08,1/26(土)ポジション別講習会【ALA1対1+フェイク】第2弾!レポート
08,1/26(土)に開催した【ALA1対1+フェイク講習会】第2弾の内容を公開します。
※前回開催した際にキャンセル待ちの方が非常に多く、
受講された方からも好評でしたので再度同テーマで第2弾として
開催致しました。
☆フットサルという競技におけるALAというポジションはとても重要です。
(全ポジション重要ですが・・・)
ALAは攻撃の際にはサイドライン際で攻撃に起点になり、
ALAが1対1でディフェンスを抜いたり、
裏を取れればそれだけで得点チャンスが作れてしまいます。
ディフェンスではPIVOにパスを入れさせないために中を絞ったり、
裏を取られないためのポジショニングをとったり、
また、自チームのPIVOと連動するディフェンスも求められます。
今回のポジション別講習会ではこの【ALA】に焦点を当てて
トレーニングを行いたいと思います。
講習会内でメインとなるのはALAがドリブル・パス・シュートといった
選択からの1対1、そして裏を取るフェイク、パスを受けるためのフェイク
です。
各種メディアや雑誌で頻繁に出てくる【フェイク】という動きですが、
ゲームの中で実際に使えているプレーヤーはどのぐらいいるでしょうか。
私が今まで見てきたチームの中で誰からも教わらなくてもフェイクの
動きで対戦相手を騙せている人はごくわずかでした。
【フェイク】の動きで大事なのは、相手を騙せるかどうかです。
大半の人がただサイドステップしてるだけだったり、
足を前に2~3歩動かすだけだったり、
あるいは前後に動きすぎてしまってディフェンスを振り切れない
フェイクをしてしまっています。
サッカーと違ってフットサルはコートが狭いですから、
この【フェイク】という動きが出来なければ、理解出来なければ
より上のレベルには行けませんし、試合中になかなかパスを
もらう事も出来ません。
ボールをもらう動きの一つである【フェイク】はフットサルで
最も必要とされる技術だと思っています。
この【フェイク】という動作を行う際、体の使い方はどうなるのか、
足の動かし方(ステップ)はどうなるのか、
その部分を解説しお伝えしたいと思います。
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☆アップ
・コートを3分間ゆっくりランニング(左右両回り)
・ブラジル体操(ストレッチを兼ねて動きながら)
☆ストレッチ
・ブラジル体操で補えない箇所
☆フェイク解説
・体の向き
フェイクはフェイクのためのフェイクではなく、裏を取る事が第一優先。
裏を取れるならば裏に走った方がチャンスになるので、フェイクで
戻る必要は無い。
という事は【裏を取る】事が大前提なので、自ずと体は前方にダッシュ
出来る姿勢になる。
顔はボールに向ける。(ボールを見る。)
足は前方に走れるように。体の向きも前。
☆フェイクの動きに必要なステップ
・両足を地面につけたまま立ち幅跳び。
・腕を振って大股で一歩踏み出す。
・腕と一緒に足も大きく後ろに振って、足を振り子のようにして
足を振る勢いを利用して片足で跳ぶ。
☆ALAの裏を取る動き→スルーパスを出す、受ける(1)
・3人1組でボール1個。
・パス出し(FIXO)と受け手(ALA)、ディフェンス役に分かれる。
・FIXOはセンターサークル後方2mぐらいの位置、ALAはセンターラインの
サイドライン際に立つ。
・コーチがディフェンス役として立っているので、ALAはその裏を狙って走る。
FIXOはディフェンスの裏に手でボールを投げてALAにパス。
・ALAは顔と足の向きに気をつける。
・腕と一緒に足も大きく後ろに振って、足を振り子のようにして
足を振る勢いを利用して片足で跳ぶ。
☆ALAの裏を取る動き→スルーパスを出す、受ける(2)
・上記のプレーを足で行う。
・FIXOはインサイドキックでパスを出し、ALAは裏に走って
インサイドでトラップする。
☆ALAの裏を取る動き→フェイクで戻る(1)
・3人1組でボール1個。
・パス出し(FIXO)と受け手(ALA)、ディフェンス役に分かれる。
・FIXOはセンターサークル後方2mぐらいの位置、ALAはセンターラインの
サイドライン際に立つ。
・コーチがディフェンス役として立っているので、ALAはその裏を狙って走る。
ディフェンスはわざとALAの裏を取る動きに釣られてALAにくっついて行く。
ALAはディフェンスがくっついて来たのを確認したら元の位置に戻る。
元の位置よりも後ろに戻り過ぎるとボールを攻めるゴールから遠ざける
事になるので、元の位置より後ろに下がらないよう気をつける。
・FIXOはALAがフェイクで戻った瞬間に手でパスを出す。
☆ALAの裏を取る動き→フェイクで戻る(2)
ALAは常にライン際を走る事。
少しでもコートの中に寄ってしまうとゴレイロが飛び出して来れる
位置に入ってしまうので、シュートが打てない。
もちろんFIXOもスルーパスはコーナーアーク手前2mぐらいに出すようにする。
・左右両サイド行う。
☆ALAの裏を取る動き→スルーパスを出す、受ける(2)
・上記と同じようにFIXOとALAに分かれる。
・(1)と違い、今度はディフェンス役のコーチが裏を取られないように、
マークに付いて来る。
ALAはディフェンスの動きをよく見て、裏を取れない場合は
1~2歩後ろに戻り足下でパスをもらう。
※フェイクの動き
・フェイクの動きから足下にパスをもらったら、前を向いて1対1の
ドリブル勝負をしかける。
・左右両サイド行う。
☆ALAの裏を取る動き→スルーパスを出す、受ける(3)
・上記(1)(2)の応用。
・今度はディフェンス役のコーチが裏を取られないようにしっかりマークに
つくだけでなく、フェイクの動きにも対応するので、ALAはディフェンス役の
コーチと裏を取るのかそれともフェイクで足下にもらうのか、
【駆け引き】をする!
ディフェンスがついて来ないなら裏に走る、ついて来たらフェイクで戻る、
フェイクにもついて来たら再度裏を狙う、
この動きを繰り返し行い、FIXOとコミュニケーションをしっかり取って
パスをもらうようにする。
☆ALAの裏を取る動き→スルーパスを出す、受ける(3)~応用~
・上記(3)のディフェンスを実際に受講者が行う。
・ディフェンスの体の向きを解説。
☆PIVOを置いての1対1
・ALAの位置で1対1を行う。PIVOを有効活用する。
・ディフェンスはPIVOにパスを出されないポジショニングを心がける。
・FIXOはALAとコミュニケーションを取り、スルーパスか足下か判断を早くする。
・ALAは積極的に裏を狙う。裏を狙って、ダメならフェイクで戻って足下で
パスを受ける。
パスを受けたら1対1。
PIVOとワンツーパスも選択肢に入れる。
☆ゲーム
・【パスをもらう動き=フェイク】を意識してのゲーム。
・ディフェンスの側にいたらパスをもらう事は出来ない。
だからディフェンスのマークを外すためにフェイクをかける必要がある。
・ボール保持者は無理してパスを出そうとせず、パスコースが無ければ
簡単に後ろに戻す事。
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以上が08,1/5(土)に開催した【ALA1対1+フェイク講習会】の内容に
なります。
チーム練習等の参考にしていただけたら幸いです。