ブラジル式フットサル講習会

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07,9/1~9/2 札幌出張クリニック・レポート(2)

07,9/1~9/2の二日間で札幌で出張クリニックを行って来ました。

【受講チーム:Glimpse K.S.I(札幌市リーグ参戦中)】

07,9/2(出張クリニック二日目)のトレーニング内容を基にした

レポートになります。

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☆アップ

・2チームに分かれての3タッチゲーム。

 ラストパスは必ず手でボールをひろってパントキック。 

 シュートはヘディングのみ。

 ラストパスに限り4タッチ可。

・ドリブル+パス&トラップ

 2人1組でボール1個。ボールを持っていない側(A)が後ろに

 ジョグで下がり、そこにもう一人(B)がパスを出す。

 Aは後ろに下がりながら足裏でトラップし、その場に止めずにトラップで

 ボールを前に押し出す。

 トラップでボールを前に押し出すと同時にドリブル開始。

 パスを出したBは後ろにジョグで下がるので、Aはコート中央までドリブルし、

 Bが後ろにジョグしている最中にパスを出す。

 Bは後ろに下がりながら足裏でトラップし、その場に止めずに

 トラップでボールを前に押し出す。

 トラップでボールを前に押し出すと同時にドリブル開始。

 これの繰り返し。

・ドリブルの種類は、

 両足インサイド・両足アウトサイド

 片足インアウトサイド交互(左右)

 片足インアウトサイド交互(左右)+シザース

 

☆シュート練習(1)

・FIXOとALAに分かれる。

・ALAの前にはディフェンスを一人置く。

 このディフェンスは縦のコースを切りながら、ALAがトラップする瞬間に

 少し寄せる。

・FIXOはALAの後ろ足にパスを出す。

 ALAは後ろ足でトラップするが、その場に止めると寄せて来たディフェンス

 にボールを奪われてしまうので、トラップでその場には止めない!

 トラップでボールを前に押し出すように弾く!

 その弾く勢いで目の前のディフェンスをかわす。そしてシュート。

・真横(コート中央)へトラップするとシュートが打ちにくい!

 前に弾くトラップは斜め前に出すようにするとシュートが打ちやすい。

☆シュート練習(2)

・FIXOとALAに分かれる。

・ALAの前にはディフェンスを一人置く。

 このディフェンスは中のコースを切りながら、ALAがトラップする瞬間に

 少し寄せる。

・FIXOはALAの前足にパスを出す。

 ALAは前足でトラップするが、足裏を使ってその場に止めると

 寄せて来たディフェンスにボールを奪われてしまうので、

 トラップでその場には止めない!足裏は使わない!

 ライン際に沿って前足のインサイドで前方に押し出す。

 そのインサイドで前方に押し出すスピードでディフェンスを縦に

 抜き去り、ファーサイドへシュートを打つ。

☆チームとしてのオフェンス・ディフェンス練習~4対4ゲーム形式(1)~

・4人1組、FIXO・左右ALA・PIVOに分かれる。

・もう4人はディフェンスとしてオフェンスの4人にマンツーマンで

 マークに付く。

 ディフェンスは常にマンツーマンでマークし、マークする相手との距離は

 1.5mぐらいに保つ。

・FIXOがボールを保持した状態からスタート。

・オフェンスの約束事として、オフェンスのポジションは固定。

 左右のALAはPIVOとのワンツーパスしか狙ってはいけない。

 PIVOにパスを出せなければ簡単にFIXOに戻す。

 この繰り返し。

・ディフェンスはPIVOにパスを出させないように中を絞るポジションを常に

 取らなければいけない。

 ディフェンスは全員が連動する事が求められる。

・左右のALAにパスが出た時はALAをマークしている選手が頂点となり、

 菱形を形成する。ディフェンス側のPIVOは中を絞るポジションを取る。

 オフェンスのFIXOにパスが出た場合、中を絞っていたディフェンス側の

 PIVOは相手FIXOへ寄せる。

※この寄せが遅すぎると楽にパスを出させてしまうので、素早く寄せる。

 あくまで「寄せる」であって、「奪う」わけではない。

 「奪い」にいって簡単にかわされてしまうとコート中央がぽっかり空いた

 状態でフリーにさせてしまうので、まずは抜かれないようにする事。

 そして楽にパスを出させないポジションを取る。

☆チームとしてのオフェンス・ディフェンス練習~4対4ゲーム形式(2)~

・ディフェンスは(1)と同様。

・FIXOがボールを保持した状態からスタート。

・オフェンスの約束事として、オフェンスのポジションは固定。

 左右のALAはPIVOとのワンツーパスを狙う事に加えて、

 ディフェンスの立ち位置を見て、縦にドリブル出来そうならば

 ドリブル突破を狙う。

・ディフェンスはPIVOにパスを出させない事と、ALAのドリブル突破を阻止。

☆チームとしてのオフェンス・ディフェンス練習~4対4ゲーム形式(3)~

・ディフェンスは(1)と同様。

・FIXOがボールを保持した状態からスタート。

・オフェンスの約束事として、オフェンスのポジションは固定。

 左右のALAはPIVOとのワンツーパスを狙う事に加えて、

 ディフェンスの立ち位置を見て、縦にドリブル出来そうならば

 ドリブル突破を狙う。

 更に左右のALAは自分をマークしているディフェンスの位置を見て、

 裏が空いているようならば裏に走ってFIXOからスルーパスをもらう。

・FIXOとALAは自分勝手なプレーをしない。

 裏に走ってスルーパスを欲しいならALAはFIXOにパスを要求する【声】を出す!

