ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,1/20(水) ユースフットサルノート

☆U-18参加メンバー:平、碓、靖、裕、蘭、櫻

●アップ

・コートを左右3周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ペラドン

・3対3

・プレーは3タッチ以内、シュートはヘディング。

・パスコースを限定させて後ろでボールを奪う事を意識する。ボールの奪いどころを決める。

 そのためには2ndDFが1stDFに指示を出す。

・必ず全員が「指示を出す」。惰性で、ただ漠然とペラドンをやらない。

●2対1

・フルコートで行う。

・片方のゴールにGKが立つ。

・もう片方のゴール前にフィールドプレーヤーが3人横並びになる。

 その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるGKが強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はGKからのロングスローをノートラップで左右どちらかの選手にパスを出す。

 左右どちらかにパスを出したらDFになり、まずはセンターライン後方まで戻る。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

 パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

 DFのポジショニングが悪かったら1人でドリブル勝負し、シュートを打つ。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

 お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

 しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・DFはまずは自陣側へ「戻る」!

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

 ないようにする。そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

 足を投げ出してシュートブロックする。

・もし逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

 そこで振られたからといってボールを追いかけると、更に逆に振られて

 しまうので、失点する確率を高めてしまう。

 そういう場合はまずはGKに任せて、自分は目の前のマークを外さない事。

 そうすればGKが飛び出して、GKをFPと見立てれば2対1の状況が2対2になり、守りきれる。

・GKはDFが逆に振られた瞬間に前に出る!決して迷わない。

●個人技練習(1)

・カウンターでの1対1をイメージして、必ずルーレットを使ってDFを抜く。

・対面で分かれ、それぞれ3人ずつ縦に並ぶ。ボールは1個使用。

 オフェンス側がボールを保持し、ドリブル開始と共に対面の選手がDF役として

 少し走りながらオフェンスに向かって行く。

 オフェンスは真っ直ぐ向かってくるDFをルーレットで抜く。

・これの繰り返し。

 

●個人技練習(2)

・上記のプレーからGKと1対1。

・DFはボールを保持した状態でゴールポスト脇に待機。

 オフェンスはセンターラインより奥の反対側コートの第2PKマークで待機。

・DFはドリブルし、センターサークル最後尾のラインに到達したらオフェンスにパスを出す。

 オフェンスがドリブルを開始したらDFは少し走りながらオフェンスに真っ直ぐ向かって行く。

 オフェンスは真っ直ぐ向かってくるDFをルーレットで抜く。そしてGKと1対1勝負。

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。

 パス8本以内でシュートまで行く。

 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。

・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

●CK練習

・(1)~(3)のサインプレー確認

●PK練習

●2対2

・ハーフコートで2対2。

・マルチボールシステム。プレーヤーがボールを拾いに行く時に休む時間を無くす。

 コートを取り囲むようにボールパーソンを配置し、すぐにキックインやCKを始められるようにする。

 ゴールクリアランスも同様で、GK横にはサーバーがボールを保持し、すぐにGKが投げられるようにボールを出してあげる。

 キックインは必ず一度GKに戻す。

・GKへのバックパスは通常ルールとする。

・2分間、同4人が常にプレーする。

・DFは前からプレスをかける。

・ハーフコートの広さしかなく、相手DFは常に前プレで来るので、

 裏を取る事を意識してフェイクにしたり、DFと前後の動きで駆け引きを行う事。

・局面で2対1の数的優位を作り出す動き(ワンツー、パラレラ、ブロック)を駆使して、打開する。

・1対1に強い味方がいるならば、アイソレーションを使うのも1つの方法。

・攻守の切り替えを早くする。

・攻めているゴールに背を向けてトラップしたオフェンスがいるならば、後ろから強く当たり、

 オフェンスのバランスを崩す。

 可能ならば奪う。

・オフェンスはサイドラインに背を向け、常に攻めているゴールを向く姿勢でパスを受ける。

<話した内容>

・練習に参加したメンバーはトレーニングに全力で取り組み、最善を尽くすこと。

 そうすれば欠席したメンバーよりも試合出場に向けたアピールになる。

 全力を尽くさなければ、ただ練習に参加しただけではアピールにならない。 

 逆にマイナス要素となってします。

 練習に参加して満足、練習に参加すれば上手くなるはず、という考えは捨てて欲しい。

 自分に厳しく取り組むこと。

・ゲーム形式の練習でシュートを打った後、惰性でだらだらと元の位置に戻るのはもったいない。

 シュートを打った後に試合での攻守の切り替えを考え、全力ダッシュで元の位置に戻る!

 といったように自分で自身のレベルアップ向上のための高い意識を持って欲しい。