ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

08,2/9(土)【リフティングが0~10回、ドリブルが苦手な、蹴り方を知りたい方】対象、超初心者講習会レポート

08,2/9(土)に開催した

【リフティングが0~10回、ドリブルが苦手な、蹴り方を知りたい方】

を対象とした超初心者講習会のレポートです。

☆サッカー・フットサルの各種教本にはリフティングのコツなどが

 載っていますが、連続写真や文章の解説だけではなかなか上手く

 蹴れるようになりません。

 ドリブルやキック(数種類)についても同様です。

 やはり教本では限界があり、具体的にボールを蹴る場所やフォームが

 わからなければ上手く蹴れません。

 今回は地面から足でリフティングが出来るようになるためのコツから

 ドリブルのコツを指導し、少しでもレベルアップ出来るような

 トレーニングを行いました。

 

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☆アップ

・ボールを使った鬼ごっこ(手でボールを保持)

・ボールを使った鬼ごっこ(足でボールを保持)

☆ストレッチ

☆ボールの中心を知るための練習(1)

・片手でボールを持って、掌にボールを乗せて落とさないようにする。

・片手でボールを持って、人差し指~薬指の3本だけでボールを支えて

 落とさないようにする。

・片手でボールを持って、中指か人差し指どちらか1本だけでボールを

 支えて落とさないようにする。

※ボールの中心を支えられればバランスが取れるので落とさなくなる。

☆ボールの中心を知るための練習(2)

・ボールを足の裏で押さえて、ゆっくり体の方に転がす。

 ボールが足の甲の上に乗った瞬間にボールをすくい上げて足の甲に

 乗せる。

 ボールの中心を足の甲に乗せる事が出来ればバランスが取れるので、

 ボールは転がらずに足の甲にずっと乗せ続ける事が出来る。

☆リフティング練習(1)

・ボールを手で持ち、落としたボールをインステップで真上に軽く

 蹴り上げる。

・足の指は上に向けず、床と平行になるようにする。

・蹴り上げる時は足首に力を入れる。足首に力を入れないとボールが

 落ちて来る力に負けてしっかりと蹴り上げる事が出来ない。

・腿は上げないようにする。膝から下だけを使ってスナップをきかせて蹴り上げる。

※ボールの中心を足の甲で真上に蹴り上げる事が出来ればボールは回転しない。

 ボールに回転がかかっている=ボールの中心を蹴れていない

 ボールコントロールの技術向上を考えた場合、リフティングはボールに

 回転をかけずに、無回転のボールで続けた方が良い。

☆リフティング練習(2)

・手でボールを持って始める。

・足の甲でボールを真上に蹴り上げ(無回転になるように)、

 1回地面に落としてから再度真上に蹴り上げる。

 これの繰り返し=1バウンドリフティング。

※上記(1)と同じフォームで行い、ボールに回転をかけない事を

 心がける。

☆リフティング練習(3)

・上記(1)(2)でトレーニングした事を活かして、リフティングを

 行う。

 インステップでボールに回転をかけずにリフティング。

 最高記録を目指してもらいました。

☆リフティング練習・補足

・手でボールを持たずに、床にボールを置いて足からリフティングを

 始める方法。

・まず利き足の足裏でボールを押さえる。

 ボールの置く位置は利き足を伸ばして、軽くひざを曲げてボールを

 足裏で押さえられる位置。

 体から少し離して。

・ボールは球体なので、おもいっきり転がさなくても自然に転がります。

 だから、ボールを押さえている利き足の足裏で、ボールを体に向かって

 軽く引く。(足裏でま後ろに引く)

 軽くボールを引くと同時に、ボールを引いた足(利き足)をすぐ床に

 つける。

 そうすると足裏で引いたボールが自然に利き足の甲の上に乗るので、 

 乗った瞬間に足首のスナップを効かして上に跳ね上げる。

※蹴り上げるのではなく、足首だけで跳ね上げるイメージです。

 跳ね上げる時は指先を主に使います。

・跳ね上げたらそのままボールを床に落とさないでリフティングを続ける。

☆ドリブル練習(1)

・つったちドリブル。シュート・パス・ドリブルがすぐ出来るドリブル。

☆ドリブル練習(2)

・同じ人数ずつ向かい合って、お互いに向かってドリブル。

 正面の人にぶつからないようにドリブル。

☆ドリブル練習(3)

・正方形のエリアを作って、各4辺に同じ人数ずつ並ぶ。

 各4辺の選手が同時にドリブルを開始。

 正面と左右の人にぶつからないようにドリブル。

☆ドリブル練習(4)

<インサイドフックでの切り返し>

・右方向へドリブルしてサイドライン際でボールを右足インサイドで

 止め、左へ方向転換。

 インサイドでボールを止める際に足首に力を入れ、足を振り下ろすように

 踝から土踏まず辺りでボールを押し出すように軽く触る。

 この時の力が強すぎるとボールが左へ弾かれてしまい、体から離れて

 追いつかなくなってしまう。

 力加減に注意する。

 左へ方向転換したら左サイドへドリブルし、サイドライン際でボールを

 左足インサイドで止める。その後右サイドへドリブル。

 これの繰り返し。

<アウトサイドフックでの切り返し>

・右方向へドリブルしてサイドライン際でボールを左足アウトサイドで

 止め、左へ方向転換。

 アウトサイドでボールを止める際は足を伸ばして、左足首をフックのように

 曲げて、踝から小指の付け根辺りでボールを押し出すように軽く触る。

 この時の力が強すぎるとボールが左へ弾かれてしまい、体から離れて

 追いつかなくなってしまう。

 力加減に注意する。

 左へ方向転換したら左サイドへドリブルし、サイドライン際でボールを

 右足アウトサイドで止める。その後右サイドへドリブル。

 これの繰り返し。

☆ドリブル練習(5)

・マーカーを3m間隔に置いて、その間を片足でジグザグにドリブル。

・マーカーの間を通る時に必ずインサイドフックとアウトサイドフックを

 駆使する。

☆ドリブル練習(6)

・上記マーカーの間隔を1m未満の短い距離にする。

・ボールを軽く押し出すようにドリブルしなければ、ボールが体から離れて

 マーカーの間を通れなくなってしまう。

・力加減とボールをいかに細かく触るかを体で覚えましょう!

☆ドリブル練習(7)

・マーカーをジグザグになるように配置する。

・各マーカーを越える時に35度ぐらいの鋭角でのターンが必要に

 なって来るので、上記(6)よりも足首を深く曲げてボールの進む

 角度を変えなくてはいけない。

・(6)と同様にインサイドフック、アウトサイドフックを駆使する。

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以上がトレーニング内容になります。

チーム練習・個人練習の参考にしていただけたら幸いです。