ブラジル式フットサル講習会

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ロングボールを禁止にしてみませんか運動(3)

久しぶりのコラムです。

高校生や中学生、小学生に【フットサル】を教えている、指揮を取っているという方にはぜひ熟考していただきたいです。

しつこいようですが、私は10代でのロングボールは反対です。

先日、この「ロングボールを~(1)」にて、

小さい頃、ボールを蹴り始めた時の純粋な気持ちを思い出して欲しいです。

ボール蹴りを始めた時の想いは「足の速い選手や体の強い選手めがけてロングボールを蹴って得点を狙う攻撃」

がしたいからではないはずです。

・ドリブルでDFを抜けたら良いな、

・カッコよくシュートを決められたら良いな、

・パスをつないで相手DFを崩せたら楽しいだろうな、

・テクニックを駆使してDFを翻弄させられたら良いな

etc・・・

という憧れがあったからこそフットボールに惹かれたのだと思います。

と書きましたが、Jリーグクラブを担当している著名な方も

コラムに似たような話を書いていました。

先日、とある会合にて某クラブの方から、「ブラジルに行ってフットサルの試合を観たら、全部ロングボールだった。」

と言われました。

ブラジルのクラブがロングボールを使っている。

それは、ブラジルでも極一部のチームのはずです。

私がプレーしていたクラブ、コーチングの勉強をしたクラブはそうではありませんでした。

ブラジルで観た試合で、ブラジルのクラブがロングボールを使っていた。

だけど、それが一体なんですか?と私は言いたいです。

フットサル強豪国がロングボールだから、日本のチームも、10代のチームも、

自分が指導しているチームもそれに習ってロングボールを多用しても良いんじゃないか?

そうしよう!

というのでは短絡過ぎます。

自分が無い事と同義となってしまいます。

そもそも、なぜフットサルの指導をされているのか、目的は?

コンセプトは?

・自分はどんな選手に育てたいのか

・自分はどんなチームしたいのか。

だと思います。

ロングボールを多用させている指導者のみなさん。

・自分はどんな選手に育てたいのか

・自分はどんなチームしたいのか。

を考えましょう・・・。

大事なのは、なぜロングボールを使っているのかです。

ブラジルのプロフットサルクラブでは負けが許されません。

Fリーグの下位チームのように何連敗もする事は許されません。

だから、前プレを回避し、なおかつ相手ゴールに近いところでボールをキープ出来るように

前に速く投げ込むというわけです。

でもそれはブラジル代表PIVOのベットンのように、体が大きくて強くて、

キープ力が抜群にある選手を擁しているから可能なんです。

日本のFリーグでも前線のロングボールを確実に毎回キープ出来る選手はいません。

じゃあ、日本の高校生・中学生はどうでしょうか?

当然キープ力は落ちますし、基点になれるのはほんの数回です。

という事はそれほど有効な攻撃ではないという事です。

じゃあなぜ日本(都内)の高校生・中学生のフットサルチームを見ている人は

ロングボールを放らせるのか・・・

前プレを回避する手立てを選手に示せないから、負けたくないから、

単純に逃げているとなっていませんか?

中学生はセンターラインを越えてノーバウンドでボールを投げてはor蹴っては

いけないというルールがあるので、まだマシです。

高校生の試合は酷いです・・・つまらないです。

そしてサッカーあがりなので、ルールを把握しておらず、ルールの範疇を超えた

過剰な力でのプッシング・タックル・チャージが多くて、ラフプレーばかりになる試合も多々あります。

ファウルをとった審判に文句を言う選手もいます。

このような選手が本当にフットサルをやりたいのか疑問です。

本当に、心の底からフットサルをやりたいなら、フットサルを好きになって欲しい。

ルールも含めてもっともっと理解を深めて欲しい。

そうすれば、コーチ・監督・顧問が意図の無いロングボールをやらせる事に疑問を感じるはずです。

フットサルは狭いコートで、敵味方が狭いエリアに密集する事が前提とされたスポーツです。

それをロングボールで逃げるのではなく、パスとドリブルで打開してシュートまで持って行くから面白いスポーツになるのではないでしょうか・・・