ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,4/28 初心者対象講習会:「基本動作を学ぼう」レポート

07,4/28に開催した初心者対象講習会「テーマ:基本動作を学ぼう」

のレポートが完成しました。

最近は某雑誌などで「旋回」などが流行りとして取り上げられていますが、

そのようなパス回しは相手のディフェンス力が高くてなかなかマークを

崩せないからやるんです!

フットサルの基本はワンツーパス、もしくは一発で裏を狙うサイドチェンジ、

そしてサッカーで言うところのサイドバックの動きです。

プラス、4人がコートでバランスよく立っていられるようにバランスを取る事でしょうか。

試合中、どう動いて良いのか迷ったらとりあえず何も考えずに前に

走ってみて下さい。その動きを味方が見てくれていればパスが出て来ます。

もしパスが来なかったら後ろに戻れば良いだけだと思います。

雑誌やネット等での「言葉」に惑わされないようにして下さい。

フットサルはサッカーとは別競技ですが、フットボールファミリーの1つです。

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☆アップ

・各種ボールを使ってのアップ

☆ストレッチ

☆パス回し(1)

・マーカーコーンで菱形を作る。(6m間隔ぐらい)

・各コーンの場所に同じ人数配置。

・コーンを相手チームのディフェンスに見立てて、パス交換。

 ボールをコーン(相手ディフェンス)に当てない。

・右回りでパス交換をする場合、トラップは右足。おのずともらう際に

 右足にパスを出すように要求する事になる。

・パスを出したら出した方に走る。

・左回りはその逆。

☆パス回し(2)

・パス練習(1)と同様にパスを回して行く。

・パス練習(2)ではパスを出した方向とは【逆サイド】に走る。

☆パス回し(3)

・フルコートを使う。

・自陣のペナルティエリア左右45度辺りと相手陣地のペナルティエリア

 頂点辺りの3箇所に分かれる。実際の試合はFP4人だが、

 この練習では3人で行う。

・自陣ペナルティエリア左右45度にいる2人はALA。相手陣地ペナルティエリア

 頂点にいる選手はPIVO役。

・ALAがボールを保持してスタート。

・PIVOはサイドラインいっぱいまで開く。ALAは開いたPIVOに縦パス。

 パスを受けたPIVOは後ろにいるディフェンスにボールを取られないように

 ボールをキープし、簡単に自陣側にいるALAに戻す。

 PIVOから再度パスを受けたALAは逆サイドのALAに展開。

 逆サイドからパスを受けたALAはまず前を向く。

 PIVOはALAが前を向く前にタイミングよく、サイドに開いて縦パスを

 引き出す。

 PIVOがサイドに開くと同時にALAは縦パスを出す。

 パスを受けたPIVOは後ろにいるディフェンスにボールを取られないように

 ボールをキープし、簡単に自陣側にいるALAに戻す。

 PIVOから再度パスを受けたALAは逆サイドのALAに展開。

 これの繰り返し。

※)数人で行うので、上手くローテーションする事をおすすめします。

  例えば、PIVOはALAにリターンパスを出したらプレー終了として、

  右ALAの列に行く。右ALAはPIVOに縦パスを出し、リターンパスを受ける。

  その後逆サイドのALAに横パスを出したらプレー終了にし、左ALAの列の

  最後尾に並ぶ。

  というようにすると効率良く全員が全ポジションの練習を出来ます。

 

☆パス回し(3)~応用~

・フルコート使ってBOXの形を作る。

・BOXになると必ずコート中央のスペースが空くので、そこへPIVOが

 下りてくる。下りるPIVOはボールと対角線の選手。

・ボールを保持しているALAは下りてきた対角線のPIVOにパス。

 パスを出したら少し中へ移動してPIVOからリターンパスをもらう。

 PIVOからリターンパスを受けたら逆サイドのALAへ展開。

 パスを受けたALAの対角線のPIVOはコート中央へ下りて来てパスを

 引き出す。

 PIVOはALAにリターンパスを出す。PIVOからのリターンパスを受けたALAは

 逆サイドのALAへ展開。この繰り返し。

☆味方のためにスペースを空ける動き(バランスを取る動き)

・10m程度の正方形のグリッド(エリア)を作り、各角にコーンを置く。

・ボールは1個使用し、4つのコーンには同人数ずつ並ぶ。

・ボール保持者は横パスを出したらパスを出した人とは逆のコーンに向かって

 走る。

 味方が走って来たコーンの先頭の人は、その走って来た人が元いた場所へ

 向かって走る。

 (パスを出した後に走る事によって、味方のためにスペースを作る動きが

 出来る。また、走って来た味方が元いた場所に走る事によって、

 空いたスペースを埋める=バランスを取る動きが出来る。)

・対角線に向かって走るのは無し。実際の試合では有り得ないので。

・ボールを2タッチで回すとより負荷をかけられる。

・これの繰り返し。

☆FIXOの動き~シュート練習(1)~

・FIXOとALA、2人だけで行う攻撃方法の練習。

・FIXOはALAにパスを出したら、パスを出したALAと同サイドのコーナー

 付近にあるスペースへ走りこむ。

 そこへALAは縦パスを出す。

 FIXOはそのままALAからの縦パスをシュートする。

・シュートはファーサイドへ打つ。

・PIVOがファーポストへ詰める。

☆FIXOの動き~シュート練習(2)~

・FIXOはALAにパスを出したら、パスを出したALAとは逆サイドへ裏を取る

 ようにして全力で走る。

 ALAは逆サイドを走っているFIXO目掛けてインフロントキックの速い浮き球

 のパスを出す。もしくはループパス。

 パスが通ればFIXOはその時点でゴレイロと1対1の状況に

 なっているので、1タッチもしくは2タッチで素早くシュートを打つ。

☆ゲーム