ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

07,12/23 ヨココムフットサルクリニック・レポート

07,12/23に開催したヨココムフットサルクリニックの

トレーニング内容を公開致します。

 

当日は【動きながらのボールコントロール】がテーマです。

 

 

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☆アップ

・コート内を自由にドリブル。

 アップなので体をほぐす程度にゆっくり、好きな部位でドリブルする。

 

☆ストレッチ

 1種目10秒~15秒ぐらい。

 

☆インサイドキックの正しい蹴り方解説

・インサイドキックの正しい蹴り方を見本を交えて解説。

 ボールを蹴る瞬間だけ足首に力を入れ、それ以外では常にだらっと力を抜 いてプレーする。

 股関節を開いて踝部分でボールの中心を蹴り、蹴った後はあまり足を

 上げ過ぎないでパスの進行方向に踝を向ける。

 踝部分が左を向いていたらボールは左に流れ、踝部分が開きすぎて右を

 向いていたらボールは右に流れる。

 真っ直ぐパスを出したいならば、踝は真っ直ぐ正面に向ける。

 足を振り上げ過ぎるとボールの中心が蹴れないので、足は振り上げない。

 蹴るというよりは力強く押し出すイメージでプレーする。

 

☆動きながらのパス&トラップ(1)

・2人1組でボールを1個保持。

 2人は常に2mぐらいの短い距離を保つ。

・ボールを持っていない側(A)が後ろにジョグで下がり、

 そこにもう一人(B)がパスを出す。

 Aは後ろに下がりながらインサイドキックでボールを軽く返す。

 インサイドキックでボールを軽く返したら再度後ろ向きでジョグ。

 BはAが返したボールを再度Aに軽くパス(ノートラップ)。

 これをサイドラインからサイドラインまで繰り返す。

 

☆動きながらのパス&トラップ(2)

・2人1組でボールを1個保持。

 2人は常に5mぐらいの距離を保つ。

・ボールを持っていない側(A)が後ろにジョグで下がり、

 そこにもう一人(B)がパスを出す。

 Aは後ろに下がりながら足裏でボールをその場に置くようにトラップする。

 その場にボールを置いたら再度後ろ向きでジョグ。

 BはAが置いたボールに対して走り寄り、再度Aに軽くパスを出す(ノートラップ)。

 これをサイドラインからサイドラインまで繰り返す。

 

☆左右に動きながらのキック練習

・2人1組になり、2m程度の距離で向かい合う。

 片方は座ってボールを手で持つ。

 もう片方がプレーヤーになる。

・座ってボールを持っている人がボールを左右に軽く転がす。

 プレーヤーが左右にサイドステップしながらノートラップでの

 インサイドキックでボールを返す。

・正しいフォームを身に付けるためなので力は入れず、1球1球丁寧に

 フォームを確認しながらボールを蹴る。

 蹴ろうとすると足首が曲がってしまい、きれいなパスが出せないので

 踝部分に当てるイメージでプレーする。

 サイドステップやフォロースルー時はだらっと力を抜いてプレーし、

 ボールに足を当てる瞬間だけ足首に力を「ぐっ」と入れる。

 

☆動きながらのインサイドキック練習(1)~ショートパス~

・参加者の半数がボールを持ち、5m間隔でジグザグになるような位置

 をとる。その場所で座ってボールを持つ。

・インサイドキックを行うメインプレーヤーたちは、座ってボールを保持

 している人たちに向かって走って行く(ジョグ程度の速さで)。

・最初は左側の人に向かって行って、ボール保持者が手でボールを

 転がすので、そのボールを左足でインサイドキックしてボール保持者へ返す。

 続いて、ジグザグに走るように右側の人へ向かって行き、同じように

 転がされたボールをインサイドキックでボール保持者へ返す。

・パスはノートラップで出す。

 これの繰り返し。

 

☆動きながらのインサイドキック練習(2)~ミドルパス~

・上記と同じトレーニングで距離を伸ばす。

 パスを返す距離が伸びるので、より強く返さなくてはいけない。

 強くパスを出す場合でもフォームが崩れないように意識する。

・パスはノートラップで出す。

 

☆動きながらのコミュニケーションパス(1)

・2人1組でボール1を個持ち、1タッチ(ノートラップ)でのジグザグ

 パス交換。

 この時、左サイドの選手は左足でノートラップパス。右サイドの選手は

 右足でノートラップパスをする。

 ジョグ程度での走りながらのプレーになるが、パスの受け手は

 出し手に対してどの辺りにパスが欲しいのか言葉やジェスチャーで指示を出す。

 

☆動きながらのコミュニケーションパス(2)

・マーカーコーンを1m間隔で置き、20mぐらいの距離を2人1組で

 1タッチ(ノートラップ)でのジグザグパス交換。

 この時、左サイドの選手は左足でノートラップパス。右サイドの選手は

 右足でノートラップパスをする。

・マーカーの間隔が1mなので、どのようにしたらノートラップで

 マーカーにボールを当てる事無くノーミスでパス交換が出来るかを考える。

・お互いの距離を非常に短くする。

 距離が離れれば離れるほどパスを通すのが難しくなる。

 短いパスと長いパスどちらが簡単かを考える。

・強く蹴ってしまうとボールのスピードが速くなり過ぎて受け手が

 あわせられないので、相手の位置と相手が蹴りやすい場所を意識して、

 軽くインサイドでボールをプッシュするようにパスを出す。

・力加減が大事。力加減を自分でコントロール出来るようにする。

 踝に当たらないと相手が取りにくいパスになってしまうので、

 正しいフォームで軽く相手にパスを出す。

・左右両サイド行う。

 

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以上がトレーニング内容になります。

チーム練習、個人練習等の参考にしていただけた幸いです。