ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,10/20(土)超初心者対象講習会開催!【テーマ:浮き球の処理!トラップ・ボレーシュート】レポート

07,10/20(土)に開催した【浮き球の処理!トラップ・ボレーシュート

講習会の内容になります。

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☆アップ

・2人1組でボールを1個持つ。

 1人がボールを高く投げ上げて、もう1人がそのボールをキャッチする。

 これを前後に動きながら、サイドステップで横に動きながら、

 数パターン行う。

 応用として、後ろに投げて回りこんでキャッチする事をジグザグに

 動きながら行う。

☆ストレッチ

・呼吸を止めずにゆっくり、しっかりと行う。

☆ボールの落下地点を見極める練習

・2人1組でボールを1個持つ。2mぐらいの短い距離で向かい合う。

・1人がボールを左右に高く投げ上げて、もう1人がそのボールを

 横に動いてキャッチする。

・落下地点を見極め、正面で受け取れる位置に素早く移動する。

 そして正面でキャッチする。

※手だけで取ろうとしない。必ずボールが体の正面に来るようにする。

☆浮き球を後ろに逸らさない練習

・2人1組でボールを1個持つ。2mぐらいの短い距離で向かい合う。

・1人がボールを左右に高く投げ上げて、もう1人がそのボールを

 横に動いて体で止める。

・体の正面ならばどの部位でボールを止めても良い。

 止めるというよりも必ず体の正面のどこかに当てる気持ちで行う。

・まずは落下地点を見極め、体の正面でボールを受け取れる位置に

 素早く移動する。

 正面でボールを向き合うようにすれば、自ずと体の腿・腹部・胸・頭の

 何処かに当たるので、ボールは自分の前に転がる。

※ボールに対して体を正面に持って来ないと、浮いているボールを足だけで

 止めに行くような形になり、横に伸ばした足の上を通過したり、

 トンネルしてしまう。絶対にボールは体の正面に!

☆バウンドボールのトラップ練習

・2人1組でボールを1個持つ。2mぐらいの短い距離で向かい合う。

・トラップする側は足を少し浮かした状態で、インサイドキックを蹴る時の

 フォーム(足の形)のままボールが来るのを待つ。

 もう1人が正面に軽く弾むようなバウンドボールを投げる。

 トラップする側は足の形を崩さずに、バウンドするボールを踝・ふくらはぎの内側・

 腿の内側のいずれかにボールを当てる。

・自分からボールに触ろうとすると足が内側に曲がってしまい、

 ボールが横に流れて行ってしまう。

 そうならないためにも、ボールが自分の体に当たるまで【待つ】!

 待っていればボールから自分の足の何処かに当たるので、

 足の形さえ崩さなければボールは自分の正面でトラップ出来る。

☆浮き球のキック(ボレー)練習

・上記と同じように行う。

 前述の練習ではトラップでしたが、今度はキックなので

 踝でボールを押し出すように強く蹴る。

・フォームは崩さない。

 蹴り足を90度に開いて踝に当てる。

・ボールが踝に当たる瞬間だけ力を入れる。

 そしてボールを踝で押し出すようにするとフォームが崩れない。

 蹴る!という意識が強すぎると足が内側に曲がってしまい、

 ボールが横に逸れてしまうので、蹴るというよりは押し出す

 ように意識する。

☆浮き球のキック(ボレー)練習~応用~

・4人と4人が3mぐらいの短い距離で向かい合う。

 片方がボールを足下に投げる役。

 もう片方がインサイドキックをする。

・ボールを投げた人は即、蹴る側の列に向かって走る。(その場から抜ける)

 蹴る人はインサイドキックで正面の人の胸に蹴り返す。

 インサイドキックをしたらすぐに投げる側の列に向かって走る。

 (その場から抜ける)

