ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,6/30 ゴレイロ講習会 第4弾!・レポート

07年の6/30(土)に開催した『ゴレイロ講習会 第4弾!』

で行った内容をレポート形式でお伝え致します。

 

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☆コーディネーショントレーニング

・ボールを手で持ち、腰付近でボールを回す。

・ボールを手で持ち、股の間を通してボールを回す。

・軽くジョグしながら、前方にボールを高く投げキャッチする。

・後ろ向きに軽くジョグしながら、後方にボールを高く投げキャッチする。

・サイドステップしながら、進行方向にボールを高く投げキャッチする。

 (左右両方)

・長座から手を使わずに起き上がり、軽くジョグ。

・後ろ向きで長座し、手を使わずに起き上がり軽くジョグ。

・長座から横に1回転し、手を使わずに起き上がり軽くジョグ。

 (右回転・左回転を同じ回数)

・スキップしながら上半身の伸び。

・スキップしながら腕を開閉。

 

☆ストレッチ

・セービングの際に腕や足をおもいっきり伸ばすので、ケガ予防のため

 ストレッチはしっかりと行う。

 

☆スロー練習

・3mぐらいの距離で軽くサッカーのスローイングのように両手でオーバーハンドスロー。

・3mぐらいの距離で相手の胸めがけて軽く下手投げ。

・3mぐらいの距離で真っ直ぐ転がす、グラウンダーのスロー。

 (右手、左手交互に。)

・3mぐらいの距離でリストだけを使ったスロー。

・20mぐらいの距離で横手投げ。

・20mぐらいの距離で下手投げ。

・20mぐらいの距離でグラウンダーの速い球

 

☆キャッチング練習

・ゴール中央に立ち正面から胸に蹴るボールをキャッチ

 (常に両足交互にステップを踏みながら)×10本

・ゴール中央に立ち正面から蹴るグラウンダーのボールをキャッチ

 (常に両足交互にステップを踏みながら)×10本

・ゴール中央に後ろを向いて立つ。コーチの「ハイ」という声で一瞬で

 反転し、コーチが胸の高さに蹴るボールをキャッチ×10本

 

☆1対1の飛び出し~フォーム確認~

・ペナルティエリアのラインに沿って、ボールを等間隔に5個置く。

 そのボールに対して1対1で飛び出す事をイメージして練習する。

・正しい1対1の飛び出しフォームは、足を閉じて中腰のまま両手を足の

 横に開いた状態を保つ。手の平は開く。手が地面につくぐらい腰を低くする。

・ゴレイロはゴールラインの中央からスタート。

・右側のボールにゴールライン中央から上記フォームのままジョグで進む。

 ボールに近づいたら両手を一度後ろに引き、勢いをつけてボールをはじく

 ようにする。

 (実際ボールは置いてあるので飛んでこない。ただし、試合の1対1では

 ドリブルしてくる選手はゴレイロの手の下を狙って来る事が多いので、

 手を止めたままではボールの勢いに負けて失点してしまう。

 だから一度手を後ろに引いて、ボールを手ではじく事は必要になる。)

・これを右側からボール5個分繰り返す。

 

☆シュートブロック~胸でのブロック~

・ペナルティエリア付近での飛び出してのシュートブロックは胸で行う。

・足でクリアしようとすると、簡単に足裏でかわされて無人のゴールに

 シュートを打たれてしまうので、足では行かない。必ず胸から飛び込む。

・フットサルでは膝・腰・胸が同時に地面に着かないと、空いた隙間に

 シュートを通されてしまうので、胸だけでなく膝と腰も同時に地面に

 滑る技術が必要。

・上記のボール配置のまま、今回は中腰ではなく、胸でシュートブロックする

 つもりでボールに飛び込む。

・右側からボール5個分繰り返す。

 

☆セービング(横っ飛び)のフォーム確認

・ボールを2個3m間隔ぐらいに置く。自身はその2個のボールの間に立つ。

・フットサルでは膝・腰・胸が同時に地面に着かないと、空いた隙間に

 シュートを通されてしまうので、胸だけでなく膝と腰も同時に地面に

 滑る技術が必要。

・まず、腰を低く落とし、手を地面すれすれまで落とす。

 そしてその位置から手をボールまで伸ばすと同時に肘・腰・膝・足を同時

 に地面に沿って横に滑る。これが正しいフォームになる。

・自分のペースで良いので、左右に置いてあるボールに対してフォームを

 確認しながらキャッチする。

・ボールに対して下の手は壁を作り、上の手はボールの上に蓋をする。

 そうすればボールの威力に負ける事も、マナーの悪い選手に蹴られる事も無い。

 

☆セービング練習(1)

・2人1組でボール1個保持。

・3mぐらい離れて1人が長座をし、もう1人がボールを持つ。

・ボール保持者は長座している人に対して軽く左右にボールを散らす。

・長座している人はフォームを確認しながら実際に横に倒れてのセービングを練習する。左右交互に左5本、右5本。

 

☆セービング練習(2)

・上記と同じ練習を膝立ちの姿勢から行う。

 

☆セービング練習(3)

・上記と同じ練習を立った姿勢から行う。

 

☆セービング練習(4)

・ゴレイロはゴールの右側ポストに後ろ向きに立つ。

・コーチの「ハイ」という声と同時に振り向き、逆サイドに向かって蹴られた

 シュートに対して飛びつきセービングする。

 ゴレイロがセービングした瞬間に逆サイドからゆるいグラウンダーの

 シュートが来るので、すぐに起き上がって逆サイドのシュートを防ぐ。

※通常は左右両サイド行いますが、今回は時間の都合により右サイドのみ行いました。

 

☆指示出しの練習~2対1、数的不利カウンターでの指示~

※ポイントを下記に箇条書きにします。

 

・まずは攻撃を遅らせる。パスを出させない=中を切らせる。

・第2PKマークを基準に考え、それよりも奥ならば攻撃を遅らせたままで良い。

 第2PKマークを越えたあたりからディフェンスにはボールに対して

 寄せる事を意識させる。

 当然【中を切った状態】で寄せる。

・自陣ペナルティエリア付近で逆サイドにボールを出されたら、ディフェンス

 にはボールを追いかけさせずに、マークを外さずにずっとついていてもらう。

 パスを出された逆サイドにはゴレイロが飛び出す。

 そうする事によって、人数的には2対2になる。

 

※【寄せる】と【飛び込む】は違う!ディフェンスは勝手に飛び込んで

 かわされない事!ボールを奪う最は間合いを詰めてから奪う。

 飛び込むディフェンスは絶対にしていはいけない!

 

※指示ははっきりとわかりやすいように大声で聞き取りやすい声で行う。

 どなると聞き取りにくい。

 簡単にシンプルな指示にする。

 ただし、具体的に。

 

 

以上が【ゴレイロ講習会 第4弾!】のトレーニングメニューになります。

チームで練習する際に参考にしていただけたら嬉しいです。