ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

ブラジルのリーグ戦~若年層~

2008,4/5現在、私はブラジルのロンドリーナという街にいます。

今週末は全カテゴリーのリーグ戦があるという事で試合当日を楽しみにしていました。

そして待ちに待ったリーグ戦を観戦したのですが、

ブラジルは本当にFUTSALが文化として根付いていると

感じさせられました。

まず、試合時間に驚かされました。

日本では様々な理由(どんな理由かわかりませんが、、、)から

試合時間はとても短いです。

例えば、社会人リーグ(東京都フットサルリーグでも)のリーグ戦/カップ戦

でも20分ハーフで試合をする事はめったにありません。

協会の公式戦なのに!です。

大人が正規の時間でやれないのですから当然下部カテゴリーはもっと時間が短いです。

ですが、ブラジルではU-6の試合でも20分ハーフの国際試合規定の正式な

試合時間で行われます。

これは全てのカテゴリー同様です。

また、審判とタイムキーパーもU-6の試合にも関わらず、

協会から派遣されたライセンスを持った正式な方たちが担当します。

理由は【公式戦】だからです。

ようするに、どのカテゴリーの試合だろうと、公式戦となる以上は

真剣勝負だと言う事です。

ブラジルは子供とプロが同レベルで扱われています。

だから試合時間も審判等も正式規定に則って行われるんですね。

とても素晴らしい環境だと思いました。

最近私は日本の某会合で審判問題について話し合った際、

参加する側がエンジョイ志向ならば審判もルールを全て把握した

正規の人がやる必要無いという意見を聞きました。

また、エンジョイ志向チームが多数出ている大会に日本一を目指すような

チームが出場した場合、審判のジャッジレベルは多めにみて欲しい

というような意見も出ました。

日本では何かがおかしです。

真剣に勝ちを目指す、勝利にこだわる事を否定されているようで嫌になります。

私は勝利至上主義が良いと言っているわけではなく、

勝利に貪欲な人間がないがしろにされているような気がするのが嫌なんです。

昔から日本は判官贔屓というい言葉もありますし、、、。

すみません。話が脱線しました。支離滅裂です、、、。

さて、話は戻りますが、小さい頃からプロと同じ環境で試合をする事により、

様々な経験が積めると思います。

例えば、審判がプロならばジャッジを負けた時の言い訳にしてはいけないし、

試合時間が20分ハーフならば、試合時間が短かったからとはいえません。

そして、もう一つ、

親や監督がものすごく勝利や得点(失点の場合も)にこだわっています。

得点すればものすごい拍手があり、歓声も上がります。

ですが、失点した直後は逆に悲鳴が出ます。

監督はベンチで泣きそうな顔になって怒鳴ったりもします。

それは試合の勝ち負けという結果でスポンサー(投資家)が

付いたり離れたりしますし、選手と監督はより良いクラブからの

引き抜きの話も来たりします。

だから誰もが勝利にこだわるんだと思います。

このような環境がフットボール大国を形成しているような気がします。

日本はフットボールというスポーツで世界の強国と

肩を並べる日が来るのでしょうか。