ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

09,12/24(木) JYフットサルノート

☆U-15参加メンバー:盛、上、泰、住、隼、頼、晃、鈴、原、マサ(体験参加)

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ボールコントロール(キック)

・2人1組でボール1個。

 ボール保持者が後ろに走りながらパートナーに「ふわっ」とした浮き球を軽く投げる。

 パートナーは前方に走りながらプレーする。

(1)左右交互にインサイドキック

(2)左右交互にインステップキック

(3)左右交互に腿トラップからインサイドキック

(4)左右交互に胸トラップからインサイドキック

(5)スタンディングヘッド

(6)ジャンピングヘッド

●足裏ボールコントロール(1)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 大きく前後に動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

●足裏ボールコントロール(2)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 左右両足を使ってボールを左右に大きく動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

●足裏ボールコントロール(3)

・1人1個ボールを保持する。

・片足の足裏の一番力の入る部位でもある親指の付け根(母子球)でボールを押さえ、

 アルファベットの「V」を描くようにボールを、「右斜め前→足下→左斜め前→足下→右斜め前→足下」と繰り返して動かす。

・慣れて来たら軸足で細かいステップを踏みながら行う。

・左右両足行う。

●ボールコントロール(インサイド)

・両足の間にボールを置き、両足インサイドで交互に細かくタッチ。

●ボールコントロール(アウトサイド→インサイド)

・アウトサイドとインサイド、左右両足を交互に1タッチずつ。

 (右アウト→右イン→左アウト→左イン)

●ボールコントロール(アウトサイド→足裏)

・その場でプレー。

・右足アウトサイドで軽く右に弾き、右側に転がったボールを右足の足裏で止め、

 止めた足裏をボールから離し、ボールをまたぐようにボールの右側へ右足を着地させる。

 (ボールが右足と左足のちょうど真ん中にあるように)

 右足をボールの右側へ着地させたら左足の膝を内側へ折って、左足アウトサイドで

 左側へボールを弾く。

 左側に転がったボールを左足の足裏で止め、止めた足裏をボールから離し、

 ボールをまたぐようにボールの左側へ左足を着地させる。

 (ボールが左足と右足のちょうど真ん中にあるように)

・これの繰り返し。

●ボールキープ(奪い合い)

・1人1個ずつボールを保持し、センターサークルの中にメンバー全員が入る。

・常にボールを体の近くに置きながら、自分以外全員のボールを全てサークル外に出す。

・なるべく背中を向けず、ボールを前に置いた状態で奪い合う。

・足裏、インサイド、アウトサイドを駆使してボールをコントロールする。

・後ろや横を向いてボールをキープしようとしないで、前を向いて相手とボールをさらしながらプレーする事を心がける。

●GKアップ

・グラウンダースロー

・正面キャッチ上下

・左右キャッチ上下

・左右セーブ

●ワンツーパスからのシュート(1)

・オフェンスは3人1組になり、FIXO、ALA(左右片方)、PIVOに分かれる。

・FIXOがALAにパスを出して、パスを出した後に少し距離を縮めてリターンパスをもらう。

 リターンパスをもらったらそれをノートラップで裏にスルーパスを出す。

 ALAはFIXOに戻したらライン際を前方に走り、ワンツーパスを成功させる。

 PIVOはファーポストへ全力ダッシュ。

●ワンツーパスからのシュート(2)

・上記プレーにDFを1人つける。

・ALAのマーク役としてDFを立たせる。DFはPIVOへのパスコースを切るように内絞りのポジションからスタート。

 FIXOがALAにパスを出したらDFはALAに寄せる。DFが近寄ってきたらALAはFIXOへ戻し、裏へ走る。

 ワンツーパスを成功させ、シュートをファーポスト目掛けて蹴る。

 PIVOはファーポストへ全力ダッシュ。

●ワンツーパスからのシュート(3)

・上記プレーにDFを2人つける。

・ALAのマーク役としてDFを立たせる。DFはPIVOへのパスコースを切るように内絞りのポジションからスタート。

 もう1人はFIXOのDFとして、FIXOの前に立たせる。

 FIXOのDFはマンツーマン。FIXOについて行く。

 FIXOにDFがついているという事は、ALAにパスを出した後に何も考えずにリターンパスをもらいに行けば

 DFにパスカットされてしまう。

 マークを振り切るフェイクを逆に入れてからALAに近寄りパスをうける工夫をする。

 FIXOがALAに近寄って来たらALAとFIXOでワンツーパスを成功させ、シュートをファーポスト目掛けて蹴る。

 PIVOはファーポストへ全力ダッシュ。

●エイトの動きについて解説

・タクティクスボードを使用しての解説。

 パラレラ、PIVO当て、ファーポストへの詰め等。

●エイトのパス回し

・左右両サイドとFIXOに分かれて、3人でパス回しをしながら前進。

・ALAへのパスは後ろ足へ出す。

・両サイドのALAはサイドラインいっぱいまで開いて、コートを広く使う事を意識する。

・ALAは自分からディフェンスに近寄らない。パスをもらう際には常にライン際をキープ。

●パラレラ→シュート練習

・パラレラからのシュート。

・FIXOがALAにパスを出して、ALAからの縦パスに走り込んでファーサイドへシュート。

・FIXOは走るタイミングを考える。

 パスが出る前にスペースへ走ってしまうと、パスが後ろから来る事になるのでシュートが打ちにくい。

 ALAがスペースにパスを出すので、パスが出ると同時にスペースへ走る。

・シュートはファーサイドへ打つ。

●ゲーム

・1stセット:原、盛、角、泰

・2ndセット:鈴、晃、上、頼

・3rdセット:住、隼、平コーチ、コーチ

<話した内容>

団体競技をやりたいならチームメイト同士、試合中にプレーについてしゃべる。

 他人のプレーに興味が持てないなら団体競技はプレー出来ないし、チームプレーが出来ない。

 そのような選手は試合に出せない。

・ゲーム中は常に足が細かく動いているか、口が開いていなければいけない。

 足を止め、口も開かなければそれはゲームに関与していないわけだから、必要の無い選手となってしまう。

 試合に出たい、フットサルをやりたいなら足を動かす、口を動かす事。

 攻撃の時はパスをもらう動き、味方をフォローする動き、パスを要求する声、

 味方を動かす声が必要。

 守備の時はボールを奪いに行く動き、パスコースを塞ぐ動き、ドリブルを止める動き、

 味方をフォローする動き、ボールを奪うための味方への指示が必要。

 これらが出来ない=1対1しか出来ないとなってしまう。

 フットサルはGKを含めて5対5の競技である。

 フットサルをやりたいなら、チームメイトのプレーに興味を持ち、全員で得点するため、

 全員でボールを奪うために声を出す。

 それがフットサルをプレーしたい選手の証明になる。