ブラジル式フットサル講習会

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東京都ユース(U-18)フットサルリーグ・トレーニングセンター 第5回(2)

(1)の続きになります。アップが終わり、トレーニングを開始したところからです。


●ノートラップシュート
・FPは第2PKマークに待機し、ゴール脇からコーチが転がすボールを1タッチシュート。
 シュートはインステップキック。

●GKとの1対1(1)~得点力アップ~・センターライン付近からサイド(第2PKの高さ)に開いた選手にパスを出して、
 ワンツーパスの要領で真っ直ぐ走る。
 「パスを出したら走る」の意識を高く持つ。
・ワンツーパスを受けたらGKと1対1を行う。
・走っている間にGKの位置とコーチからのパスの強弱や位置によって、
 どのようなシュートを打つのか、どやって得点するかをイメージする。
ファーストタッチの強弱や角度、触る部位によってその後のプレーは様々に変化する。
 その変化がミスに繋がるのか、それとも自分の意思によって変化させるのかで、
 GKとの1対1の成否が決まる。

(1)ノートラップシュート(ゴールの上下左右の四隅を狙って)
(2)2タッチシュート(トラップで蹴りやすい位置にボールを動かす。
  またはトラップでシュートコースを作る。角度を作る。)
(3)GKが前に飛び出して来たらループシュート
(4)GKに突っ込むように真っ直ぐドリブルし、GKの手か足が届くギリギリの
  位置まで来たら素早く足裏で真横にボールを転がしてGKをかわす。
  その後、無人のゴールに流し込む。

●3対2~前プレ回避(1)~
・ゴールクリアランスからスタート。フルコートゲーム。
 オフェンスの2人はペナルティエリアラインの位置でサイドラインいっぱいまで開いて横並び(平行)になる。
 もう1人はPIVOの位置に入り、トライアングルを作る。
・DFの2人は最初は内絞りでGKから直接PIVO当てされないポジションを取る。
・GKはオフェンス2人のうち誰に出しても良い。両サイドの選手は裏を狙ったり、
 フェイクの動きを入れたりする。
 中が開いているようなら直接PIVO当てしても良い。
・DFは人数が1人少ないのだから、ボールを前に運ばせない守り方をしなければいけない。
 ボールホルダーへ寄せる選手は縦切り、逆サイドの選手は打ち絞り。
 横パスを出させたら、打ち絞りの選手が横パスを狙いに行くために寄せる。
 (縦のパスコースを切りながら)
 そして逆サイドの選手はカバーリングのため、打ち絞りのポジションへ修正する。

[ポイント]
・オフェンスの選択肢は4つ以上。 
 PIVOは張るだけでなくDFとDFの間に下りるプレーも必要。
・両サイドの選手が裏を狙って走った場合、1stDFはついて行かない。
 マンツーマンでついて行ってしまうと簡単にPIVO当てされてしまい、ボールを前に運ばれてしまう。
 両サイドの選手が上がって来たらDF2人は連動し、指示を出し合いながらボールを前に運ばせないポジションを取る。
 サイドの選手がボールを持ったら縦を切って寄せる。これだけで裏に蹴られなくなる。
 そして余っているDFがカバーリングの意識を強め、他の2人をケアする。

●3対3~ボール奪取~
・フルコートゲーム。
・ゴールクリアランスから始める。自陣ではオフェンス側の2人が両サイドラインに開き、
 GKからパスをもらえる位置につく。
 もう1人は相手陣内の第2PK付近でPIVOとしてのポジションにつく。

[ボールの奪い所]
(1)DF側はマンツーマンでマークにつくが、スタート時のポジションはGKから直接
 PIVOに当てられないように、2人共内絞り。
 GKからパスを受けた選手と同サイドの選手は、まず一番最初に縦のパスコースを防ぎ、
 そしてボール保持者が楽にプレー出来ないように体を寄せる。
 ここでボールを奪う事も考え、ルールの範囲内で体をぶつけ、縦を切ったままボール奪取を狙う。
(2)逆サイドの1人は横パスをカット出来るように少しサイドに開く。
 マーカーとの距離は4m程度。近すぎると裏を取られてしまうし、ボール保持者がパスを出さなくなる。
 わざとボール保持者がパスを出したくなる距離を取り、苦しい体勢から人任せのような
 パスを出して来たらパスカットを狙う。この横パスをカット出来たら得点の可能性が高まるので、
 スライディングしてでもパスカットを狙う。
(3)PIVOをマークしているFIXOは前線にいる味方に「言葉」でパスコースを切る指示を出し、
 DFの間へ下りた相手PIVOへパスを出させないようにする。
 前線のDFが内を切ってPIVOにパスを出させないようにした場合、ボール保持者は
 ライン際のドリブルしか選択肢は無い。
 よって、ライン際をドリブルした際にマンマークの選手は体を当て、体勢を崩させ、
 FIXOはライン際でボールを奪うために一気に寄せる。
 前線の選手とFIXOでサンドする。

