07,7/28【シュートを打つためのボールコントロール】・レポート
07,7/28(土)に【シュートを打つためのボールコントロール】
をテーマに超初心者対象の講習会を開催致しました。
トレーニング内容をレポート形式でお伝え致します。
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☆アップ
・軽いジョグ
・振るコートを使ってのランダムパス。
全員で軽く動きながらのパス交換。
最初は右足と右足でのパス交換。続いて左足と左足のみでのパス交換。
☆ストレッチ
☆体をボールに慣らすための軽い基礎練習
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
まずは足裏でトラップ。
トラップは懐近くではなく、体から少し離れた場所。
足を伸ばして膝を軽く曲げられる場所でトラップする。
足裏の真ん中だとボールが落ち着かないので、
指の付け根辺りでしっかりとボールを押さえる。
・右足と右足でパス交換。
・左足と左足でパス交換。
・パスはしっかりと踝辺りで蹴る。
☆インサイドでのトラップ練習
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・トラップは【インサイド(踝辺り】で行う。
・インサイドでトラップする際、足を【壁】にしない!
【ネット】のようにする事を意識する。
・ボールがインサイドに当たる瞬間に少しだけ足を後ろに引き、
ボールの威力を吸収する。
足を少し後ろに引く事によってボールの威力・勢いが弱まり、
ボールがインサイド(踝部分で)にピタッと止まる。
これが出来ないとインサイド(踝辺り)が【壁】になってしまい、
ボールが足に当たって跳ね返ってしまう。
イコールをボールを止められない。
☆体の向きを変えるトラップ練習~インサイド~
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・まず、攻めているゴールの方向を確認して練習に臨む。
<右側に攻めている場合>
・向かい合っている味方から右足にパスをもらい、パスをインサイドで
トラップしますが、ボールがインサイドに当たる瞬間に足首の角度を
変えます。
最初、ボールが来る前はインサイドを味方に向けます。
ボールがインサイドに当たる瞬間に、体を右側に開きます。
そして、右サイドのラインにそってインサイドで前方へ押し出すように
トラップします。
・右サイドのラインにそって縦にインサイドトラップしたら、
シュートを打てるように前を向く。
<左側に攻めている場合>
・左足にパスをもらい、左足のインサイドで上記と同様の練習をする。
※この練習ではあくまでトラップの練習なので、ラインにそって
縦にトラップしたら一旦プレーを止め、味方にボールを戻す。
もちろん味方に戻さずに、今度は先ほどパスを出したパートナーが
同様にこの練習をするようにしても良い。
☆インサイドトラップからのシュート練習
<右ALAの場合>
・FIXOから右サイドライン際でパスを右足に受ける。
パスを右足インサイドでトラップし、そのトラップで
目の前のディフェンスを縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま右足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
<左ALAの場合>
・FIXOから左サイドライン際でパスを右足に受ける。
パスを左足インサイドでトラップし、そのトラップで
目の前のディフェンスを縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま左足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
☆体の向きを変えるトラップ練習~アウトサイド~
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・まず、攻めているゴールの方向を確認して練習に臨む。
<右側に攻めている場合>
・向かい合っている味方から右足にパスをもらい、パスをアウトサイドで
トラップしますが、ボールがアウトサイドに当たる瞬間に足首の角度を
変えます。
最初、ボールが来る前はアウトサイドを味方に向けます。
ボールがアウトサイドに当たる瞬間に、体を右側に開きます。
そして、右サイドのラインにそってアウトサイドで前方へ押し出すように
トラップします。
・右サイドのラインにそって縦にインサイドトラップしたら、
シュートを打てるように前を向く。
・アウトサイドでボールをトラップする場合、小指の付け根ではなく、
ちょうど足の真ん中(踝よりも少し中央より)でボールを押し出す。
・よくアウトサイドでトラップする際に足首でボールを外側に弾くように
する人がいますが、弾くのではなく【押し出す】ようにボールを
動かします。
弾くようにしてしまうとボールに回転がかかってしまい、
ラインの外にボールが出てしまう。
押し出すようにボールを前方に動かせば、ボールには真っ直ぐな回転が
かかるので外に流れて行かない。
<左側に攻めている場合>
・左足にパスをもらい、左足のアウトサイドで上記と同様の練習をする。
