ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,2/27(土) MIRACLONチーム練習

10,2/27(土)のMIRACLONチーム練習レポートです。

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ドリブル

・コートの横幅いっぱい分かれて向かい合い、それぞれ4人ずつ後ろに並ぶ。

・ボールは1個でプレーする。

・ボール保持者がドリブルを開始し、対面の選手はDFとしてゆっくりオフェンスに近づく。

 ボール保持者はDFとの間合いをみて、適切な距離でシザースフェイントからのドリブルでDFを抜く。

 DFを抜いたら対面の選手にパスを出し、パスをもらった選手がオフェンスとしてドリブルを開始する。

 同じようにDFが向かって来るのをシザースフェイントからドリブル突破する。

●アップ(2)+メンタルトレーニング

・4人と4人が3mぐらいの短い距離で向かい合う。

 片方がボールを足下に投げる役。

 もう片方がインサイドキックをする。

・ボールを投げた人は即、蹴る側の列に向かって走る。(その場から抜ける)

 蹴る人はインサイドキックで正面の人の胸に蹴り返す。

 インサイドキックをしたらすぐに投げる側の列に向かって走る。(その場から抜ける)

 これの繰り返し。

・20本ノーミスで続けるまで終わらない。

※12~20人ぐらいいるならば2チームに分けて、どちらが先に

 一回もミスしないで20本連続で続けられるか競うとゲーム形式になるので、

 楽しみながらレベルアップ出来る。

※メンタルトレーニングとして

・20本連続でノーミスで続けるのは終わりに近づく程プレッシャーがかかる。

 17,18,19回目が自分に回って来た時に「嫌だなぁ」「失敗しないよう」と思ってしまったらマイナスでしかない。

 どれだけ平常心でプレー出来るか。

 例えば、1,2,3回目ぐらいだったらマイナスな気持ちにならず、リラックスしてプレー出来ているはず。

 その時と同じ気持ちで17,18,19回目をプレー出来るかどうかがポイント。

 常に平常心でプレー出来るように、このような遊びのアップから【心】を鍛える

 メンタルトレーニングは取り入れるべきだと思います。

●ストレッチ

・暖かかったので、静的ストレッチを行いました。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

●GKアップ

・正面キャッチ上下×10本

・サイドステップキャッチ上下×10本

・左右セービング

 正面浮き球左右グラウンダー×6本、正面グラウンダー左右浮き球×6本

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。

 パス8本以内でシュートまで行く。

 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。

・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

●2対1

・フルコートで行う。

・片方のゴールにGKが立つ。

・もう片方のゴール前にフィールドプレーヤーが3人横並びになる。

 その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるGKが強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はGKからのロングスローをノートラップで左右どちらかの選手にパスを出す。

 左右どちらかにパスを出したらDFになり、まずはセンターライン後方まで戻る。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

 パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

 DFのポジショニングが悪かったら1人でドリブル勝負し、シュートを打つ。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

 お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

 しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・DFはまずは自陣側へ「戻る」!

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

 ないようにする。そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

 足を投げ出してシュートブロックする。

・もし逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

 そこで振られたからといってボールを追いかけると、更に逆に振られて

 しまうので、失点する確率を高めてしまう。

 そういう場合はまずはGKに任せて、自分は目の前のマークを外さない事。

 そうすればGKが飛び出して、GKをFPと見立てれば2対1の状況が2対2になり、守りきれる。

・GKはDFが逆に振られた瞬間に前に出る!決して迷わない。

●GKとの1対1

・センターライン付近からサイド(第2PKの高さ)に開いたコーチにパスを出して、

 ペナルティエリアに向かって真っ直ぐ走る。

 「パスを出したら走る」の意識を高く持つ。

・コーチからのワンツーパスを受けたらGKと1対1を行う。

・走っている間にGKの位置とコーチからのパスの強弱や位置によって、

 どのようなシュートを打つのか、どやって得点するかをイメージする。

ファーストタッチの強弱や角度、触る部位によってその後のプレーは

 様々に変化する。

 その変化がミスに繋がるのか、それとも自分の意思によって変化させるのかで、

 GKとの1対1の成否が決まる。

(1)ノートラップシュート(ゴールの上下左右の四隅を狙って)

(2)2タッチシュート(トラップで蹴りやすい位置にボールを動かす。

  またはトラップでシュートコースを作る。角度を作る。)

(3)GKが前に飛び出して来たらループシュート

(4)GKに突っ込むように真っ直ぐドリブルし、GKの手か足が届くギリギリの位置まで来たら

  素早く足裏で真横にボールを転がしてGKをかわす。その後、無人のゴールに流し込む。

●PK練習