ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,4/21(水) ユースフットサルノート

U-23参加メンバー:武、翔

☆U-18参加メンバー:高浩、平、碓、尾、康、蘭、外、櫻、寿、歩、真、露、至

☆U-15参加メンバー:元

●ペラドン

・8対8

・3タッチプレー。相手陣内に入ったらフリータッチ。

・シュートはヘディング。

・相手ボールになったらボールを奪いに行く。縦のパスコースを切って、真ん中で奪う。

 (PIVOの前に出て奪う)

●ストレッチ

・暖かかったので、静的ストレッチを行いました。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。約1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

・下半身を中心にゆっくりと丁寧に伸ばします。

 体が接触し合う事も考え、上半身もしっかりと伸ばします。

・ストレッチを行う際は、どの部分が伸びているのかを意識するだけで効果が変わってきます。

 雑に見よう見まねでやっているとほとんどストレッチの効果がありません。

 真剣にストレッチを行うとそれだけで大量の汗をかきます。

 また、ストレッチを行う際は必ず顔を上げるようにしましょう!

 顔を上げるのはとても大事なんです!

●1対1(球際での奪い合いから)

・2人1組になりゴール正面を向く(お互いの距離は1m)。横並び。

 2人の後ろからパサーがボールを軽く前方へ転がす。パスを出す時は2人に合図をする。

 合図を受けてから2人同時にボールを奪いに行く。ボールを奪ったら正面のゴールへシュート。

・球際での競り合いは体をぶつける。ボールを取りたいから真っ先に足でボールを触ろうとする気持ちはわかります。

 ですが、足でボールを触ろうとするという事は足の付け根から先を伸ばして触ろうとするわけですから

 当然力が入りません。

 それではボールを触ったとしても力が強い側がボールを取れてしまうのは必然と言えます。

 ではどうするか?

 優先順位の問題です。ボールを触るのは最後でかまわないのです。

 まずは相手選手にボールを触らせない事が重要です。

 ①ボールと相手選手の間(相手選手の進行方向)に自分の体をねじ込もうとする。

 ②相手の体に自分から先に当たる。腰を低くして重心を落とし、どっしりと構えた状態で腕を脇につけて

 体の側面からぶつかる。

 ③相手選手の体制が崩れたらボールと相手選手の間(相手選手の進行方向)に自分の体を入れる。

  腕、肩、腰、腿、脚の全てをボールと相手選手の間に入れる。 

 ④ボールをキープする。そして得点を狙う。

●1対1(ALAの位置)

・FIXO、オフェンス、DFに分かれる。

 ALAの位置でオフェンスはDFを1対1の形を作り、FIXOからパスをもらう。

 裏を取れれば裏に走ってスルーパスを要求。

 DFがついてきたらフェイクで止まり、足下で受ける。

・DFは内切り。縦にドリブルさせて体を当ててボールを奪う。

●GKとの1対1

・センターライン付近からサイド(第2PKの高さ)に開いたコーチにパスを出して、

 ペナルティエリアに向かって真っ直ぐ走る。

 「パスを出したら走る」の意識を高く持つ。

・コーチからのワンツーパスを受けたらGKと1対1を行う。

・走っている間にGKの位置とコーチからのパスの強弱や位置によって、

 どのようなシュートを打つのか、どやって得点するかをイメージする。

ファーストタッチの強弱や角度、触る部位によってその後のプレーは

 様々に変化する。

 その変化がミスに繋がるのか、それとも自分の意思によって変化させるのかで、

 GKとの1対1の成否が決まる。

(1)ノートラップシュート(ゴールの上下左右の四隅を狙って)

(2)2タッチシュート(トラップで蹴りやすい位置にボールを動かす。

  またはトラップでシュートコースを作る。角度を作る。)

(3)GKが前に飛び出して来たらループシュート

(4)GKに突っ込むように真っ直ぐドリブルし、GKの手か足が届くギリギリの位置まで来たら

  素早く足裏で真横にボールを転がしてGKをかわす。その後、無人のゴールに流し込む。

●3対2(サインプレーから)