※この練習ではあくまでトラップの練習なので、ラインにそって
縦にトラップしたら一旦プレーを止め、味方にボールを戻す。
もちろん味方に戻さずに、今度は先ほどパスを出したパートナーが
同様にこの練習をするようにしても良い。
☆アウトサイドトラップからのシュート練習
<右ALAの場合>
・FIXOから右サイドライン際でパスを右足に受ける。
パスを右足アウトサイドでトラップし、そのトラップで
目の前のディフェンスを縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま右足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
<左ALAの場合>
・FIXOから左サイドライン際でパスを左足に受ける。
パスを左足アウトサイドでトラップし、そのトラップで
目の前のディフェンスを縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま左足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
☆足裏トラップで敵をかわす練習
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・まず、攻めているゴールの方向を確認して練習に臨む。
<右側に攻めている場合>
・向かい合っている味方から右足にパスをもらい、パスを足裏で
トラップします。そして、そのままボールから足を離さずに足裏で
ボールを一回真後ろへ引きます。(この引く動作でディフェンスをかわす)
ボールを足裏で真後ろへ引きながら体を右側へ開きます。
そしてボールから足を離して、インサイドで右サイドのラインに
そって縦へボールを押し出します。
・右サイドのラインにそって縦にインサイドでボールを押し出したら、
シュートを打てるように前を向く。
<左側に攻めている場合>
・左足にパスをもらい、左足の足裏で上記と同様の練習をする。
※この練習ではあくまでトラップの練習なので、ラインにそって
縦にトラップしたら一旦プレーを止め、味方にボールを戻す。
もちろん味方に戻さずに、今度は先ほどパスを出したパートナーが
同様にこの練習をするようにしても良い。
☆足裏トラップからのシュート練習
<右ALAの場合>
・FIXOから右サイドライン際でパスを右足に受ける。
パスを右足裏でトラップし、ボールを足裏で真後ろに引いて
目の前のディフェンスをかわす。
ディフェンスをかわしたら、即インサイドで縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま右足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
<左ALAの場合>
・FIXOから左サイドライン際でパスを左足に受ける。
パスを左足裏でトラップし、ボールを足裏で真後ろに引いて
目の前のディフェンスをかわす。
ディフェンスをかわしたら、即インサイドで縦に抜く。
・縦に抜いたらそのまま左足でシュート。
・シュートはファーサイドへ打つ。
☆ロングボールのトラップ練習~腿~
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・腿の辺りへ下手投げで浮き球を軽く投げる。
・腿でトラップをするが、リフティングとは違う事を意識する。
リフティングは地面に落とさないように何度もボールを蹴るプレー
なので、腿でボールを真上に蹴り上げるが、
シュートもしくはパスなどのように次のプレーにスムーズに繋げる
トラップはボールを体の少し前に落とすようにトラップする。
リフティングのように真上に上げてしまうと、時間がかかってしまうし、
ボールが上に跳ねてるのでコントロールしにくい。
・浮いたボールを受ける際に膝を曲げて【くの字】にする。
そして腿でボールを受けて体の少し前に落とすようにする。
・当然腿は【壁】ではなく【ネット】のようにする。
ボールが腿に当たる瞬間に少し後ろに引き、ボールの威力を吸収する。
・トラップし、体の少し前にボールを落としたら前方のパートナーへ
パスする。
☆ロングボールのボールコントロールからのシュート練習
・シュートを打つ選手はペナルティエリアのラインより少し外側に
立ち、FIXOがそこへループパスを出す。
・右サイドならば右足の腿でトラップし、ゴール方向へボールを落とし
シュートを打つ。
・シュートはファーサイドへ打つ。
・左サイドはその逆。
☆ロングボールのトラップ練習~胸~
・2人1組でボール1個。
2mぐらいの短い距離でのパス交換。
・胸の辺りへ下手投げで浮き球を軽く投げる。
・トラップする際、少し胸を反りボールの威力を吸収する。
☆ロングボールの胸トラップからのシュート練習
・まず、自分の攻めているゴールが真後ろにある事をイメージする。
・味方からの浮き球を胸でトラップするが、ボールを真後ろへ
シュートしなければいけないので、ボールを蹴りやすい位置へ
コントロールしなければいけない。
ボールを【胸で斜め後ろ】へ動かす。
・味方からの浮き球を胸でトラップするが、トラップする瞬間に
体を反転させる必要がある。
<右側へ反転して左足でシュートを打つ場合>
