ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,6/18(木) Jrユースフットサルノート

☆U-15参加メンバー:盛、弘、鈴、西、晃、原、井、頼、元、夏、住、隼、寛、勝、佑、唐、礁、前

●アップ

・コートを左右3周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●6対2

・オフェンスは2タッチ以内でプレー。

・DFはやみくもに自分勝手に取りに行くのではなく、2人で連動してボールの奪い所を決め、

 パスカットを狙う。

・オフェンスは誰か一人がDFとDFの間に入ってポストプレーや、中継役をこなす。

 エントロ、ケブラを試合で使いこなせるように。

●ブラジル体操

・つま先タッチ

・後ろに足振り上げ

・外側真横に足振り上げ

・腰振り

・肩甲骨閉じる、開く

・腕振り上げ

・肩回し

・股関節回し前後左右

※ストレッチは練習に参加する以上、全員が大きな声で数を数える。

 「自分は練習に参加しています」という意思表示として。

 大声を出して自分の内側から「やる気」を上げて行く。

●視野の確保と声掛け(1)

・マーカーを8個使って正方形を作る。

・マーカー3つで正方形の一辺を作る。

・各マーカーの間隔は1m。

・6人でプレー。

・6人それぞれがマーカーとマーカーの間に入る。

 6人でプレーをするのだから二辺だけ誰もいない辺が出来る。

・ボール1個使い、それを手で保持する。

・ボール保持者はボールを手で他6人の誰かにパスを出し、空いている辺に移動する。

 この時、必ずマーカーの外を通って移動する。

 パスを出す時は出したい相手の名前を大声で呼んでからパスを出す。

●視野の確保と声掛け(2)

・上記のプレーをボール2個で行う。

・1人の選手にボールを2個出さないように気をつける。

・ボールが2個になったので、名前を呼ぶだけでは勘違いしてしまう可能性もある。

 「誰が誰にパスを出す」のか確実にするために名前を呼ぶだけでなく、その相手の目を見る。

 目と目が合ったらパスが成立する。名前を呼んだだけで目が合っていなかったら

 その選手からパスをもらう準備が出来てない事になる。

 だから目が合わなかったらパスを出さない。

 そうすれば1人の同じ選手にボールが2個出される事は無くなる。

●変換能力+反応能力+連結能力トレーニング

・4人1組でプレーヤーと指示出しに分かれる。※他2人は休憩。

・マーカーコーンを1m間隔で前後左右に4個置く。目印として中心にも1個奥。

・置いたマーカーをプレーヤーを基準に前後左右とする。

 プレーヤーは基準となる中心のマーカー上に立つ。

 指示出しが「前」「後ろ」「左」「右」と声で指示を出すので、その指示に従って、

 前後左右のマーカーを触る。

 移動は常にサイドステップ。サイドジャンプではない。

 マーカーを触る度に必ず中心のマーカー上に戻る。

●フットバレー

・6対6

・ルールは通常のバレーボールと同じだが、手は使わずに足でプレー。

・リフティングは何回でも可。ただし、チームとしては3プレーまで。

・お互い声を掛け合う。「~取って」「OK!」「取るからどいて」「返すよ」

 「つなぐよ」「前に行って」「下がって」「アウトだから触るな」など

・この位置に来たボールは確実に「~が取るべきだ」という決めつけによって声を出す事を怠れば

 100%成功するプレーでもミスに繋がる。

 絶対に成功させたい、チームとして勝ちたいと思うならば当たり前の事でも声をかける。

 当たり前のプレーを当たり前にこなせる選手が良い選手。

 独りよがりの決め付けたプレーはチームに迷惑がかかる。

●ペラドン

・10対10

・3タッチプレー。

・シュートはヘディング。

・相手ボールになったらボールを奪いに行く。

<話した内容>

・海外でのプレーを夢見る選手へのアドバイス

 海外では自己主張しなければ存在を認めてもらえない。

 自分が何をしたいのか、何をして欲しいのか言えなければまともにチームの一員として

 プレーする事は難しい。

 今現在、日本にいて日本語が話せて日本語が通じる環境で自己主張出来ない選手が

 海外に行って言葉もわからない状況でそれが出来るようになるとは思わない。

 本当に海外でプレーし、認めてもらいたいならば自己主張とチームメイトとの会話は必須。

 チームに溶け込むのも、自分がいつ何処でパスを欲しいのかを伝えるのかも、

 自分がどのようなプレーが得意で味方にどのようなプレーを要求したいのかも、

 全ては会話をしなければわからない。

 サッカーの強豪国へ日本人が突然行ってチームに認められる事は無い。

 チームメイトとスタッフに信頼されなければいけない。

 それを可能にするのは自己表現。自分がどのような選手でどのような考えを持っていて、

 どのような人間なのかを伝えられなければ相手にされない。

 日本で出来ない選手が海外で出来るようになるとは思えない。

 今それが出来ていない選手は変わる努力をするべき。

 性格的に苦手と言っているうちは夢は夢のままになってしまう。

 本当に叶えたい、実現したいと思うならば変わる努力は必要。