ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,4/17(土) MIRACLONチーム練習

10,4/17(土)のMIRACLONチーム練習メニューです。

●アップ(1)

・コートを左右3周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●インサイドキック(フォーム修正)

・インサイドキックの正しい蹴り方を見本を交えて解説。

 ボールを蹴る瞬間だけ足首に力を入れ、それ以外では常にだらっと力を抜いてプレーする。

 股関節を開いて踝部分でボールの中心を蹴り、蹴った後はあまり足を

 上げ過ぎないでパスの進行方向に踝を向ける。

 フォロースルーの動作もほとんど取らず、足は後ろに引き過ぎない。

 

<右利きの場合>

・踝部分が左を向いていたらボールは左に流れ、踝部分が開きすぎて右を

 向いていたらボールは右に流れる。

 真っ直ぐパスを出したいならば、踝は真っ直ぐ正面に向ける。

 足を振り上げ過ぎるとボールの中心が蹴れないので、足は振り上げない。

 蹴るというよりは膝から下の部分の振り子を利用して、強く押し出すイメージでプレーする。

●アップ(2)+メンタルトレーニング

・4人と4人が3mぐらいの短い距離で向かい合う。

 片方がボールを足下に投げる役。

 もう片方がインサイドキックをする。

・ボールを投げた人は即、蹴る側の列に向かって走る。(その場から抜ける)

 蹴る人はインサイドキックで正面の人の胸に蹴り返す。

 インサイドキックをしたらすぐに投げる側の列に向かって走る。(その場から抜ける)

 これの繰り返し。

・20本ノーミスで続けるまで終わらない。

※12~20人ぐらいいるならば2チームに分けて、どちらが先に

 一回もミスしないで20本連続で続けられるか競うとゲーム形式になるので、

 楽しみながらレベルアップ出来る。

※メンタルトレーニングとして

・20本連続でノーミスで続けるのは終わりに近づく程プレッシャーがかかる。

 17,18,19回目が自分に回って来た時に「嫌だなぁ」「失敗しないよう」と思ってしまったらマイナスでしかない。

 どれだけ平常心でプレー出来るか。

 例えば、1,2,3回目ぐらいだったらマイナスな気持ちにならず、リラックスしてプレー出来ているはず。

 その時と同じ気持ちで17,18,19回目をプレー出来るかどうかがポイント。

 常に平常心でプレー出来るように、このような遊びのアップから【心】を鍛える

 メンタルトレーニングは取り入れるべきだと思います。

●動きながらのパス&トラップ

・体を様々な動きをしながらのボールコントロール技術を上げるため、

 360度フリーランニングしながらパス交換。

※「ハイ!」と呼ばれたからといって「その辺にいるな」、というイメージでパスを出すと

 数10cm単位でパスがずれてしまう。

 パスを出す時はイメージで出さずに、必ず相手と正対する事。

 正対すれば真っ直ぐ蹴れるのでパスを足下へピンポイントで出せる。

・焦って雑なパスを出さずに、落ち着いて正しいフォームで一つのプレーを大事にする。

・目と目が合ってからパスを出す。声だけでパスを出さない。

●アップ(3)

・2人1組でボール1個。ボールを持っていない側aが後ろにジョグで下がり、

そこにもう一人bがパスを出す。

 aは後ろに下がりながら足裏でボールをトラップしてその場に置く。

 その場にボールを置いたらそのまま後ろ向きでジョグ。

 bはaが置いたボールに対して走り寄り、再度aに軽くパスを出す。

 bからのパスをaはインサイドでその場に置くようにトラップ・・・

 これをサイドラインからサイドラインまで繰り返す。

・右足、左足、左右両足交互。

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・オフザボールの動きとして、角度をつけたりDFを奥に引っ張る工夫が必要。

・ボール保持者はパスを出したらその場に止まるのではなく、DFの立ち位置など

 状況に応じて左右を移動してパスを引き出す動きが求められる。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

●ハーフコートゲーム

・4対4+GKのハーフコートゲーム。

 オフェンス側がセンターラインまで押し上げた状態からのハーフコートゲーム。

 DF側はボールを奪うためのDFをする。

・内絞り、振り向かせない、サンド等約束事を徹底する。

・オフェンスはポジションチェンジは行わず、ALAとPIVOのワンツーパス、

 ALAへのスルーパス、ALAのドリブル突破を駆使して得点を狙う。

・DFは前ポジションで左側のパス&ドリブルコースを切る。右足を絶対に使わせない。

※ボールを奪うに行く時に「寄せろ」「追いかける」「サンド」という指示を出して

 全員で連動してボールを奪うようにする。DFの連動。

●ゲーム