ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,7/27(火) Jrユースフットサルノート

U-15参加メンバー:西、晃、泰、井、住、勝、佑、裕、清、隼、頼

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ペラドン

・9対9

・3タッチでプレー、シュートはヘディング。

・相手ボールになったらボールを奪いに行く。縦のパスコースを切って、真ん中で奪う。

 (PIVOの前に出て奪う)

●ストレッチ

・静的ストレッチ。

・全員で大きな輪になって、1人1種目ずつ8×2秒。1周。

 指示する1人が4まで数えて、他全員で5~8。

・ストレッチの声出しはONとOFFの切り替えのため。

 「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えるために、

 練習を始めるための準備なのだから、全員で大きな声を出す。

●「サイ」の確認

・FP4人がBOXになってボールを保持する。FIXOは横パスを逆サイドのFIXOに出したら前方の選手とポジションを入れ替わる。

 (前と後ろの選手がポジションを入れ替わる事を「サイ」)

 パスを出して入れ替わる際にFIXOは前方の選手にサイと言ってポジションチェンジする事を伝える。

●マークの受け渡しの確認

・DFはマークの受け渡しを覚える。

・FP4人がBOXになってボールを保持する。

・DFはオフェンスそれぞれにマンツーマンでつく。

・オフェンスは横パスを出したら上記の「サイ」を使って前後のポジションチェンジをする。

 ディフェンスは必ず後ろの選手が前の選手に指示を出してマークを外さないようにする。

 マンツーマンでついて行かせる場合は「ついて行け」と指示を出し、マークを受け渡す場合は、

 「前に行け」「前に残れ」と指示を出す。

 

●4対4

・オフェンスは「サイ」を使ってパスを繋いで得点を狙う。

 DFはマークの受け渡しをしてマークを外さないようにしながらボール奪取を狙う。

●ゲーム

<話した内容>

・シンクロナイズドスイミング、ブラジル体操、ダンス、合唱など、大勢でプレーする物の大半はそのプレーする人たち

 全員の息が合っていてタイミングもプレーも揃っていると美しいと思える内容になる。

 しかし、誰か一人でも合っていない人がいると途端に酷い内容に見えてしまう。

 それが団体でプレーする種目の難しさであり、やりがいでもある。

 では、チーム練習で行うストレッチやブラジル体操の姿勢やかけ声がバラバラだったら周りからはどのように思われるか?

 きっと醜いと思われるはず。例えば試合会場で対戦相手が無言のまま暗い雰囲気で一人一人がそれぞれ

 勝手にストレッチをしていたり、ブラジル体操で声を出している人と出していない人がいるバラバラなかけ声だったらどう思うか?

 そのようなチームを見たら「やる気がなさそうだな」「戦う準備が出来ていないな」「元気がないな」「調子悪そうだな」

 と、付け入る隙を感じるのではないだろうか?

 逆に全員のプレーが揃っていて、アクションも大きくブラジル体操をしていたり、ストレッチで全員が大声を出していたら

 「強そうだな」「やる気に満ちあふれているな」「調子良さそうだな」「元気があるな」「勢いがあるな」

 と、隙がない、自分たちよりも上に感じてしまうような気分にはならないか?

 団体競技は全てにおいて団結力と精神力で選手が持っている以上の力をお互いが引き出せ合えるのが特徴です。

 技術も身体能力も関係なく、チームメイト全員のやる気とかけ声だけで簡単に力が倍増するのだから使わない手はない。

 勝つためには持っている以上の力を引き出さなくてはいけないのだから、団結力を高めるためにチームとしての約束事である

 「声出し」は絶対に全員で行うようにする。