ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

JYフットサルスクール日記(6/5) 第3回

08,6/5のJYフットサルスクールのトレーニング内容を

公開します。

 

当日は参加人数が少なかった事もあり、

個人の基礎技術向上と個人戦術を中心にトレーニング

しました。

 

☆アップ

体をほぐすためにコートをドリブル(左右3周ずつ)しました。

アップでは上記ドリブルの他に動きながらの関節運動も行います。

 

☆足裏技術向上練習

JYのメンバーは今年からフットサルを始めた選手ばかりなので、

まだフットサル特有の足裏の使い方に慣れていません。

そのため足裏だけを使った技術練習は必須です。

 

・足裏(指~指の付け根)でボールを押さえて、前後に 大きくボールを動かす。右×10、左×10。

・慣れて来たら軸足のステップをつけて。

 同じように左右行う。

・足裏(指~指の付け根)でボールを押さえて、

 横に大きくボールを動かす。

 がに股になるような姿勢で右足でボールを押さえて、 右足指~指付け根でボールを

 左に転がす(真横)。

 左に転がしたボールを左足裏で止める。

 左足裏で止めたらそのまま右側に転がす。

 この繰り返し。

 慣れてきたらステップをつける。

 

☆パス練習

・2人1組でボール1個

・2mの距離で向かい合って「足裏」のみでパス交換。

 足裏でトラップしたらその足裏でそのまま相手に返す。

・一人は右足を使って相手の左足へ、

 もう一人は左足を使って相手の右足へ。

・慣れて来たらステップを入れて行う。

・応用として、一人(A)は右足を使って相手の右足へ、

 もう一人(B)は右足を使って相手の左足へ、

 Aは左足でボールを受けたら次はBの右足へパス。

・応用解説:Aはクロスして出す、Bは真っ直ぐ返す

 というようにパス交換。

 

☆パス練習(2)

・2人1組で5m程度の距離で向かい合ってパス交換。

 トラップを足裏で行う。

 ただし、ボールはその場に止めないで、

 トラップしたら少し前方に転がす。

 前に転がす事で一歩踏み込んで蹴る事が出来るし、

 次の動作に移りやすい。

 トラップでボールをその場に止めると、ボールを

 蹴りにくくなってしまうので、足裏でトラップする際は

 軽く前に転がすようにする。

 

☆ドリブル練習

・マーカーを使ってのドリブル練習。

 マーカーの間隔は二足長。

(1)得意な部位でのドリブル。

(2)足裏とインサイドを使ってのドリブル。

  足裏でボールを横に転がすようにマーカーをかわし、

  ボールを足裏で横に転がしたらインサイドで

  縦に抜くようにドリブルをする。これの繰り返し。

 

☆トラップでDFをかわしてのシュート練習

 

<右サイドの場合>

・FIXOから右足にパスをもらい、パスをインサイドでトラップする。

 ボールがインサイドに当たる瞬間に足首の角度を変え、

 サイドライン沿いにインサイドパスを出すようにボールを軽く押し出すように

 トラップして、つめて来たDFをかわす。

 右サイドのラインにそって縦にインサイドトラップしたら、

 シュートを打てるように前を向く。

 そしてファーポストめがけてシュートを打つ。

・左サイドはその逆。

 左足のインサイドで、ライン沿いにボールを押し出すようにトラップして

 DFをかわしたらファーポストへシュート。

 

☆2対1

フットサルの試合ではカウンターで3対2もしくは

2対1のオフェンス数的優位の状況からが、

最も得点が生まれます。

このオフェンスがディフェンスよりも1人多い状況で、

どのようにすれば楽な状態でシュートを打てるのかを意識して行ってもらいました。

DFとGKが一番嫌がるプレーはシュートです。

最初から味方を見て横パスを出そうとしていてはDFは予測が立てられるので

楽にボールを奪う事が出来ます。

またドリブルで抜こうとする事も同様です。

オフェンスはDFよりも1人多いという事を利用して、DFとGKに的を絞らせず、

なおかつ【シュート】【ドリブル】【パス】という3つの選択肢を組み合わせて

DFを翻弄し、楽にシュートを打てる状況を作り出すのが目的です。

理想はパス&ゴーの繰り返しで無人のゴールにボールを押し込むだけというプレーです。

キックフェイントでDFを引き付けて、切り替えしからシュート。

ドリブルでDFを引き付けて、味方をよりフリーな状況にしてからラストパス。

味方を利用してのワンツーパス等。

 

☆PK練習

ペナルティキックは試合の勝敗を決める重要なプレーの

一つでもあります。

練習をする事によってキッカーとGKはお互いかけひき

する事を覚えたり、キックの精度・反応速度を上げる事

が出来るので定期的にトレーニングして行きたいと思っています。

 

(1)右足インサイド

(2)左足インサイド

(3)右足インステップ

(4)左足インステップ

(5)右足トゥーキック

(6)左足トゥーキック

(7)得意なキック