ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,4/2(金) クラブユース(U-18)交流戦

カテゴリー:フットサル男子ユースチーム

試合日時:4/2(金) 17:30キックオフ

会場:MFP藤沢

対戦相手:Azvert Fujisawa U-18

 

出場メンバー:盛、元(以上Jrユース)、露、浩、碓、平、横、尾、外、櫻、寿、蘭、好、裕、康、真、歩

 

結果:

1本目 △1-1(横)

2本目 ○1-0(櫻)

3本目 ●2-3(碓、裕)

4本目 ●1-2(櫻)

 

今年度からFリーグ参入を目指して活動をする事になったAzvert FujisawaのU-18と15分ゲームを4本戦って来ました。

 

集中力の欠如というか得点した後に単純なミスからの失点があり、トータルでは負けてしまいましたが、どの試合も決定機の回数を沢山作れ、全てのゲームで得点を挙げられた事は素晴らしいです。

フットボールは得点するのは難しいけれど、失点は簡単にしてしまうスポーツですし、決定機での得点は個人の力だけでなく、求められるプレーの難易度や対戦相手の精神状態も関係して来るので、得点が少ない事が悪いとは一概に言い切れません。

それよりも重要視するのは「得点力」だと思います。偶然ではなく、狙った形から何度も決定機を作れているか、ロングボールで攻撃を放棄しないで自陣から繋いでボールを前に運べているか、これらがチームの好不調を計る最適なものだとしたら間違い無く現時点でのユースチームは好調です。

 

ただし、クラブチームの下部組織としてはチームとしての良い成績ではなく、一人一人が能力を高めてトップチームへ昇格出来るかどうかが肝心です。独力でのドリブル突破、誰にもボールを奪われないキープ力、チームを勝利に導くリーダーシップ、ボール奪取能力など、もっともっと高めて行ってもらいたいです。各学年それぞれライバルとなり得る存在がいるのですから、チームメイト同士で切磋琢磨してより上を目指してレベルアップしましょう。

 

シュートを決める、パスを選択せずに積極的にシュートを打つ、といった事は各自イメージトレーニング、メンタルトレーニングなどの自主トレで向上させてください。

誰もがシュートを決めたい、勝ちたいと思っているはずです。(シュートを外したい、負けたいという選手はいないはず)ですから、決定機でのプレーについてはどのような結果になろうと、選手自身が壁を乗り越えてくれることを信じて暖かく見守り続けたいと思います。

 

Azvert Fujisawa U-18のみなさん、どうもありがとうございました。

 

 

<話した内容>

・パスを出した選手は再度パスをもらう側として前へ走る。パラレラ、ブロック、エンロラ等

・自陣ではパスを受ける前に首を振り、相手選手の位置を把握して距離があるならば前を向く。

 前を向く事によってパスコースが横・内・縦の3つとなる。トラップで横を向いてしまうと

 選択肢が横パスだけになり、相手ゴール前へボールを運べない=相手にとって恐くない。

 横パスは目的ではなく、得点するためにボールを前に運ぶための過程の一つ。

・長いパスは精度が低くなるので、パスカットされやすい。実際その長い横パスを狙われて

 ボールを奪われピンチを招いた。

 横パスを出すならば内ドリブルをして味方との距離を縮める。

・PIVOはまずは奥行きを使い、相手ゴール前まで相手DFを引っ張る。そうする事で

 ピッチ中央にスペースが出来るので、それから下りて楔のパスを受ける。

・味方がボールを奪ったら得点のチャンスなので、ボール保持者を追い越す。

 人任せになってぼ~っと眺めていては得点出来ない。前へ走って自分が決める!

・ALAの位置で味方が相手選手とボールの奪い合いになったら最悪のケースを考え、

 最低一人はカバーリングのためにピッチ中央に蓋をする。

 当然角度はつける必要があるので、ボール保持者の後方に行く。

 そうすればボール保持者が万が一ボールを奪われてもすぐに奪い返しにいける。

 最終ラインは横並びになってはいけない。ディアゴナーレを徹底する。

・自分のやりたいプレーをして、更に得点も出来たら最高に気持ちが良い。だからこそ、

 ゴール前での得点チャンスでは積極的にドリブルやシュートを試みる。

 挑戦しなければ何も得られない。弱気は封印。

・ユースチームの試合でも十分経験は積める。サテライトチームの練習と比較しても遜色無い程、

 ユースチームの試合もプレーする意義がある。

・クワトロ、エイト、ヘドンド、それらを使いこなせているか?

 「知っている」と「出来る」は違う。

 練習で学んだ知識を活かしてプレーの幅を広げる。

・練習試合でも勝ちに拘る。ただし、攻撃を放棄するのではなく、

 自分たちの目指すべきプレーを実践しながら勝利を目指す。