ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

クールダウンの重要性

みなさんはフットサル・サッカーをプレーした後にちゃんと

クールダウンをしていますか?

私は日本一を目指しているフットサルチームで指導をしていますが、

練習・試合後の「クールダウン」は必ず行います。

軽くジョギングしたり、ストレッチやアイシングをします。

ですが、下位リーグのチームやエンジョイチームの試合・練習を見ていると

終わった後に「クールダウン」を行っている場面にあまり遭遇しません。

なぜでしょうか・・・?

それはクールダウンを行う理由と、クールダウンを行うのと行わないでは

どう違うのかを知らないからだと思います。

クールダウンの重要性を知ったらその後はゼッタイに真剣にやるように

なると思います。

そのぐらい大事な事ですので、今回は簡単に「クールダウン」について

ご説明致します。

フットサル・サッカーに限らず激しい運動をしている最中は、

心臓が激しく動いて血液の流れが盛んになっています。

そして、運動する事により筋肉も伸びたり縮んだりしますので、

心臓と一緒に血液を体中に流すのを手伝ってくれます。

クールダウンに直接関係して来るのは上記の「筋肉が心臓と一緒に~」

というところです。

運動中は筋肉が伸縮しているので心臓を助けて一緒に血液を流していますが、

もしこの筋肉の伸縮する動きが無くなったらどうなるでしょう。

筋肉の手助けが無くなってしまうので、血液を体中に流す動きを心臓が

全て請け負う事になるんです。

今まで2つでやっていた事を1つでやるわけですから、相当負担がかかりますよね。

だからクールダウンが必要になります!

心臓にいきなり負担がかからないよう、軽く筋肉を動かす事で徐々に

血液の流れをゆっくりにして行く必要があります。

クールダウンを行うのはそのためなんです。

そしてもう1つ、クールダウンを行う事で効果を得られるモノがあります!

それは「乳酸の蓄積を抑える」という事です。

筋肉の疲労や筋肉痛は「乳酸」が溜まるのが原因です。

クールダウンを行う事でこの乳酸を発散させる事が出来ますので

当然筋肉の疲労や筋肉痛は軽減されます。

フットサルのように6分程度全力でプレーし、その後再度ピッチに出て

プレーしなくてはいけない競技ではベンチに戻った後に座って休んで

しまったら次のプレーに支障をきたします。

次の出番の時に良いパフォーマンスでチームに貢献したいならば、

活躍したいならばぜひクールダウンを行って下さい。

※)クールダウンの方法としてアイシングを行う場合は心臓から遠い場所

から行うようにして下さい。下半身から行うのが理想だと思います。

アイシングは運動する事によって上がりすぎた筋肉の温度を下げられます。

という事は当然アイシングでも筋肉の疲労回復や筋肉痛の軽減という効果が

得られますので、良いクールダウンの方法だと思います。

・軽いジョギング

・ストレッチ

・アイシング

この3つを組み合わせると効果的なクールダウンになりますので、

試してみて下さい。

経験談になりますが、私は上記3つを全てやっています。

アイシング用の氷は自宅で作った物をクーラーBOXに入れておけば

練習場でも数時間は使える状態を保てますよ。