ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

ロングボールを禁止にしてみませんか運動(1)

先日、某集まりがあり、東京のU-18年代フットサルの現状、

そして各チームの戦い方について熱く語って来ました・・・。

 

ですが、理解をしめしてくれたのは審判の方々を含めた

ごく一部で、監督やコーチ仲間は「?」でした。

 

「だってそれが勝利への一番の近道なら仕方無いじゃない。何がいけないの?」

 

これではいつまでたってもレベルは上がらないし、

U-18年代で前プレを回避するための知識と技術を向上しなければ

数年後のFリーグは前プレ回避出来ない選手ばかりになってしまう。

 

東京都社会人フットサルリーグ1部~3部、そしてオープンリーグ、

関東リーグ1部・2部、Fリーグでロングボールを多用するチームはいくつもあります。

なぜ自陣から繋いで攻撃しようとしないのか・・・。

 

でも、それって自分たちで「前プレに弱いです。」「前から奪いに来たらボールを取れますよ」

と、弱点を言っているような物で、やる前から逃げている事になりませんか?

 

それではいつまでたっても前プレに弱い、前プレを回避出来ない選手・チームのままです。

ようするに、レベルが上がらない!って事です。

 

自陣から繋ぐ→前からプレスをかけられる→ボールを奪われる→ピンチ→失点

 

となるとどうなるか。

試合に勝てない要素という事です。

 

未だに日本はロングボールを多用させる指導者が溢れています。

チームが勝たなければ自分の実績にならないからでしょうか・・・?

 

小さい頃、ボールを蹴り始めた時の純粋な気持ちを思い出して欲しいです。

ボール蹴りを始めた時の想いは「足の速い選手や体の強い選手めがけてロングボールを蹴って得点を狙う攻撃」

がしたいからではないはずです。

 

・ドリブルでDFを抜けたら良いな、

・カッコよくシュートを決められたら良いな、

・パスをつないで相手DFを崩せたら楽しいだろうな、

・テクニックを駆使してDFを翻弄させられたら良いな

etc・・・

という憧れがあったからこそフットボールに惹かれたのだと思います。

 

フットサルは元々若年層に狭いスペースでの技術習得、体の使い方、素早いシュート、DFに囲まれてもキープ出来る技術習得をさせる事を目的として生まれた物です。

 

だから年代にそって、若年層~U-12~U-15~U-18がサロンからカンポへ以降している国(ブラジル、アルゼンチン、イタリア、スペイン、ポルトガル、ロシア)などは

サッカーの強豪国でもあるんです。