ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

08,8/30(土)超初心者講習会【リフティングが0~20回、ドリブルが苦手なプレーヤーのための技術トレーニング】レポート

08,8/30(土)に開催した超初心者講習

【リフティングが0~20回、ドリブルが苦手なプレーヤーのための技術トレーニング】

のトレーニング内容を公開致します。

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☆アップ

・コートを左右2周ずつ軽くランニング。

 コーナーを回る際の体重移動、体にかかる負荷の問題から必ず左右両方回る。

☆ボールの特徴をつかむ。

・ボールは丸いので足裏で軽く転がすだけで、自然と動く。

・足裏を使ってどの程度の力でボールを触れば、どの程度動くのか

・力加減(強弱)を覚える。

・ボールのどの場所(ボールの上下左右)を触ると、どのように動くのかを

 理解する。

☆地面からボールをすくい上げる練習(インステップ)

・ボールの転がる進行方向に足を置けば、勝手にボールは足の上を

 上って来る。

・ボールが足の上に乗った瞬間に腿を体の近くで真上に引き上げる。

 そうするとボールが足の上に乗った状態で真上に上がる。

☆地面からリフティングを始める練習

・体の前にボールを置いて足裏でボールを押さえる。

 そしてボールを体に近づけるように足裏でゆっくり引く。

 ボールを引くと同時に引いた足をすぐさまボールの進行方向に置く。

 ボールの進行方向に足を置けば自然とボールは足の上に乗って来る。

 足の上にボールが乗った瞬間に足首のスナップを利かせて

 つま先でボールを上に跳ね上げる。

 そうするとボールが少し上に上がるので、あとはそのまま

 ボールを蹴り続ければリフティングが出来る。

☆リフティング歩き

・その場でリフティングを行っても良いが、その場だと片足だけでリフティングをした場合、

 リズムが非常に取りづらい。

 特にビギナープレーヤーはリズム良く両足でリフティングをする事が

 苦手なので、まずは無理やり両足を使わざるを得ない状況にし、

 両足でリフティングをしてもらいました。

 リフティングをしながら前に進むという事は片足でやるよりも、

 普通に何もない状態で歩くように両足交互に使ってプレーする方が

 リズム良くリフティングが出来ます。

     

☆アウトサイドでボールをすくい上げる練習

・体の横にボールを置いて、足裏でボールを押さえる。

 足裏で体に近づけるようにボールを引いて、ボールを引くと同時に

 足を離してその足をボールの進行方向に置く。

 ボールが足(アウトサイド)の上に乗ったと同時に膝を曲げて、

 腿を体に近づけるように前に引き上げる。

 そうするとボールは足のアウトサイドに乗った状態で真上に上がって来る。

☆ドリブル練習

・ボールを体の前に置いて、足裏(親指付け根辺り)を使って両足交互に

 リズム良くボールを前に押し出して行く。

・ボールを体の前に置いて、足裏(親指付け根辺り)を使って両足交互に

 リズム良くボールを後ろに引いて行く。

・インサイドを使って両足交互に触るドリブル。

 前に前に行こうとしないで、なるべく1タッチを軽く触ってステップを細かくする。

 細かく沢山ボールに触る。

・両足アウトサイド(インサイドと同様にプレーする)

☆自分のドリブルスピードを知る

・自分の好きな部位(インステップ、インサイド、アウトサイド)を使って

ドリブルし、

 コーチが指示する位置でボールをストップする。

 ボールが体から離れないように常に体の近くに置いてドリブルする。

 1タッチが大きくならないように細かく沢山触る。

 ただし、スピードは落とさない。

 最初は短い距離で自分のドリブルスピードとトラップするまでの時間や

 難しさを知ってもらいたかったので、30cmで行いました。

 続いて、少しずつ距離を伸ばして行って、1m・2m・3m・5mの

 ダッシュドリブルを行いました。

☆ディフェンスの裏を取る

・2人1組でオフェンス、ディフェンスに分かれる。

 オフェンスとディフェンスの距離は常に2m程度を保つ。

・オフェンスはインサイドとアウトサイドを駆使して、細かいタッチの

 ドリブルでディフェンスを左右に揺さぶる事を意識する。

 そして、ディフェンスの膝を見て、ディフェンスの膝に体重が

 「ぐっ」と乗った瞬間にディフェンスの背中側へドリブルする。

・ディフェンスの姿勢は半身の状態を保つ。

 背中側へドリブルされたらすぐに体の向きを逆にする。

※オフェンスはインサイドとアウトサイドを使って、左右に細かく

 ジグザグドリブルするイメージで行う。

☆ディフェンスとの距離(自分の間合いを知る)

・2人1組でオフェンス、ディフェンスに分かれる。

 オフェンスとディフェンスの距離は常に2m程度を保つ。

・ディフェンスは膝を曲げ腰を落とし、足をおもいっきり伸ばして

 ボールに足が届くか届かないかの距離を保つ。

 完全にボールに足が届く距離だとスピードで抜かれたり、

 1フェイントでかわされてしまうので、近寄り過ぎない。

 逆に、足が全く届かない距離だとディフェンスからのプレッシャーが

 無い状況になってしまうので、それだとオフェンスは楽にパスが

 出せてしまうし、ドリブル・シュートなんでも自由にプレー出来てしまう。

 足がボールに届くか届かないかの距離だと、オフェンスはボールを

 奪われるかもしれないというプレッシャーが常に感じる。

 また、オフェンスが少しでもボールコントロールを誤って、

 数cmでもボールが体から離れればすぐにボールを奪いに行ける距離でもある。

・オフェンスは好きなドリブルで細かいタッチでゆっくりドリブルする。

 ディフェンスはボールに足が届くか届かないかの距離を保つ。

 オフェンスがゆっくりドリブルするので、ディフェンスは近寄り過ぎないように

 距離を保ったまま後ろに下がっていく。

 これの繰り返し。

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以上がトレーニング内容になります。

チーム練習や自主トレーニングの参考にしていただけたら幸いです。