ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,9/14(火) Jrユースフットサルノート

☆U-15参加メンバー:原、盛、晃、鈴、堀、泰、井、住、正、隼、佑、勝、勇、清、寛、裕

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●フィジカルトレーニング(ボールを使用)

・4人1組でボールを2個使用。(または3人1組)

・コートの横幅を使ってプレーする。両サイドに1人ずつ(C,D)立ち、ボールを足で保持。

 ボールを持っていない2人はボール保持者同士のちょうど中間に背中合わせで立つ。

 真ん中にいる2人(A,B)はお互い同時に動き出す。

 AはCに向かって走り、Cが足下へ投げるボールをインサイドキックで返す。

 BはDに向かって走り、Dが足下へ投げるボールをインサイドキックで返す。

 AとBはパスをインサイドキックでけり返したら円を描くように回ってターンするのではなく、

 インサイドキックでボールを蹴った足でぐっと踏ん張り、そのまま真後ろへ急激にターンする。

 真後ろへターンしたら即加速。そして反対のボール保持者へ向かってダッシュする。

 そして今度は逆足で返す。これの繰り返し。

※学年によって要求する内容は変わります。

[3年生]スピード。全力でダッシュする。

[2年生]キックの精度。ノーミスで行う。余裕があれば走るスピードを上げる。

[1年生]とにかくキックの精度。1回1回、プレー毎にボールに集中して

    ボールだけを見てけり返す。ゆっくりでかまわないので、一人2セット。

※浮き球を1タッチでインサイドキック、スタンディングのヘディングも行う。

●ブラジル体操

・踵タッチ

・腿上げ

・後ろに足振り上げ

・外側真横に足振り上げ

・腰振り

・肩甲骨閉じる、開く

・腕振り上げ

・肩回し

・股関節回し前後

※ストレッチは練習に参加する以上、全員が大きな声で数を数える。

 「自分は練習に参加しています」という意思表示として。

●パスゲーム

・6対3

・オフェンスは2タッチ以内でプレー。

・DFはやみくもに自分勝手に取りに行くのではなく、2人で連動してボールの奪い所を決め、

 パスカットを狙う。

・飛び込めばカット出来そうな場合は積極的にスライディングタックルで奪いに行く。

・オフェンスは誰か一人がDFとDFの間に入ってポストプレーや、中継役をこなす。

 エントロ、ケブラを試合で使いこなせるように。

●ゲーム

・盛、原、晃、鈴、正

・井、泰、堀、住

・隼、清、寛、佑

・唐、勝、裕、勇

<話した内容>

・前からボールを奪いに行く時は1人で勝手に行かない。無策で1人で奪いに行ってもかわされたり、

 簡単にパスを出されてしまう。

 前から奪いに行くという行為は数人で連動して、どこでボールを奪うかが決まっていて、そこにパスを出させて

 確実に奪えるようにしなければいけない。

 『口を開かない、指示も出さない、それなのに誰かが1人でボールを奪いに行く』というプレーは

 チームとして絶対にやってはいけない。こんな物は団体競技のプレーではない。

 個人で好き勝手やっているチームと変わらない。

 2ndDFが1stDFに指示を出し、自分がボールを奪いたいところにパスを出させてボールを奪う。

・自称上手い選手はチームメイトの力を引き出せなくてはいけない。チームメイトの力を引き出せず、

 自分一人が「上手いだろ」というような独りよがりなプレーをしたところでチームは勝てない。

 チームが勝てないならばそれは団体競技で求められるプレーではないし、その選手の上手さはチームの勝利に貢献出来ない物となる。

 技術はチームの勝利に貢献するために使う物である。だからこそ、自称上手い選手はチームメイトの特徴を理解し、

 長所を引き出してチームの力へと還元するべき。それが出来て初めてその選手はチームにとって上手い選手と言える。