ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

MIRACLONチーム練習(09,8/30)レポート

●ランニング(コートを左右3周ずつ)

・体重移動や体にかかる負荷を考えて、左右同じ回数だけランニング。

 

●フリーランニングでのパス交換

・パス交換したい相手の名前を呼ぶだけでなく、常にアイコンタクトも行う。

※イメージでパスを出すとミスが増えるので、必ず目視する。

 

●スキップ

・子供スキップを前後1往復ずつ

・ノーマルスキップ(手と足を大きく振って)を前後1往復ずつ

・ステップが細かくて速いスキップを前後左右1往復ずつ

・つま先タッチ(右手で左足つま先、左手で右足つま先をタッチする)スキップを1往復

・踵タッチ(右手で左足踵、左手で右足踵を背中越しにタッチする)スキップを1往復

 

※1対1でのディフェンスやドリブルでの細かいステップ、フリーランニング時の素早い動きなど

体にキレを出すには必須なトレーニング。

 

●ストレッチ

・怪我予防のため上半身、下半身を伸ばす。1種目×10秒程度かけてゆっくり。

 

※フットボールはボールを足で蹴るという動作が必須なので、股関節を開く・閉じるというストレッチを沢山行う。

 

●動きながらのパス&トラップ(1)

・2人1組でボール1を個持ち、5m間隔で向かい合う。

・ジグザグにパス交換をしながら前方へ進んで行く。

・常にパートナーの足下へパスを出す。

・パスを出す→少し走る→止まってパスを受ける。

・パス交換は2タッチで行う。

 

●動きながらのパス&トラップ(2)

・2人1組でボール1を個持ち、5m間隔で向かい合う。

・ジグザグにパス交換をしながら前方へ進んで行く。

・上記トレーニングを1タッチで行う。パートナーからパスをノートラップで

返さなくてはいけないので、

 確実にインサイドに当ててパートナーの足下へパスを出す。

・パスを出す→少し走る→止まってパスを受ける。

 

●GKのアップを兼ねてのインサイドキック練習(1)

・GKはゴールの中央に立ってボールを手で保持する。

・FPは第2PKマークの位置に縦に並ぶ。1人ずつ順番にプレーする。

・GKが手で転がすので、そのボールをゆっくり走りながらノートラップで

 インサイドキックでグラウンダーのボールをGKの正面に蹴る。

 GKは片足の踵と逆足の膝をつけてトンネルしないように、基本に忠実なフォームで

 正面に来るグラウンダーのボールをキャッチする。

 キャッチしたらそのまま両手でFPへ真っ直ぐボールを転がす。

・これを20本繰り返す。

 

●GKのアップを兼ねてのインサイドキック練習(2)

・上記プレーを左右に蹴り分ける。

・GKがサイドステップで左右に動くので、GKの動きにあわせてインサイドキックで

 グラウンダーのボールを蹴る。

GKは片足の踵と逆足の膝をつけてトンネルしないように、基本に忠実なフォームで

 正面に来るグラウンダーのボールをキャッチする。

 キャッチしたらそのまま両手でFPへ真っ直ぐボールを転がす。

 転がしたらすぐに逆サイドのポストへサイドステップする。

・これを左右10本繰り返す。

 

●GKのアップを兼ねてのインサイドキック練習(3)

・(1)のトレーニングを浮き球で行う。

 GKの胸めがけてインサイドキックで浮き球を蹴る。

・これを20本。

 

●GKのアップを兼ねてのインサイドキック練習(4)

・(2)のトレーニングを浮き球で行う。

・これを左右10本繰り返す。

 

●DFとの1対1を制してからのシュート

・OFはセンターサークルで待機。DFがボールを持ってゴール脇からドリブル。

 DFは第2PKマークまで来たらOFにパスを出す。パスを出したらその場に止まる。

 OFはパスを受けたらDFに向かってドリブルする。

 DFを1フェイントでかわしてシュートを打つ。

 

※OFのドリブル→フェイントというDFをかわして得点するための技術練習なので、

 DFはボールを奪うような動作は一切行わない。

 

●カットインからのシュート練習

・FIXO、ALA、DFに分かれる。

・DFはALAに対して内を絞るようなポジションを取る。

・FIXOはALAの足下へパスを出す。

・ALAはパスを受けたらまずは前を向く。

 

<右利き、左サイドの場合>

・右足インサイドでライン際を縦に突破しようとする動作をゆっくり行い、

 DFの体重をライン際の後方(右足)へかけさせる。

 DFの体重が右足に乗って、DFの右足の膝が「ぐっ」と曲がった瞬間に

 右足のアウトサイドでコート中央へ切り替えす。

・コート中央へ切り替えしたら即シュートを打つ。シュートは右足。

 

※アウトサイドのコート中央への切り替えしは真横ではなく、

 斜め前方へドリブルする。真横ではシュートが打ち難い。

 

<左利き、右サイドの場合>

・左足インサイドでライン際を縦に突破しようとする動作をゆっくり行い、

 DFの体重をライン際の後方(左足)へかけさせる。

 DFの体重が左足に乗って、DFの左足の膝が「ぐっ」と曲がった瞬間に

 左足のアウトサイドでコート中央へ切り替えす。

・コート中央へ切り替えしたら即シュートを打つ。シュートは左足。

 

※アウトサイドのコート中央への切り替えしは真横ではなく、

 斜め前方へドリブルする。真横ではシュートが打ち難い。

 

●2対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・GKがFP3人のうち誰かに(GKの判断で誰でも可)速くて低いボールをスローを投げる。

 GKからのスローを受けた選手がDF役になるので、GKからのスローをノートラップで

 自分以外の他2人にパスを出す。

 パスを出したらDFになるので、すぐに下がる。

 DF役がパスを出したら2対1が始まる。

 

※DF側にとって数的不利、OF側にとって数的有利な状況でのカウンターなので、

 もたもたせずに素早く攻撃を仕掛ける。なるべくシュートまでは5秒前後。

 

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。

 パス8本以内でシュートまで行く。

 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。

・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

 

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

 

●ゲーム

・両チーム共に前からボールを奪いに行く事を条件つけてのゲーム。

・前プレ回避のトレーニングに全時間を費やす。

・前プレ回避の方法として、

 (1)GKがボールを保持している時から後ろに3枚揃える。

 (2)BOXで単純に対角が下りてきて、1タッチ2タッチでパスを回して数回で裏を狙う。

 

 

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以上が09,8/30(土)に行ったチーム練習のレポートになります。

チーム練習及び自主トレの参考にしていただけたら幸いです。