ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09.5/3(日) MIRACLONチーム練習

09.5/3(土)のMIRACLONチーム練習レポートになります。

 

 

☆アップ

・コートを左右2周ずつランニング

 

☆コーディネーショントレーニング+柔軟(1)

・2人1組でサイドライン同士で向かい合う。

 

(1)パワーポジションの姿勢から両手でボールを持って、下手投げで

 ボールをパートナーへ放る。

・踵と爪先→膝下→腿→腰→背筋→腹筋→肩→手→ボール

 というように、身体全体の力を足から伝えていって、

 最後にボールに力を加えて放るようにする。

 腕の筋力だけで放るのはタブー。それだとコーディネーションにならない。

・柔軟も兼ねているので、身体の隅々まで意識しながらプレーをする。

 

(2)横を向いて、身体は横を向いたまま腰を無駄に捻らず、

 両手で同時にボールを掌で押し出すように放る。

 これも手の力だけでプレーしない。

 

(3)サッカーのスローイングのように、両手でオーバースロー。

 

(4)上記をジャンプして行う。

 

☆基本技術習得練習

・インステップで無回転のボールを蹴るトレーニング。

 両手でボールを持って下に落とし、インステップでボールを無回転で

 真上に蹴り上げる。

 蹴り上げたら一歩前進し、サイドサインの幅を歩いて行く。

 ボールが回転したらスタート位置に戻ってやり直し。

・インサイドでリフティング

・アウトサイドでリフティング

 

※リフティングはボールの中心をとらえるための基本練習です。

 リフティングのための練習は試合の役に立ちませんが、浮き球トラップ・

 強シュート・正確なパスを身に付けるためには最適なトレーニングです。

 毎日とは言わないまでも必要無いビギナー選手はいないはずです。

 

☆基本技術習得練習(アウトサイドキック)

・マーカーを4つ使って、菱形の位置にセットする。

 4つのマーカーのうち、対面の2箇所に選手は分かれて列を作る。

 左右のマーカーは無人。

 対面でボールを1個ずつ保持する。

 

<右足アウトサイドキックの場合>

・右足裏でボールを押さえ、左側のマーカーに向かって右足裏で

 ボールを転がしながらドリブルをする。

 

 

☆インサイドキック練習(ノートラップ)

・数人ずつ対面に分かれてインサイドキックのパス交換。

・全てノートラップでキックする。

・右足→右足、左足→左足

 

☆パス回し練習(3対1)

・コートを4等分して、各グリッドに4人ずつ入る。

・4人1組を作ったら3対1の形を作る。

・オフェンスはDFよりも2人多いのだから、常にパスコースを2つ作る。

 DFが防げるパスコースは1つだけ。パスコースを1つ切られてもパスコースが

 2つあれば必ずパスは回せる。

 パスを出したら「L」の字を作るように3人が位置関係を整える。

 パスを受ける際に体の向きに気をつける。

 せっかくパスコースが2つあっても体の向きが1つの方向しか向いていなかったら

 逆サイドにパスを出す事が難しくなる。

 体の向きは常に2つのパスコースどちらにも出せるように広角にしておく。

 

☆ボールキープ練習

・2人1組を作ってオフェンスとディフェンスに分かれる。

・オフェンスとディフェンスは1mの距離に向かい合う。

・オフェンスは常に攻めているゴール方向を向いてボールを左右に動かしながら

 右サイドから左サイド、左サイドから右サイドへとドリブルをする。

・ディフェンスは腰を落とし、左右どちらにドリブルされてもついて行けるように対応する。

 

☆ロングボール対策練習

・PKマークと第2PKマークの間ぐらいにPIVO(オフェンス)とFIXO(デイフェンス)

 に分かれる。

 反対側のゴールからGKがロングボールを投げるので、PIVOがトラップしてから

 1対1の攻防を行う。

・GKからのパスが弱かったらFIXOは前に出てカットしても良い。

・ディフェンスは腰を落とし、半身にならずにPIVOの背中に胸をつけて、

 振り向かせないように守る。

 ボールを奪おうとするとどうしても半身になってしまうので、ターンされやすくなる。

 PIVOにターンされるとGKと1対1の状況を作られてしまい、失点の危険があるので、

 ボールを奪うのではなく振り向かせない事を第一に考える。

 振り向かせないようにして時間を稼げはPIVOは勝手に自滅する。

 

※試合中であれば振り向かせないようにして時間を稼ぐ事によって、

他の味方が挟み来てくれる。サンドしてボールを奪える利点がある。

 

☆4-0のパス回し練習

・BOXの形から始まり、逆台形をイメージする。

・4人の距離を縮める事を意識する。

・パスは常に後ろ足に出す。

・パスを出した選手はDFとDFの間に入ってパスをもらう事を意識する。

 DFとDFの間に入った瞬間、DFが対応出来なければ足裏トラップからボールを前に運んで

 そのままドリブルで攻める事が出来る。

 パスをもらった瞬間にDFが体を寄せて来たら前を向けないので、

 簡単に後ろの選手の戻して再度4-0のパス回しに加わる。

・ボール保持者の選択肢は3つ(縦、中、逆サイド)。

 

☆4-0のパス回しからのゲーム

・GKがボールを保持した状態(ゴールクリアランス)からスタート。

・まずは4人がBOXの陣形を取る。その際にDFが中を空けていればGKから直接

 PIVOにくさびのパスを出す。

 前の2人は常に中に下りれるようにしておく。

・後ろの2人にパスが出たら4-0のパス回し。

 ここでも当然選択肢は3つ(縦、中、逆サイド)。

 

 

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以上が09,5/3(日)のMIORACLONチーム練習です。

チーム練習や自主トレの参考にしていただけたら幸いです。