・立ち位置は全てALA+FIXO+PIVO。DFはALAの前とPIVOの後ろに1人ずつ付く。

 3対2。

・FIXOがALAにパスを出してから3対2を開始。

[サインプレー(1)パラレラからのシュート]

・FIXOとALAの2人でシュートまで持って行く。プラスPIVO。

・ALAの前にDFを立たせて常に中のパスコースを切らせる。

・ALAはDFにパスをカットされなようにライン際へ膝上ぐらいの

 ループパスを出す。

・FIXOはALAからパラレラのパスを受けてファーポストへシュート。

 PIVOはパラレラのパスが出た瞬間に最短距離を走ってファーポストへ。

・左右両サイド行う。

[サインプレー(2)ローテーションからのスクリーンプレー(DFをブロック)]

・FIXOがALAにパスを出し、そのままALAのDFに向かっていく。

 ALAのDFの真横に立ち、進行をブロックする。

 ALAは自分のDFがブロックされたのを確認してから中にワンドリブルし、PIVOにパスを出す。

 PIVOにパスを出したらそのままPIVOに寄って行き、落としをもらってシュートを打つ。

 PIVO当てをした後の走りは膨らまない。膨らむと走る距離が長くなり、PIVOからボールを受けるまで時間がかかってしまう。

 必ずPIVOの真横すれすれに向かって走る。

・PIVOは後ろにDFを背負っている事を考えてパスを出す。

・ブロックしたFIXOはブロックした後にすぐファーポストへ向かって全力でダッシュする。

・PIVOからのパスをもらった元ALAは自分がシュートを打っても良いが、GKと味方の位置によっては

 ファーポストへ詰めて来た味方にパスを出しても良い。

[サインプレー(3)パラレラ、ブロックを意識させたトリックプレー]

・FIXOがALAにパスを出し、そのままALAに向かっていく。

 ALAはDFを自分に引き付け、FIXOが十分自分に近寄ったら足裏でFIXOめがけて軽くパスを出す。

 FIXOはALAからのパスをワンツーのパスを出すようなキックフェイントでスルーする。

 FIXOがキックフェイントでスルーした瞬間にALAはFIXOの後ろを通って、スルーされたボールに向い、

 PIVOにパスを出す。

 PIVOにパスを出したらそのままPIVOに寄って行き、落としをもらってシュートを打つ。

 PIVO当てをした後の走りは膨らまない。膨らむと走る距離が長くなり、PIVOからボールを受けるまで時間がかかってしまう。

 必ずPIVOの真横すれすれに向かって走る。

・PIVOは後ろにDFを背負っている事を考えてパスを出す。

・キックフェイントからパスをスルーしたFIXOは、スルーした後にすぐファーポストへ向かって全力でダッシュする。

・PIVOからのパスをもらった元ALAは自分がシュートを打っても良いが、GKと味方の位置によっては

 ファーポストへ詰めて来た味方にパスを出しても良い。

●ゲーム

・1stセット:碓、平、尾、真

・2ndセット:櫻、寿、武、翔

・3rdセット:歩、元、外、蘭、至

<話した内容>

・練習は練習のための練習ではない。全ては試合で活かすため。

 だからこそ、練習はその1つ1つを切り取ってはいけない。 

 常にGKを含めた5対5の真剣勝負の中でのプレーだと思って練習しなければいけない。

 それが出来れば試合中の選択肢は豊富になるだろうし、練習1つ1つを切り取ってトレーニングしてしまうと

 パターン練習となってしまうので試合では多分使えない・・・。

 練習は5対5で活かす事を考えてトレーニングする。

・コミュニケーションノートに書いた要望は一意見として取り入れる。

 その要望をこちらは一度は受け入れるし、実際に練習でその通り指示を出す事もある。

 ただし、そのシチュエーションでは結果が求められる。

 自分が求めた、要望した事が通ったのだから結果を出すのは当然。

 結果を出せなければ要求は通らない。

 常に自分の思い通りにしたいならば結果を出し続ける。

 全員がそれが出来ればより強いチームになるし、個人もレベルアップ出来る。