ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

MIRACLONチーム練習(09,7/11)レポート

●5分間走

・ミドルパワーで5分間走りきる。

・マラソンのようにペース配分を考えるのではなく、最初から飛ばします。

 自分の中でキツいペースで走り、そのキツい状態を保ったまま最後まで走る。

・2分30秒で逆回り。

 

●ブラジル体操

・動きながらの関節運動。動的ストレッチ。

(1)腕、肩、脇

(2)背中、腰

(3)下半身

(4)股関節

(5)股関節-静的ストレッチ

(6)足首-静的ストレッチ

 

●基礎技術&視野の確保(1)

・マーカーを8個使って正方形を作る。

・マーカー3つで正方形の一辺を作る。

・各マーカーの間隔は1m。

・7人でプレー。

・7人それぞれがマーカーとマーカーの間に入る。

 7人でプレーをするのだから一辺だけ誰もいない辺が出来る。

・ボール1個使い、それを手で保持する。

・ボール保持者はボールを手で他7人の誰かにパスを出し、

 空いている辺に移動する。

 この時、必ずマーカーの外を通って移動する。

 

<ポイント>

・パスを出す際に名前を呼んで「パスを出します」という事を意識させる。

・パスを出した後はなるべく早く移動する。そして走るスピードも速く。

 

●基礎技術&視野の確保(2)

・慣れてきたら上記トレーニングをボール2個で行う。

・ボール1個は手でパス、もう1個は足でプレー。

・足で扱うボールは2タッチ以内。ノーミスを意識する。

 

●基礎技術&視野の確保(3)

・(2)のトレーニングに慣れたらボールを1個に減らし、足で扱う。

 ただし、1タッチ。

 

●基礎技術&視野の確保(4)

・(4)のトレーニングに慣れたら再度ボールを2個に増やす。

 ボールは2個とも足で扱う。

 ただし、2タッチ。

 

●パラレラのパス練習(1)

・2人1組でパラレラの浮き球を出す練習。

・ラインを背負った向きで体は中を向いたまま、ライン際に縦パスを出す。

・縦パスはあまり高く浮かさない。DFの伸ばした足を越えれば十分なので、

 膝上ぐらいの高さのパスを出す事を意識する。

・左右両足練習する。

 

※パスを出す部位はアウトサイドではない。親指から人差し指あたりを使う。

 親指、人差し指をボールの下の隙間に入れ、膝から下だけを使って、

 ボールをすくうようにして跳ね上げる。

 ボールを跳ね上げる際はつま先をライン際へ向ける。

 つま先がコートの内を向いているとボールはコートの内へ跳ぶ。

 パラレラはコーナーアーク付近のスペースを使うプレーなのだから、

 パスはライン際でなくてはいけない。

 コートの内へ行けば相手FIXOやGKに近づくので、ボールを奪われてしまう。

 だからライン際へパスを出すために、つま先をライン際へ向けてボールを跳ね上げる。

 

●パラレラのパス練習(2)

・パラレラのパスに慣れてきたら、後ろ足に味方からパスをもらった時をイメージして

 縦パスを出す時を想定して練習する。

 

<右サイドの場合>

・後ろ足(左足)に来たパスを後ろ足(左足)の足裏でトラップする。

 左足裏で右側へ真横にスライドさせるように転がし、右足のつま先の前を

 ボールが通過する瞬間にボールの下につま先をひっかけ、

 膝から下でボールを跳ね上げるように縦パスを出す。

 

※左サイドの場合は逆足になります。

 

●パラレラからのシュート練習

・FIXOとALAの2人でシュートまで持って行く。+PIVO

・ALAの前にDFを立たせて常に中のパスコースを切らせる。

・ALAはDFにパスをカットされなようにライン際へ膝上ぐらいの

 ループパスを出す。

・PIVOはファーポストに立つ。

・FIXOはALAからパラレラのパスを受けてファーポストへシュート。

 左右両サイド行う。

 

●FIXOとALAのワンツーパス

・FIXOからALAにパスを出す。そしてFIXOはALAに向かって行ってリターンパスをもらう。

 (この時のALA→FIXOのリターンパスは足裏でボールをキープ

 しているので、そのまま足裏でFIXOへボールを押し返すようなパスを

 出す。優しく。足裏を離してインサイドでパスを出す事はしない。

 ALAとFIXOの距離が近いのでインサイドキックでは強すぎるから。)

・ALAは足裏でFIXOへパスを出したら、すかさずライン際を前方に走る。

 FIXOはALAからのリターンパスをノートラップで、再度ALAの前方へリターンパスを出して

 ワンツーパスを行う。

 

●FIXOとALA、二人での崩し。

・FIXOがボールを保持してスタート。ALAにパスを出して、「パラ」or「ワンツー」と指示を出す。

 ALAはFIXOの指示通りのプレーを狙う。

※ALAがFIXOに指示を出しても良い。

・両サイド行う。

 

●コーナーキック練習

・ペナルティエリアのラインに3人が横並びになる。

・3人それぞれがマークを外す動きをし、キッカーの判断で3人誰を使っても良い。

 

 

**********************************

 

以上が09,7/11のチーム練習の内容になります。

チーム練習や自主トレの参考にしていただけたら幸いです。