ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09,11/30(月) JYフットサルノート

☆U-15参加メンバー:西、盛、原、晃、井、堀、篠、毛、りょう(体験)

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●リフティング歩き

・その場でリフティングをしていても回数を数えるだけで飽きてしまうので、

 ゴールを設けて歩きながらリフティングを行う。

●足裏ボールコントロール(1)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 大きく前後に動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

●足裏ボールコントロール(2)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 左右両足を使ってボールを左右に大きく動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

●足裏ボールコントロール(3)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 アルファベットの「V」を描くようにボールを、「右斜め前→足下→左斜め前→足下→右斜め前→足下」と繰り返して動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

●ボールコントロール(インサイド)

・両足の間にボールを置き、両足インサイドで交互に細かくタッチ。

●ボールコントロール(アウトサイド→インサイド)

・アウトサイドとインサイド、左右両足を交互に1タッチずつ。

 (右アウト→右イン→左アウト→左イン)

●ボールコントロール(アウトサイド→足裏)

・その場でプレー。

・右足アウトサイドで軽く右に弾き、右側に転がったボールを右足の足裏で止め、

 止めた足裏をボールから離し、ボールをまたぐようにボールの右側へ右足を着地させる。

 (ボールが右足と左足のちょうど真ん中にあるように)

 右足をボールの右側へ着地させたら左足の膝を内側へ折って、左足アウトサイドで

 左側へボールを弾く。

 左側に転がったボールを左足の足裏で止め、止めた足裏をボールから離し、

 ボールをまたぐようにボールの左側へ左足を着地させる。

 (ボールが左足と右足のちょうど真ん中にあるように)

・これの繰り返し。

●ボールキープ(奪い合い)

・1人1個ずつボールを保持し、センターサークルの中にメンバー全員が入る。

・常にボールを体の近くに置きながら、自分以外全員のボールを全てサークル外に出す。

・なるべく背中を向けず、ボールを前に置いた状態で奪い合う。

・足裏、インサイド、アウトサイドを駆使してボールをコントロールする。

・後ろや横を向いてボールをキープしようとしないで、前を向いて相手とボールをさらしながらプレーする事を心がける。

●ペラドン(1)

・5対5

・3タッチ以内、シュートはヘディング。

●ペラドン(2)

・5対5

・3タッチ以内、シュートは1タッチ(部位自由)

・オフェンス側が全員センターラインを越えていないとノーゴール。

●ペラドン(3)

・5対5

・自陣3タッチ以内、相手陣内はフリータッチ。

・シュートは1タッチ(部位自由)

・オフェンス側が全員センターラインを越えていないとノーゴール。

<話した内容>

・自陣では3タッチしかプレー出来ないので、パスを受けてから顔を上げてパスコースを探していたら

 DFに寄せられてボールを奪われてしまう。

 パスを受ける前に首を振って、味方とDFの位置を把握し、ボールを受けた瞬間には最適なプレーを選択する。

 常に選択肢はPIVO、裏、左右ある状態にしておく。

 体の向きが重要。右を向いてトラップしたら選択肢は右側へのパスコースしかない。

 左を向いてトラップしたらその逆で、選択肢は左側へのパスコースしかない。

 体は常に攻めているゴールを向く。そうする事によって前述した分の選択肢は広がる。

・PIVOは裏を狙って相手ゴールへ走る動きをして、DFがついて来るようならば

 コート中央へ下りてくさびのパスを受ける。

 くさびのパスを受けるプレーばかりだと、味方FPと相手FP全員の距離が縮まり、

 狭いスペースでのプレーが増えてしまう。

 狭いという事は囲まれる危険も増えるという事でもある。

 逆に裏ばかり狙ってもボール保持者との距離が遠くなるだけなので、

 パスを出せなくなってしまう。

 長い距離のパスはスピードと精度が必要。パススピードが遅ければ途中でDFにカットされてしまうし、

 精度が低ければラインを割って相手ボールになってしまう。

 また、浮いたロングボールはトラップが難しいし、綺麗にトラップ出来たとしても

 ボールは浮いているので、次のプレーが遅くなる。

 トラップした瞬間にDFに体を寄せられてしまったらボールをキープ出来なくなる。

 裏を狙ったり、ロングボールでの攻撃は決して有効ではない。

 マークがずれて裏が取れ、パスが通ったら即シュートが打てるであろう、

 決定的場面が作れるならば最高の攻撃手段。

 DFがぴったりくっついているのに、ただ相手ゴールに近いという理由でロングボールを放るのは愚の骨頂である。

 裏へのロングボールとくさびのパスを受ける動きはバランスが大事。

・センターラインよりも相手陣内でのDFは縦を切る。

 ボールを前に運ばれたらピンチになってしまうので、なるべく速く攻撃させないためにも、

 縦パスを入れさせないようにする。

 縦を切るという事はパスコースは内しかない。だからFIXOは内のパスコースを予測し、

 前でパスカットしたり、振り向かせ内容に体を寄せるなり対処する事は可能。

・2ndDFは1stDFに「右切れ、左切れ、縦切れ、内切れ、寄せろ、振り向かせるな」などの指示を出す。