 逆FIXOがALAに裏に走ってもらいた時はALAに対して【裏に走れ】

 という指示の声を出す事!

 お互い黙っていては絶対にパスは繋がらない!

・ディフェンスはPIVOにパスを出させない事と、ALAのドリブル突破を阻止。

 そして裏に走られないようなポジション取りをする。

☆チームとしてのオフェンス練習~4対4ゲーム形式(4)~

・ディフェンスは(1)と同様。

・FIXOがボールを保持した状態からスタート。

・オフェンスの約束事として、オフェンスのポジションは固定しない。

・上記練習(1)~(3)で狙った攻撃プラス、(4)ではPIVOが空いてペナルティエリア

 頂点付近にいる事で出来た【両サイドのコーナーアーク】付近の空きスペース

 を積極的に使う。

・基本はエイトの動きで攻める。

 ただし、上記(1)~(3)の攻撃が可能ならばそれを実行する。

 ディフェンスが固くてポジション固定では得点出来そうも無い場合、

 エイトの動きをして、両サイドのコーナーアーク付近にあるスペースを

 使う。

・FIXOはALAにパスを出したらパスを出したALAと同サイドのコーナーアーク

 付近にあるスペースへ走りこむ。

 そこへALAは縦パスを出す。

 FIXOはそのままALAからの縦パスをシュートする。

※1)ALAのディフェンスが縦のパスコースを切っていて、走って来たFIXO

   へ縦パスを出せない場合は、再度体勢を整える必要がある。

   FIXOがコーナーアーク付近に立ち止まったままで、なおかつALAも

   ボールを持った状態でサイドラインに止まっていると4人のバランス

   が悪くてボールを前に運べなくなってしまう。

   そこで、もしALAがFIXOに縦パスを出せなかった場合は下記のように動き、

   4人のポジションバランスを整えなくてはいけない。

   (図1)

    G○

    B○・

      ●

A○      C○                   G=ゴレイロ

 ●        ●                ABCD=オフェンス 

──────────(センターライン)    ●=敵ディフェンス

                              B・=ボール保持

    D○

      ● 

  (図2)

    G○

  

A○    ←←C○・           C・=ボール保持

 ●        ●           

──────────(センターライン)    

          ↑ 

    D○  ●↑

      ●  B○ 

  (図3)

    G○   

  

A○  C○・ B○            C・=ボール保持

 ●    ●   ●       

──────────(センターライン)           

    D○  

      ●   

・FIXOはALAにパスを出したらマーカーを振り切るため、一度裏を取るような動き

 (フェイク)を入れる。そして、そこから急に方向転換し、

 パスを出したALAと同サイドのコーナー付近にあるスペースへ走りこむ。

 そこへALAは体の向きを変えずにループパス(パラ)を出す。

 FIXOはそのままALAからの縦パスをシュートする。

・FIXOはスペースへ走りこむ際にマーカーを振り切らなくてはいけない

 ので、必ずフェイクを入れる。フェイクは緩急の差を利用する。

・ALAは縦パスを出す際に体の向きを変えてしまうと、自分のマーカーが

 縦パスを出すと予測してパスコースを消してしまうので、

 縦パスを出す事を読まれないため体の向きは横を向いたままが良い。

・ALAの縦パスはループパス(パラ)でなくてはいけない理由は、

 グラウンダーで出した場合、縦パスを読まれていなくても自分のマーカー

 の足が伸びて来て届くかもしれない(カットされる危険)ので、

 足が出て来てもループ(パラ・浮き球)ならば足の上を越せるので、

 縦パスがFIXOに通る。

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今回は時間が無く実際にフルコートを使ってのゲームが出来ませんでしたが、

ゴレイロからボールをもらった際にBOXの形で簡単に縦パスを入れない

ようにする事がポイント。

確かに縦パスを入れられれば即相手陣地へ押し込めるので楽なように

感じますが、実際にはこの縦パスを受けた選手にはディフェンスがついているため、

このパスの受け手はターンする事も、中に折り返す事も難しい。

また、受ける位置が深いのでシュートするには角度(シュートコース)が

無いし、振り向けないので1対1のドリブル勝負が出来ない。

この位置で無理やり攻撃に転じようとプレーをするとディフェンスに

囲まれてボールを奪われ、カウンター攻撃を受けてしまうので、

BOXの状態から縦パスを使用しての攻撃は得策では無い。

まずはゴレイロからパスを受けた選手がコートの真ん中までドリブルし、

味方が下りてくるスペースを作る。

そして後ろに3人揃うようにしてから攻撃をしかければパスコースが

増えるので、いくらでも攻撃パターンを試せるはずです。

また、後ろに3人揃うという事は両サイドのコーナーアークにスペースが

出来るので、スルーパスも狙えますし、左右のALAが1対1で勝負出来る

ようにもなります。

個人技のある選手がいる場合、1対1をするスペースがないBOXよりも、

後ろに3人揃えた菱形か3-1のポジションがよりチーム力が上がります。

個人の力を活かせる+スペースが沢山あるのでパスも繋げる。

となります。

相手チームがオールコートプレスか、引いて守るかで戦い方は変わって

来ますが、エイトの動きを基本に忠実に実行すれば大抵は有利な状況で

戦えるはずです。

上記トレーニングをチーム練習の参考にしていただけたら幸いです。