・味方からの浮き球を胸でトラップする瞬間に右足を少し後ろに引いて
体を右側へ開く。
右側へ開きながらボールを左胸辺りに当てて、ボールを右斜め後ろへ
落とす。
ボールが落ちた瞬間に左足でボレーシュートを打つ。
(シュートはボールが地面に落ちる前にノーバウンドでも良い。)
・シュートはファーサイドへ打つ。
<左側へ反転して右足でシュートを打つ場合>
・味方からの浮き球を胸でトラップする瞬間に左足を少し後ろに引いて
体を左側へ開く。
左側へ開きながらボールを右胸辺りに当てて、ボールを左斜め後ろへ
落とす。
ボールが落ちた瞬間に右足でボレーシュートを打つ。
(シュートはボールが地面に落ちる前にノーバウンドでも良い。)
・シュートはファーサイドへ打つ。
☆ライン際でのターン(ボールに触れずに体を使ってターン)
・味方からの縦パスをライン際で、攻めているゴールに
背中を向けた状態でのプレー。
・攻めているゴールに背中を向けた状態で縦パスを受けると大半の選手は
足裏で一回トラップしてからターンをするが、
それだとトラップするのに1秒、そしてターンするのに1秒かかり、
プレーが遅くなってしまう。
・素早くシュートまで持って行くならばトラップをせずにターンをする
必要がある。
<左サイドで縦パスを受ける場合>
・味方からの縦パスをその場で止まって受けずに、自らボールに近寄って行く。
ボールに近づいたらボールを追い越すように左足を大きく前方に踏み出す。
大きく前方に踏み出した左足が着地すると同時に右側に体を開き、
左サイドラインに向かい合うような姿勢になる。
その時、右足の爪先は右側へ反転させて、攻めるゴールに爪先を向ける。
そうする事によってボールには触らなくても自然とボールはラインにそって
攻めているゴールの方向へ転がって行く。
(味方がパスを出したので、そのパスの勢いのまま転がって行く。)
あとはそのボールを追いかけてシュートを打つだけです。
左サイドでのプレーなのでシュートは当然左足でファーサイドへ打ちます。
<右サイドで縦パスを受ける場合>
・上記プレーと同様ですが、足は全て逆足になります。
☆ライン際でのターン~応用~
・上記プレーをディフェンスをつけて行います。
<左サイドで縦パスを受ける場合>
・味方からの縦パスをその場で止まって受けずに、自らボールに近寄って行く。
ディフェンスはオフェンスと並走するようにボールに向かって行く。
オフェンスはディフェンスよりも早くボールをキープする必要があるが、
ボールに触れてしまうとターンするのに時間がかかってしまうので、
上記プレーと同じようにボールに触らずにターンをする。
その際、自分の体でディフェンスをガードする必要がある。
ボールとディフェンスの間に自分の体を入れます。
ボールに近づいたらボールを追い越すように、そしてディフェンスの前に
出るようにして左足を大きく前方に踏み出す。
大きく前方に踏み出した左足が着地すると同時に右側に体を開き、
左サイドラインに向かい合うような姿勢になる。
半身になる事によってボールを自分の体でガード出来るので、
腕と背中でディフェンスをブロックする。
その時、右足の爪先は右側へ反転させて、攻めるゴールに爪先を向ける。
そうする事によってボールには触らなくても自然とボールはラインにそって
攻めているゴールの方向へ転がって行く。
(味方がパスを出したので、そのパスの勢いのまま転がって行く。)
あとはそのボールを追いかけてシュートを打つだけです。
左サイドでのプレーなのでシュートは当然左足でファーサイドへ打ちます。
<右サイドで縦パスを受ける場合>
・上記プレーと同様ですが、足は全て逆足になります。
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以上が【シュートを打つためのボールコントロール】をテーマにした
トレーニング内容になります。
エンジョイフットサルプレーヤーがフットサルスクールやクリニックで
指導を受ける場合、当然のように【足裏】でボールをトラップもしくは
コントロールするように言われます。
ですが、その際に「なぜ足裏を使うのか?」「どんな場合、どのような
シチュエーションだから足裏を使うのか?」といった説明は受けている
のでしょうか?
それらの事を理解もしくは教わった事のある選手は良いのですが、
何もわからないままフットサルをプレーしていると、
どんなプレーでも必ずといって良いほど【足裏】でのプレーに
固執してしまいます。
ディフェンスが近くにいる場合はそうでなくてはいけませんが、
状況によりますよね?
ディフェンスが近くにいないのに足裏でトラップしてしまっては
前にボールを運ぶのに時間がかかってしまいます。
ドリブルでも同様です。
特に今回のようにシュートを素早く打つためには足裏でのコントロール
よりもインサイド・アウトサイドを使った方がスムーズに行く場合は
沢山あります。
フットサルというゲームで活躍するために、より楽しむために、
よりレベルアップするためにも、【足裏】に固執せずに
その場の状況によって足のどの部分を使えば良いのかを判断し、
使い分けてプレーしてみて下さい。
もしそれらのプレーに関して何かアドバイスが欲しい等、
ご質問がありましたらお気軽にメールにてお問い合わせ下さい。