ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,6/30(水) ユースチームフットサルノート

U-23参加メンバー:武、史、雄

☆U-18参加メンバー:翔、碓、風

●アップ:視野の確保と声掛け(1)

・マーカーを8個使って正方形を作る。

・マーカー3つで正方形の一辺を作る。

・各マーカーの間隔は1m。

・6人でプレー。

・6人それぞれがマーカーとマーカーの間に入る。

 6人でプレーをするのだから二辺だけ誰もいない辺が出来る。

・ボール1個使い、それを手で保持する。

・ボール保持者はボールを手で他6人の誰かにパスを出し、空いている辺に移動する。

 この時、必ずマーカーの外を通って移動する。

 パスを出す時は出したい相手の名前を大声で呼んでからパスを出す。

●アップ:視野の確保と声掛け(2)

・上記のプレーをボール2個で行う。

・1人の選手にボールを2個出さないように気をつける。

・ボールが2個になったので、名前を呼ぶだけでは勘違いしてしまう可能性もある。

 「誰が誰にパスを出す」のか確実にするために名前を呼ぶだけでなく、その相手の目を見る。

 目と目が合ったらパスが成立する。名前を呼んだだけで目が合っていなかったら

 その選手からパスをもらう準備が出来てない事になる。

 だから目が合わなかったらパスを出さない。

 そうすれば1人の同じ選手にボールが2個出される事は無くなる。

●円陣

・円陣を組み、全員が自分の今日一日の課題を発表。その後、気合入れ。

●ストレッチ

・静的ストレッチ。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

●GKアップ

・片手のグラウンダースローを20本。右×10本、左×10本を左右交互に行う。

 膝の屈伸運動を使って。

・後ろを向いて、コーチの合図で反転しての正面キャッチ×10本。

・サイドステップしてのグラウンダーキャッチ×10本。浮き球×10本。

・左右へのセーブ。飛び方、フォーム、キャッチした後のボールコントロールなどの確認。

・正面浮き球→左グラウンダー→正面浮き球→右グラウンダー→正面浮き球~

 を連続で6本行う。

・正面グラウンダー→左浮き球→正面グランダー→右浮き球→正面グラウンダー~

 を連続で6本行う。

●ローテーション~ポジションチェンジ~

・5m四方のグリッドを作り、各角にマーカーを置く。

・ボールは1個使用し、4つのマーカーには各1人ずつ立つ。

・ボール保持者は横パスを出したらパスを出した人とは逆のコーンに向かって走る。

 味方が走って来たマーカー人は、その走って来た人が元いた場所へ入る。

 (パスを出した後に走る事によって、味方のためにスペースを作る動きが出来る。

 また、走って来た味方が元いた場所に入る事によって、空いたスペースを埋める=バランスを取る動きが出来る。)

・対角線に向かって走るのは無し。実際の試合ではブラで下りて来た人のためのスペースになるので

 空けておく意味でも対角に走るのは無し。

・ボールを2タッチで回すとより負荷をかけられる。

・これの繰り返し。

・パスを出した選手と逆サイドの選手の入れ替わりを行う際に「サイ」と合図をする。

【ローテーションを行う意味・狙い】

・パスを出した選手が走らなければ極端な話、全てのエリアで1対1が4箇所となってしまう。

 マンツーマン、ゾーンどちらにしろ、パスを出した選手が他のスペースに走り、

 空けたスペースを埋める動きなど、ポジションチェンジを繰り返す事によって

 相手DFのマークがずれる。マークがずれればフリーの選手が生まれるので、

 そのフリーの選手を有効活用する事で得点に繋がる。

 フリーの選手を作れなければ常に味方選手にはDFがぴったりついている状況となるので、

 パスを繋ぐ事自体が難しくなってしまう。

・相手DFのマークがずれるまで攻撃している側はミスを出来ない。

 マークがずれる前に自分たちがパスミスをしてしまったら相手にボールをあげる事になってしまう。

 マークがずれてフリーマンが生まれるまでノーミスでパスとポジションチェンジを繰り返す

 忍耐力と続ける体力を向上させる事が出来る。

・全てのプレーが動きながらのプレー(その場に止まってパスを受ける事が無い)なので、

 このトレーニングでは動きながらのボールコントロール技術と体の使い方を身に付ける事が出来る。

●GK、シュート練習(1)

・ゴールを横に倒し、枠を横3m縦1mの大きさにする。

・ゴール脇のペナルティエリアタッチラインが交差する位置からパスを出す。

 シューターはセンターラインから走りこみ、第2PKマーク付近から低いシュートを打つ。

 絶対にふかさない。

 シュートなので、強く振り切る。もしくはインサイドで強くコースを突く。

・左右両サイド行う。右サイドからのパスは右足。左サイドからのパスは左足。

●GK、シュート練習(2)

・コーナーアークからライン際に下げて、走りこんだ選手がノートラップシュート。

 左サイドは左足、右サイドは右足でシュート。セグンドをつける。

・シュートをふかしたら筋トレ

・コーナーアークに向かって真っ直ぐ走るので、そのまま軸足を踏み込んだら当然ニアに反れてしまう。

 ファーポストへ打つのだから、軸足のつま先をファーポストに向けて踏み込む。

 軸足の踏み込みが遠ければ膝が伸びてしまうので、体が反ってボールは上に飛んで行ってしまう。

 「ふかさない」ためには軸足を深く踏み込み、膝をボールの上にかぶせて思い切り振り抜く。

 蹴り足をボールに当たった瞬間に止めてしまうとボールの威力に負けてしまう。

 ボールを強く弾くためにも蹴り足は振り抜く。

●クワトロのパス回し

・マーカーを左右対称に置き、パスを出した後の走るコースを覚える。

●クワトロからの攻撃(1)]

・クワトロ→エントロ→ALAとPIVOのパラレラ→逆ALAがセグンド

[クワトロからの攻撃(2)]

・クワトロ→エントロ→FIXOへ落とし→FIXOからALAへロングボール→逆ALAがセグンド

●クワトロのパス回し

[クワトロのパス回しからの攻撃(1)]

・クワトロ→エントロ→ALAとPIVOのパラレラ→逆ALAがセグンド

[クワトロのパス回しからの攻撃(2)]

・クワトロ→エントロ→FIXOへ落とし→FIXOからALAへロングボール→逆ALAがセグンド

[クワトロのパス回しからの攻撃(3)]

・クワトロ→エントロ→FIXOへ落とし→ダイヤの形からALAへパス→FIXOとALAのパラレラ→

 PIVOがセグンド

[クワトロからの攻撃(3)]

・クワトロ→サイ→裏へロングボール→逆ALAがセグンド

上記をシュートまで。

<話した内容>

・ビブス管理について→義務:必ず全員が協力!

・ゴール出し及び片付けについて→義務:必ず全員が協力!