07,9/16 ヨココム「パスを繋いでシュートまで持って行く」レポート
07,9/16にヨココムフットサルクリニックで指導を行って来ました。
トレーニング内容を公開致しますので、ご覧下さい。
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☆ストレッチ
・今回は参加者の方みなさんがとても早く集合されたので、
開始時間まで各自で軽いアップとストレッチを行っていただきました。
☆アップ
・上半身を起こした状態でドリブル。
・両足のインサイドのみを使ってドリブル。
・両足のアウトサイドを交互に使ってのドリブル。
左右2タッチずつ。
・両足のアウトサイドを交互に使ってのドリブル。
左右1タッチずつ。
・片足のみで、イン・アウトサイド交互に使うドリブル。
左足、右足両方行う。
・足裏で転がるドリブル。内側に転がすドリブル。
左足、右足両方行う。
・足裏で転がるドリブル。外側に転がすドリブル。
左足、右足両方行う。
・足裏でボールを片足で後ろに引く。
片足のみ左右両方行う。
・足裏でボールを両足交互に使って後ろに引く。
☆パス練習~基礎編(1)~
・ランダムパス。
フルコートで参加者の半数がボールを持ち、ボールを持っていない人と
パス交換。ボール有無に関わらず、全員がドリブルもしくは軽くジョグ
しながら行う事。
・右足にパスを出す、左足にパスを出す、というようにコーチが指示を
する場所へパスを出すようにする。
・焦って雑なパスを出さないで、時間をかけても良いのでしっかりと
パスを出したい相手の狙った場所へ綺麗なパスを出す。
※ポイント
(1)パスを出したい相手に体を向ける。
(2)ボールを蹴りやすい位置に動かす。
(3)インサイドキックでしっかりとボールを真っ直ぐ蹴る。
☆パス練習~応用編~
・フルコートの4角に分かれる。
・走りながらのトラップ、そしてパス。
・短い横のラインの選手がボールを保持してスタート。
ラインの真ん中までドリブルする。
横ラインの選手が真ん中までドリブルして来たら、縦の長いにいる選手が
走り始める。
そしてボール保持者は縦ラインを走っている選手の前にパスを出す。
より走らせるパスを出して、前足でトラップさせる。
縦ラインを走っていた選手がトラップするタイミングで、
前方の横ラインの選手は走り始める。
パスを受けた選手はトラップ後にルックアップし、横ラインの選手の
足下へパスを出し、足裏でトラップさせる。
・これの繰り返し。
※ポイント・2人のコミュニケーションが必須!
(1)長い距離を走る選手にはより前にパスを出す。
(2)近い選手には足下へパスを出す。
(3)どのようなパスが最適なのか状況判断を早くする。
(4)トラップする際、インサイドと足裏どちらが次のプレーに
移りやすいかを考えてプレーする。
(5)パスの出し手も受け手もお互いの位置をしっかりと目で確認する。
目暗の状態でパスを出さない。
(6)出し手は「味方を走らせる」指示を出す。「走れ」等の声を出す。
(7)受け手は「味方にパスを要求する」指示を出す。
「パス」「出せ」「前に出せ」「足下に出せ」等の声を出す。
☆パスを繋いでシュートまで持って行く~エイトの動き~
・ボールは手で扱う。
・3人で連動してのパス交換。
・FIXO、左右ALAの3箇所に分かれる。
・エイトの動きと同様。
・真ん中の選手(FIXO)がボールを保持したところから始める。
・3人は真ん中の選手が少し後目のポジションを取り、両サイドが気持ち
前に出て二等辺三角形のようになる。
・真ん中の選手はパスをサイドの選手に出したら、パスを出したサイドの
前方へ走り抜ける(斜め前に走るような感じでライン際へ)。
・パスを受けたサイドの選手は、パスを出して走った選手がライン際へ
到達するのを確認してから一度真ん中へ移動する。
・真ん中へ来たら、進行方向のサイドの選手へパスを出す。パスを出したら
パスを出したサイドの前方へ走りぬける。
・パスの受け手は中に寄らないで常にサイドライン際いっぱいに広がって
おく。中に寄ってしまうとディフェンスも引き連れて行ってしまうので、
パスが通らない。外に開く事によって味方がプレーしやすいように
スペースを広げられるので、パスも通りやすくなります。
・これの繰り返しで、3人でボールを攻めるゴールへ運ぶ。
☆エイトの動き(応用)
・上記プレーを実際に足でボールを扱ってプレーする。
☆パスを繋いでシュートまで持っていく~シュートまで(1)~
・まずはエイトの動きでセンターライン付近までボールを運ぶ。
ラインを押し上げる。
・両サイドの選手(ALA)の前方にスペースがあるので、そこにALAが縦パスを
出して、FIXOが走りこんでシュートを打つ。
逆サイドの選手はゴール前に詰める。
・真ん中の選手(FIXO)の指示で攻撃を始める。
