ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

10,9/28(火) Jrユースフットサルノート

☆U-15参加メンバー:盛、堀、泰、井、住、正、隼、清、勝、勇

●アップ

・コートを左右2周ずつドリブル。

 体をほぐす事が目的なのでゆっくりと走る。

 左右の体重移動や負荷を左右均等にするため、左右両回り行う。

●ランジウォーク

・前後30mを一本ずつ。

・正しいフォームで行う。腰を落としたら膝が地面につくぐらいまでの位置を2秒キープ。

●ブラジル体操

・つま先タッチ

・後ろに足振り上げ

・外側真横に足振り上げ

・腰振り

・肩甲骨閉じる、開く

・腕振り上げ

・肩回し

・股関節回し前後左右

※ストレッチは練習に参加する以上、全員が大きな声で数を数える。

 「自分は練習に参加しています」という意思表示として。

 大声を出して自分の内側から「やる気」を上げて行く。

●パスゲーム

・5対5(ハーフコート)

・タッチ数制限は無し

・DFはやみくもに自分勝手に取りに行くのではなく、2人もしくは3人で

 連動してボールの奪い所を決め、ボール奪取を狙う。

・オフェンスは誰か一人がDFとDFの間に入ってポストプレーや、中継役をこなす。

 エントロ、ケブラを試合で使いこなせるように。

・パスは強く!

●3対1

・ボールは全てGKから出す。

・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、

 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。

・DF役は第2PKマーク付近で待機する。

・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。

 パス8本以内でシュートまで行く。

 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。

・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、

 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。

・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。

・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。

・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。

・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに

 プッシュして得点するプレーが理想。

●2対1

・フルコートで行う。

・片方のゴールにGKが立つ。

・もう片方のゴール前にフィールドプレーヤーが3人横並びになる。

 その3人のうち、真ん中の選手に反対側ゴールにいるGKが強くロングスローを出す。

・真ん中の選手はGKからのロングスローをノートラップで左右どちらかの選手にパスを出す。

 左右どちらかにパスを出したらDFになり、まずはセンターライン後方まで戻る。

・左右どちらかの選手がパスを受けたら攻撃開始。そこから2対1で攻める。

・オフェンスはカウンターを意識しなくてはいけないので、時間をかけず、

 パス本数も少なくしシュートまで持って行く。

 DFのポジショニングが悪かったら1人でドリブル勝負し、シュートを打つ。

・オフェンスは1人多い状況なので、確実に得点する事が求められる。

 お互い、何処にパスが欲しいのか、それとも一人で勝負させるのか

 しっかりとフォローの声(指示)を出す。

・DFはまずは自陣側へ「戻る」!

・基本はワンサイドカットで逆サイドの選手への折り返しのパスを出させ

 ないようにする。そしてじりじりと間合いを詰めて行き、ボール奪う。

・ボールを奪えなくても、ドリブルに並走し、シュートを打たれる際に

 足を投げ出してシュートブロックする。

・もし逆サイドの選手にパスを出されたら、慌ててボールを追いかけない。

 そこで振られたからといってボールを追いかけると、更に逆に振られて

 しまうので、失点する確率を高めてしまう。

 そういう場合はまずはGKに任せて、自分は目の前のマークを外さない事。

 そうすればGKが飛び出して、GKをFPと見立てれば2対1の状況が2対2になり、守りきれる。

・GKはDFが逆に振られた瞬間に前に出る!決して迷わない。

●ゲーム

・2,3年生対1年生

<話した内容>

・練習を休んだ選手と参加した選手はその分だけ差が開く。しかし、チーム練習に参加をして自主トレをしなければ、

 練習を休んで自主トレで挽回する選手にせっかく開いた差を縮められてしまう。

 練習に参加した選手は他選手との差を広げなければ必ず試合に出られるという保証は無い。

・選手自身、本当にフットボールが好きならば練習が無い時に自分の時間を使って自主トレをしたり、

 試合のビデオを見て研究するはずである。

 もし、自由な時間でTV、漫画、ゲーム、他趣味を優先してしまうようならば、フットボールよりも

 それらが好き、優先順位はフットボールよりも上となる。

 口ではフットボールが好きです、試合に出たいです、といいながらも行動に移せないようではそこまで

 フットボールの事が好きではないのだと思う。

 ボールを蹴っているだけで幸せ、時間を忘れてボールを蹴ってしまう、というような選手は上達が早いし、

 他選手たちを追い抜いて主力として君臨するようになる。

・本当にフットボールが好きだという選手は現在の自分の行動と将来の自分の姿をイメージして欲しい。

 コーチは「自主トレをやりなさい」「遊ばないで暇な時は走りなさい、ボールを蹴りなさい」などと

 押し付けるようにやらせるような事は一切しない。

 人から言われてやったところで「やる気」が無い以上は効果は薄い。

 自分の意思で、上手くなりたいから、好きなフットボールをもっと楽しめるようになりたいから、

 試合に出たいからという欲求があるからこそ、自然と自主トレをやるようになる。

 コーチが自主トレしなさいと言わないからやらないでは、現状を打破出来ないし、レベルアップは無い。

 何もしないでレベルアップ出来る選手などいない。

 自由な時間にボールを触らない、自主トレ(自分の意思で自主的にトレーニングするから自主トレ)もやらない選手が

 上達するか、試合に出られるか、将来プロになれるか考える。

 将来の自分の立ち位置は今の自分の行動にかかっている。