴の長い選手でも普通に手をついて

滑っている人は大勢います。

一度ご自身のスライディングのフォームを確認してみて下さい。

もしそれで手をついているようならばとても危険ですので、

「ボールを両手で持って滑る」練習を行って下さい。