ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09,11/21(土) MIRACLONチーム練習

09,11/21(土)に行ったMIRACLONチーム練習のレポートです。

 

 

●アップ

・コートを左右2周ずつランニング。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

 

●ストレッチ

・寒くなかったため、静的ストレッチを行いました。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

 

●足裏ボールコントロール(1)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 大きく前後に動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

 

●足裏ボールコントロール(2)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 左右両足を使ってボールを左右に大きく動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

 

●足裏ボールコントロール(3)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 アルファベットの「V」を描くようにボールを、「右斜め前→足下→左斜め前→足下→右斜め前→足下」と繰り返して動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

 

●ボールコントロール(アウトサイドフックターン)

・アウトサイドフックを駆使して180度方向転換をする。

 足首を直角になるように曲げて、ボールを真後ろへ押し出すようにプレーをする。

 ボールを押し出す際に軸足と体はボールの前方(方向転換する前の)へ移動させ、

 その後体をターンする側へ向け、アウトサイドで押し出すようにしてターンする。

・右足アウトサイドフックターン→左足アウトサイドフックターン→右足→左足の繰り返し。

 

●ボールコントロール(足裏ターン)

・足裏を使っての180度ターン。

・常に攻めているゴールを向いてプレーする。

 

<右足の場合>

・攻めているゴールが自分の体にとって左側という事を意識する。

 右サイドへコートを真横にドリブルし、右足の足裏でボールを止めると同時に

 ボールを真後ろ(左サイド方向)へ引く。

 ボールを引くと同時に左足を軸足として、体を攻めているゴールに向けたまま

 左回りにターンする。

 コート左サイドへターンしたらそのまま少しドリブルし、右足の足裏でボールを止めると同時に

 ボールを真後ろ(右サイド方向)へ引く。

 ボールを引くと同時に左足を軸足として、体を攻めているゴールに向けたまま

 右回りにターンする。

 

<左足の場合>

・攻めているゴールが自分の体にとって左側という事を意識する。

 左サイドへコートを真横にドリブルし、左足の足裏でボールを止めると同時に

 ボールを真後ろ(右サイド方向)へ引く。

 ボールを引くと同時に右足を軸足として、体を攻めているゴールに向けたまま

 右回りにターンする。

 コート右サイドへターンしたらそのまま少しドリブルし、左足の足裏でボールを止めると同時に

 ボールを真後ろ(左サイド方向)へ引く。

 ボールを引くと同時に右足を軸足として、体を攻めているゴールに向けたまま

 左回りにターンする。

 

●ボールコントロール(アウトサイド→足裏)

・その場でプレー。

・右足アウトサイドで軽く右に弾き、右側に転がったボールを右足の足裏で止め、

 止めた足裏をボールから離し、ボールをまたぐようにボールの右側へ右足を着地させる。

 (ボールが右足と左足のちょうど真ん中にあるように)

 右足をボールの右側へ着地させたら左足の膝を内側へ折って、左足アウトサイドで

 左側へボールを弾く。

 左側に転がったボールを左足の足裏で止め、止めた足裏をボールから離し、

 ボールをまたぐようにボールの左側へ左足を着地させる。

 (ボールが左足と右足のちょうど真ん中にあるように)

・これの繰り返し。

 

●シザースフェイント

・ボールを前方に軽く転がし、右足と左足を交互にボールを内側から外側へまたぐ。

 ボールが止まったら再度前方にボールを転がし、両足シザースを繰り返す。

 

●フォームチェック

・1人ずつドリブルからのシザースフェイントをしているところをビデオで撮影し、

 (1分程度、連続でシザースフェイントを入れたドリブルをする。)

 どのようなリズムでボールをまたいでいるのか、そして姿勢、足さばきなどを見て検証する。

 その後修正。

 

●1対1のDF

・2人1組でボールを1個、オフェンス側が保持する。

・オフェンスはゆっくりドリブル、DFはワンサイドカット(半身)の姿勢で腰を落とし、

 体重を後ろにかけ細かくステップを踏み、ドリブルにあわせて下がって行く。

 オフェンスは好きなタイミングでDFの背中側へ移動する。DFはその度に体の向きを変える。

 前足で内側のパスコースを消すようにし、後ろ足は逆への動きや縦への速い動きに対応するため、

 体を開くように後ろに置きます。その際、両足は肩幅よりも1.5倍程度に開き、腰は地面に手がつくぐらい落とします。

 

<姿勢について>

・DFは常に相手のどんな状況にも対処出来るように、腰を低く落とす。

 理想は地面に手がつくぐらい。

 足幅は広くし、前足で中側のパスコース・ドリブルコースを消しつつボールを奪えるようにしておく。

 後ろ足は縦に抜かれた際にすぐ追いかけれられるように、爪先は後ろに向ける事。(サイドラインと平行)

 1対1のDFでは常に半身の状態で構える。

 よく両足の爪先が相手と向かい合っている選手がいますが、これだと

 もし後ろに縦に抜かれた場合、後ろにつんのめってしまううえ、

 180度ターンしなければいけないので追いつけない。

 簡単に抜かれてしまう。

 そうならないように、前足と後ろ足は爪先の向きに気をつける。

 半身の状態になるので、相手をサイドラインに追い込むように守る。

 これをサッカーの専門用語でワンサイドカットと言います。

 相手が自分にとって右サイドにいる場合、自分の左足で中側の

 パス・ドリブルコースを切りつつボールを奪えるようにし、

 右足の爪先は後ろに向け、いつでも縦にダッシュ出来るような姿勢をとる事。

 

<ステップについて>

・1対1等で守る際、サイドステップ(飛び跳ねるように)で前後左右に動く選手がいますが、

 これだと速い動きについていけないので、良い動き方とは言えません。

 理想は両足を交互に細かくステップを踏む事です。

 飛び跳ねるようなサイドステップだと着地した瞬間に抜かれますが、

 左右交互に細かく動かしていれば足が常に地面にあるので、素早く前後左右の動きについて行ける。

 また、ステップを細かくする事で切り返しなどの動きにもついていける。

・足幅の感覚はこれ以上無いというほどの大股とする。

 足幅が狭ければ狭いほど腰を落とせない。スクワットのような姿勢になるので、ツライ。

 素早い動きが必要で、腰を落とさなくてはいけないのだから必然と足幅はものすごく広くなる。

 

●フォームチェック

・1組ずつ1対1の勝負をしているところをビデオで撮影し、(3分程度、1対1を繰り返す。)

 半身の姿勢になっているか、足幅は広いか、腰を落としているか、両足交互に細かく素早く動かせているか、などを見て検証する。

 その後修正。

 

●1対1のドリブル突破からのシュート

・オフェンスがボールを保持した状態からスタート。

 DFはオフェンスから5m程度離れて待機。

 オフェンスがDFに一度パスを出し、DFがオフェンスにボールを返したら1対1の勝負を始める。

 

●ゲーム