・FIXOがALAにパスを出して、「縦パスを出せ」という指示を出す。
そして、FIXOはタメを作って、ALAが縦パスをスペースに出してから
ALAの前方へ斜めに走り、シュートを打つ。
逆サイドのALAはファーサイドへ詰める。
※ポイント
(1)FIXOがALAにパスを要求しなければ攻撃出来ない。
(2)ALAが縦パスを出して、そのボールを追うようにしてFIXOは走る。
そのタイミングでないとシュートが打てない。
FIXOが先に走って、そこにALAがパスを出すとFIXOが攻めているゴール
に背を向けた状態でトラップする事になるので、
シュートが打てない。
☆シュート練習(1)
・FIXOがALAにパスを出す。
・ALAが自分の前方に(ラインに沿って)縦パスを出し、そのボールを
追う形でFIXOが走り込んでシュートを打つ。
逆サイドのALAはファーサイドへ詰める。
☆パス練習~基礎編(2)~
・ループパスの練習
・2人1組で2mぐらいの短い距離で向かい合ってパス交換。
・ループパスは蹴るのではなく、【すくう】です。
ボールの下にある隙間に足の指先(親指と人差し指)を入れ、
膝から下だけを使ってすくい上げます。
・腿を上げてしまうとボールは前ではなく、真上に上がってしまうので
良いパスにならない。
すくった後はしっかりと指先を下に向けましょう。
※指先を上に向けてしまうとトゥーキックになる恐れがあります。
指先は上ではなく、【下】に向けます。
☆パスを繋いでシュートまで持っていく~シュートまで(2)~
・まずはエイトの動きでセンターライン付近までボールを運ぶ。
ラインを押し上げる。
・FIXOはALAにパスを出してALAの前方のスペースへ斜めに走り抜ける。
・パスを受けたALAは逆サイドの選手に「裏へ走れ」と指示を出し、
逆サイドのALAが走り出したら、そのALAの少し前辺りにループパスを
出す。
・ループパスを受けたALAはシュートを打つ。
・先ほど走り抜けたFIXOはそのままファーサイドへ詰める。
☆シュート練習(2)
・最初からセンターラインから始める。
エイトの動きでセンターラインまで押し上げた状態をイメージ。
・FIXOはALAにパスを出してALAの前方のスペースへ斜めに走り抜ける。
・パスを受けたALAは逆サイドの選手に「裏へ走れ」と指示を出し、
逆サイドのALAが走り出したら、そのALAの少し前辺りにループパスを
出す。
・ループパスを受けたALAはシュートを打つ。
・先ほど走り抜けたFIXOはそのままファーサイドへ詰める。
☆パスを繋いでシュートまで持っていく~シュートまで(3)~
・まずはエイトの動きでセンターライン付近までボールを運ぶ。
ラインを押し上げる。
・真ん中の選手(FIXO)の指示で攻撃を始める。
・FIXOが左右どちらかのALAに「裏に走れ」と指示を出す。
そして、走らせたALAとは逆サイドのALAにパスを出す。
パスを受けたALAはノートラップで強い浮き球を逆サイドの裏へ放る。
あらかじめ裏に走っていたALAはロングボールを受けてシュートを打つ。
※ポイント
(1)FIXOが両サイドのALAに指示出しをしなければ、しかけるタイミングが
あわない。
☆シュート練習(3)
・最初からセンターラインから始める。
エイトの動きでセンターラインまで押し上げた状態をイメージ。
・FIXOが左右どちらかのALAに「裏に走れ」と指示を出す。
・FIXOは走らせたALAと逆サイドのALAにパスを出す。
パスを受けたALAはノートラップで強い浮き球を逆サイドの裏へ放る。
・あらかじめ裏に走っていたALAはロングボールを受けてシュートを打つ。
<総括>
・フットサルは狭いコートで行う競技ですので、全てのプレーにサッカー
以上の精度が求められます。
フットサルは相手チームの選手との距離がとても近いです。
という事はサッカーでは何気なく、何も考えずに出していたパスを
フットサルで同様にプレーしてしまうと、簡単にパスカットされて
しまいます。
サッカーではあまり気にしなかった【ささいな事】かもしれませんが、
フットサルでは相手チームの選手との距離から、
味方の左右どちらの足にパスを出すか、強いパスか弱いパスか、
グラウンダーか、浮き球か、
そして、トラップは前足でインサイドを使うのか、
後ろ足で足裏を使うのかを瞬時に判断し、考えながらプレーしなくては
いけません。
フットサルとはサッカー以上に気を遣う競技だと思います。
たった1本のパス、トラップをもっと大事に、そして意識して
トレーニングを積んで行く事をおすすめします。
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以上が9/16に開催したヨココムフットサルクリニックの
トレーニングメニューになります。
チーム練習や自主トレの参考にしていただけたら嬉しいです。