[約束事]
(1)縦切り
(2)体を寄せる、ぶつける、楽にボールを持たせない。
(3)PIVOへのパスコースを消させる指示を出す。
(4)次に出るパスを予測して奪う。連動してボール奪取。
(5)ボールを奪うのは横パスか縦ドリブル。

<オフェンス>
・ゴールクリアランスを受けたボール保持者はファーストタッチで前を向く癖をつける。
 横を向いていては選択肢が横パスメインになってしまう。
 前を向く事で選択肢が縦、横、中の3つになる。
 自分の目の前のDFの立ち位置によってプレーを変える。縦を切られていたら下りて来たPIVOを使って
 ワンツーパスで突破する。内を切られていたら縦ドリブル、もしくはPIVOとパラレラ。
 DFが密集しているようならば逆サイドへ一気に飛ばす。
 逆サイドへパスが出た時もPIVOは2対1の数的優位を作るため、真ん中のDFとDFの間へ入ってボール保持者と距離を縮める。

●3対1
・ボールは全てGKから出す。
・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、
 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。
・DF役は第2PKマーク付近で待機する。
・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。
 パス8本以内でシュートまで行く。
 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。
・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、
 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。
・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。
・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。
・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。
・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに
 プッシュして得点するプレーが理想。
 1人がゴール前に味方にパスを出し、もう1人がゴール前でGKを引きつけ、そして
 もう1人がゴール前に飛び込み、無人のゴールへ楽に押し込める状況を作り出す。
 3人目の動きが重要。
 レベルの高い試合では1人で打開出来ないことは多々有る。そのような時に、
 チームを窮地から救うのは3人目の動きである。
 数的同数ならば優位に立てるように、もう1人が絡むようにすれば楽に得点出来る。

※カウンター時に得点するためには時間と手数をかけてはいけない。
 手数、時間をかければかけるほど、DFが戻って来てしまうので得点チャンスがなくなる。
 手数、時間をかけないことを意識してもらうために1タッチプレー限定としている。

●パワープレー解説
・CKからのパワープレー。
・CKを獲得したらGKがハーフウェーラインを越えたライン際に開き、FPのFIXOが
 ハーフウェーライン後方にポジションを取る。
 キッカーから直接GKへ戻し、GKからFIXOへパス。パスを受けたFIXOのイメージで
 左右に展開しながら得点チャンスをうかがう。
・GKはシンプルなプレーを心がける。無謀なプレー、欲を出したプレーは避ける。
 インサイドキック、足裏トラップ、シュートの3技術のみなので難しい事はない。

[ポイント]
・FIXOは左右どちらにでもパスを出せる体の向きになる。
・GKはコーナーアークにいる選手とFIXOの両方へパスを出せる体の向きになる。
 2タッチでプレーをすれば楽。選択肢はPIVO、縦パス、FIXO、シュートの4つ。
 キッカーからパスをもらう時とFIXOへパスを出した後はピッチのサイドライン
 めいいっぱい開いたポジションを取る。
 少しでもピッチ内側に寄ってしまうと自分からDFに近寄ってしまうので、
 自分で自分の首を絞める事になる。
 楽にプレーするためにもDFとの距離を遠くする。


<話した内容>
・この場は所属チームではないので、チーム内での先輩後輩を引きずることはない。
 フットボールをより楽しむため、レベルアップのために来ているのだから所属チームでの
 力関係は持ち込まない。1人のチームメイトとして接する。
 それは他チームの選手に対しても同様で、年上だからといって変に萎縮する必要はない。
 遠慮せず、堂々と接する。
・学校では行事などで仕切ったり、目立とうとしたりする人がやっかまれたりするが、
 他選手よりも「上である何か」がなければ試合に出られないのだから、ここでは
 思う存分フットボールに打ち込んで欲しい。
 単純な話、ブラジル体操で隣の選手よりも大きな声を出してチームを盛り上げれば、
 その分メンバーには近づく。
 しかし、そこで他選手と同等な行為で終わってしまうと、評価のしようがない。
・ボールを奪う際には必ず2人or3人で連動する。誰か1人が自分の力を過信して、自分
 1人で行くのではなく、他選手にボールを奪わせるようにしむける。
 当然他選手は、味方が自分の所にボールが来るようにお膳立てしてくれるのだから、
 ボールの行き先を予測し、来た瞬間に寄せられれば楽にボールが奪える。
 逆に信頼関係がなければ個人対個人になるので、簡単に抜かれてしまう。
 また、信頼関係がないということは、カバーリングの意識も希薄なので。失点に
 つながってしまう。
・ここで出会った選手は何かの縁なので、各種大会会場で会った際には気軽に声を
 掛け合って欲しい。それが今後の人脈となり、かけがえのない仲間となる。