ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,8/19(木) ユースフットサルノート

U-23参加メンバー:木、武、雄

☆U-18参加メンバー:碓、真、至、尾、横、健、風、浩、櫻、外、蘭、好、裕

☆U-15参加メンバー:原

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●クワトロからのジャグナウ

・4-0の形からボール保持者は逆サイドの選手へパスを出したらエントラで内に入り、DFをひきつける。

 DFがついて来たらそのDFを振り切るため、そこから「くの字」を描くように急に方向転換する。

 「くの字」で方向転換すると自分のマーカーがボールウォッチャーだった場合、用意にフリーになる事が出来る。

 「くの字」で方向転換して目指すのはペナルティエリアの斜め45度の位置。

 抜けた選手がフリーになったのを見計らってボール保持者はグラウンダーの速いパスを足下へ出す。

 その時点でGKと1対1の状況になっているので、1タッチもしくは2タッチで素早くシュートを打つ。

<ポイント>

 エントラで内に入る際はマーカーを確実に引き付けます。

 そこからダッシュでくの字の動きをすれば必ずフリーになる事が出来ます。

 サッカーのような円を描く動きをすると走る距離が長くなり、ゼッタイにフリーになれません。

 マーカーが戻って来ますし、くっついて来る可能性が高い(騙せない)です。

・くの字の動きで方向転換する際、方向転換する直後はやや前方(斜め前)を向いた状態でダッシュしますが、

 必ず途中から横向きになり後ろから出て来るパスに対応出来る体の向きにする事。

 そうしないとALAからのパスを足裏でトラップしたり、インサイドで前に押し出すトラップが出来ません。

 シュートが打てる体勢を取るようにする。

●ハーフコートでの4対4

・相手陣内まで押し込んだ状態での攻撃。

・クワトロのパス回しからDFを崩して得点を狙う。

・DFは縦切りでボールを奪うのは中。

・2ndDFは1stDFへの指示を徹底する。

・縦を切ったら体を寄せて行く。

●ゲーム

・Aチーム対Bチーム

・1分ゲームでAチームが0-1、1点ビハインドの状況から開始。

・パターン2として逆にBチームが0-1、1点ビハインドの状況から開始。

<話した内容>

・先に失点し、どうしても1点欲しい場面は今後も出て来る。その時に残り時間が

 1分しかなくても慌てずに得点するにはどうしたら良いか考える。

 残り時間が1分しかなくても、10秒で得点しようと焦ってプレーする必要は無い。

 1分は「意外と長い」と考え、ショートパスを繋いで1分かけて1点取る意識を持つ。

 そうすれば慌てずにDFを崩す、自分たちのスタイルで得点する事は可能となる。

 得点したいがために焦って攻め急いで、自分たちのスタイルを崩してしまっては

 得点する事は難しくなる。残り時間が少ないからといってロングボールを蹴ったり

 投げたり、ドリブルで無謀な突破を計るのは得点チャンスから遠ざかると考える。

 残り時間が少なくても一番得点を奪えるのは自分たちが練習を積み重ねて来たスタイル。

 自分たちのやって来た事に自信を持って、最後までそれを貫く。

 急がば回れの精神を持つ。