ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,8/24(火) ユースフットサルノート

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ペラドン

・9対9

・3タッチプレー。相手陣内に入ったらフリータッチ。

・シュートはヘディング。

・相手ボールになったらボールを奪いに行く。縦のパスコースを切って、真ん中で奪う。

 (PIVOの前に出て奪う)

●ストレッチ

・各自、自由にリラックスしてストレッチ

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●1対1(ライン突破)

・コートの横幅を使ってのライン突破ゲーム。

・2チームがそれぞれサイドラインに分かれ、オフェンスとDF1人ずつ出し合って1対1を行う。

 お互いの後ろにあるラインをドリブルで越えれば勝ち。

・インサイドのダブルキック、アウトサイドフック、足裏、シザース、ボディシェイプなど、

 フェイントや切り替えしを駆使してDFを左右に揺さぶってライン突破を試みる。 

 股抜きも狙ってみる。

●クワトロからのジャグナウ

・4-0の形からボール保持者は逆サイドの選手へパスを出したらエントラで内に入り、DFをひきつける。

 DFがついて来たらそのDFを振り切るため、そこから「くの字」を描くように急に方向転換する。

 「くの字」で方向転換すると自分のマーカーがボールウォッチャーだった場合、用意にフリーになる事が出来る。

 「くの字」で方向転換して目指すのはペナルティエリアの斜め45度の位置。

 抜けた選手がフリーになったのを見計らってボール保持者はグラウンダーの速いパスを足下へ出す。

 その時点でGKと1対1の状況になっているので、1タッチもしくは2タッチで素早くシュートを打つ。

<ポイント>

 エントラで内に入る際はマーカーを確実に引き付けます。

 そこからダッシュでくの字の動きをすれば必ずフリーになる事が出来ます。

 サッカーのような円を描く動きをすると走る距離が長くなり、ゼッタイにフリーになれません。

 マーカーが戻って来ますし、くっついて来る可能性が高い(騙せない)です。

・くの字の動きで方向転換する際、方向転換する直後はやや前方(斜め前)を向いた状態でダッシュしますが、

 必ず途中から横向きになり後ろから出て来るパスに対応出来る体の向きにする事。

 そうしないとALAからのパスを足裏でトラップしたり、インサイドで前に押し出すトラップが出来ません。

 シュートが打てる体勢を取るようにする。

●GKとの1対1~得点力アップ

・プレーヤーは攻めるゴールに背を向けてハーフウェーラインに立つ。

 サーバーがプレーヤーの股を通すようにボールを転がすので、プレーヤーは

 ボールが股を通過したら反転してGKとの1対1を行う。

・ゴールに近づけば近づくほどシュートを決めやすい。

・GKが自分に向かって飛び込んでくれば、真横にボールをずらすだけで簡単にかわせる。

 ※GKのスピードを利用する。

・ゴールの上を狙うとGKはとっさに手を出せるので、狙うのはGKの両手下。

・GKの股や頭越しのループも選択肢の1つとして頭に入れておく。

・プレーヤーは第2PKマークの所にゴールを向いて、足を開いて立つ。

 サーバーがプレーヤーの後ろからボールを股の下を通して転がす。

 プレーヤーはボールが自分の前に出てきたらドリブルを開始する。

・GKは飛び出して来るかもしれないし、ゴールライン上に残っているかもしれない。

 自分とGKとの位置関係を把握しGKの動きと姿勢を見て、どのようにプレーするのが

 一番効果的か、得点出来る確立が高いかを考えてプレーする。

※12人が2回ずつプレーをして、合計12点以上得点すればFPの勝ち。

 11点以下に抑えればGKの勝ち。負けた側は筋トレ。GKも4失点以上した選手は筋トレ。

●2対1

・フルコートで行う。

・片方のゴールにGKが立つ。

・もう片方のゴール前にフィールドプレーヤーが3人横並びになる。

 その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるGKが強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はGKからのロングスローをノートラップで左右どちらかの選手にパスを出す。

 左右どちらかにパスを出したらDFになり、まずはセンターライン後方まで戻る。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

 パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

 DFのポジショニングが悪かったら1人でドリブル勝負し、シュートを打つ。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

 お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

 しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・DFはまずは自陣側へ「戻る」!

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

 ないようにする。そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

 足を投げ出してシュートブロックする。

・もし逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

 そこで振られたからといってボールを追いかけると、更に逆に振られて

 しまうので、失点する確率を高めてしまう。

 そういう場合はまずはGKに任せて、自分は目の前のマークを外さない事。

 そうすればGKが飛び出して、GKをFPと見立てれば2対1の状況が2対2になり、守りきれる。

・GKはDFが逆に振られた瞬間に前に出る!決して迷わない。

※5分間プレーをして、FPとGKで勝負。8点以上取ればFPの勝ち、7点以下の失点ならGKの勝ち。

 負けた側は筋トレ。

<話した内容>

・ピッチに入れる時間前に着いているならば、それまでにアップ、ストレッチ、ランジ程度は終わらせておく。

 ピッチに入った瞬間にボールを使った練習が出来ればそれだけ多くのトレーニングが出来る。

 ピッチに入ってからアップ、ストレッチなどに時間を費やすのはもったいないと思えないか。

・五体満足で何不自由無く練習に参加してボールを蹴れている選手は怪我をしていて、

 ボールを蹴りたくても蹴る事が出来ない選手のためにも全力でレベルアップしなければいけない。

 故障者が復帰した時に危機感を持たせなければいけないし、その選手が復帰する大会では優勝して

 胴上げ出来るぐらいまでチーム力をあげなくてはいけないと思う。