 これの繰り返し。

・2チームに分けて先に10本連続で続けられたチームが勝ちという

 ゲームを行う。

※12~20人ぐらいいるならば2チームに分けて、どちらが先に

 一回もミスしないで20本連続で続けられるか競うとゲーム形式になるので、

 楽しみながらレベルアップ出来る。

ボレーシュートの練習

・シュートを打つ人はPKマークの位置に立つ。

・パスを出す人はペナルティエリアの左斜め45度ぐらいの場所から

 手で高い浮き球を投げる。

・シュートを打つ人は浮き球の落下地点を見極め、まずはボールの正面に

 体を移動させる。

 そして落ちて来るのをギリギリまで待って、ボールがちょうど地面に

 落ちる瞬間に踝で押し出すようにインサイドボレーでシュートを打つ。

・フォームは通常のインサイドキックと同じ。

・ボールが地面スレスレまで落下するのを待たずに、焦って足だけで

 ボレーシュートを打とうとすると体が泳いでしまうので

 フォームが崩れる。

・ポイントは体をボールの正面に入れ、ボールが自分の目の前に落ちて来る

 ようにし、ボールがちょうど地面に落ちる瞬間に踝をあわせるだけです。

・左右両サイドから、両足でインサイドボレーシュートを打つ。

コーナーキックからのボレーシュート練習

・シュートを打つ人はペナルティエリアのニアサイドの斜め45度の

 位置に立つ。

・パスを出す人はコーナーアークから手で高い浮き球を投げる。

 ループパスが出せる人は足でループパス。

・シュートを打つ人は浮き球の落下地点を見極め、まずはボールの正面に

 体を移動させる。

 そして落ちて来るのをギリギリまで待って、ボールがちょうど地面に

 落ちる瞬間に踝で押し出すようにインサイドボレーでシュートを打つ。

・フォームは通常のインサイドキックと同じ。

・ボールが地面スレスレまで落下するのを待たずに、焦って足だけで

 ボレーシュートを打とうとすると体が泳いでしまうので

 フォームが崩れる。

・ポイントは体をボールの正面に入れ、ボールが自分の目の前に落ちて来る

 ようにし、ボールがちょうど地面に落ちる瞬間に踝をあわせるだけです。

・ニアサイドから直接落下地点へ行こうとすると、動きが直線になってしまい

 シュートを打つのが苦しい体勢になってしまう。

 ニアサイドから落下地点に移動する際には必ず【円を描くように】

 ふくらむような動きをする。

 このふくらむように動く事によって、ボールに対して正対する事が可能に

 なる。

 この動きを【ウェーブ】と言います。

・左右両サイドのコーナーアークから、両足でインサイドボレーシュートを打つ。

☆走りながらのバウンドボール処理→シュート練習

・カウンターを想定してのトラップからのシュート練習。

・エンジョイフットサル等の試合で最も多いシュートパターンかもしれない。

・自陣深いところからのインフロントやインサイド等で蹴られた雑なパスに

 走ってのプレー。

 もしくはゴレイロからの速いロングスローを受けてのプレー。

・シュートを打つプレーヤーとパス出しに分かれる。

・シュートを打つプレーヤーは左右両サイドライン際のセンターラインからスタート。

 自陣深いところから少し浮かせた雑な速いパスにあわせて、

 センターラインから走ってボールに追いつく。

 少し浮いたパスなので、ボールをしっかり見て確実にインサイドに

 ボールを当てる。

 ボールを前方に押し出すようにトラップして、2タッチ目でシュートを打つ。

※ポイント

・インサイドでトラップする際、ボールに対してインサイドを壁のように

 当ててしまうとボールはコートの中へ入って位ってしまう。

 シュートを打つためにはボールをライン際前方へ転がさなくては

 いけないので、足の爪先の向きはなるべくサイドラインと平行にする。

 爪先をサイドラインと平行にすれば、ボールは踝に当たっただけで

 足のラインに沿って転がって行くため自然とボールはライン際前方に

 転がります。

 シュートを打つためにはボールを前方に転がす事が必須なので、

 爪先の向きには常に気を配って下さい。

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以上が超初心者対象講習会【テーマ:浮き球の処理!トラップ・ボレーシュート

のトレーニング内容になります。

チーム練習や自主トレ等の参考にしていただけたら幸いです。