ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

11,2/17(木) ユースフットサルノート

☆U-23参加メンバー:木、武、史

☆U-18参加メンバー:碓、浩、真、露、櫻、寿、外、小 
 
 
●アップ
・各自、自由にウォーミングアップ。
 
●ストレッチ
・各自、自由にストレッチ。
 
●ペラドン
・5対5
・3タッチプレー。相手陣内に入ったらフリータッチ。
・シュートはヘディング。
・相手ボールになったらボールを奪いに行く。縦のパスコースを切って、
 真ん中で奪う。(PIVOの前に出て奪う)
・センタリングはスペースへ上げる。DFが体勢を整えて、密集しているゴール前に
 センタリングを上げても、跳ね返されるだけなので、得点確立は低い。
 ヘディングシュートを打つことすら、難しい。
 
●2対1~オーバーランを駆使して選択肢を増やす~
・オフェンスの2人はハーフウェーラインより後方で、自陣側の第2PKマーク付近の
 ピッチ中央(a)と左サイドライン際(b)で待機する。(b)は座って待機。
・DFはゴールポスト脇でボールを保持して待機する。
・DFはゴールポスト脇からピッチ中央へ向かってゆっくりドリブルし、
 ハーフウェーライン辺りまで来たら、オフェンス(a)にパスを出す。
 (b)はDFがパスを出す直前に立ち上がり、素早く(a)の裏を回って、(a)を追い越す
 ように相手ゴールに向かって走る。
 (a)がDFからのパスをトラップして攻撃を開始する。

[ポイント]
・(a)はDFを引き付けるようにゆっくりドリブルし、(b)は(a)の後ろを通って、
 (a)を追い越すオーバーランの動きをする。
 (a)のプレーが重要になる。
 (b)が(a)の後ろを通って、(a)を追い越す瞬間に(b)へパスを出すプレーが一つ。
 もしくは(b)へパスを出すようなフェイントを入れて、DFが(b)へのパスを
 意識した瞬間に、自らドリブル突破して、DFを振り切ってシュートまで
 持って行くことも可能。
 
※DFが(b)へのパスを意識したかどうかは、DFの体の向きや足の動かし方で
 判断出来る。(a)は(b)へのパスをフェイントに使いたいならば、体を(b)に向けて、
 体を開く事によって、足を一切動かさなくてもパスを出すような姿勢となるので、
 それだけでDFを惑わすことが出来る。シザースフェイントも有効。
 ドリブル突破を選択した場合は素早く、全力ダッシュでDFを振り切る。
 
●3対1
・ボールは全てGKから出す。
・FPはセンターラインよりも後方(GKから見て奥)に下がり、
 右サイドライン際、コート中央、左サイドライン際の3箇所に分かれる。
・DF役は第2PKマーク付近で待機する。
・OFは全て1タッチプレー。2タッチ以上は禁止。
 パス8本以内でシュートまで行く。
 9本目がシュートは不可。最低でも8本目がシュートである事。
・DFはOFのパス本数を大声で数える。GKと連携してシュートブロックするため、
 OFのパスが何本目なのかGKに知らせる必要がある。
・OFが得点したらDFは同じ選手が連続して行う。
・OFがパスをミスしたり、シュートをミスしたらミスした選手がDFとなる。
・パスが8本を越えた場合は8本目のボールを蹴った選手がDFとなる。
・DFがパスの本数を数え忘れたら連続でDFを行う。

※GKを引き付けて、逆サイドのポストへ3人目が走り込んで無人のゴールに
 プッシュして得点するプレーが理想。
 
 
<話した内容>
・下部組織交流戦「名古屋オーシャンズ」戦のMVP発表。
・第33回関東カレッジフェスタ神奈川県予選、準優勝の報告と、MVPの発表。
・2対1の数的不利でのカウンターの際、GKと上手く連携すれば、そう簡単に
 失点することはない。ただし、お互いが指示を出さなかったり、FPはGKを、
 GKはFPを信頼していなければ、守りきるのは難しい。
 お互いがお互いを信頼し合えば、容易に守れる。
 FPがパスコースとドリブルコースを限定し、パスを出させてGKが飛び出せば、
 人数の上では2対2になるので、数的不利にならない。
 シュートコースを切りながら出るので、シュートブロックも容易い。
 唯一気をつけなければいけないのは、GKが次のプレーを先読みし過ぎて、
 ボール保持者がボールを離す前に動いてしまい、シュートコースが空いて、
 DFのFP越しにシュートを打たれて、決められてしまうこと。
 これは、最も注意しなければいけないプレーの1つ。
 FPも、ボール保持者をマークしている際に、GKのためにパスコースと
 ドリブルコースを切ることだけに専念せず、腰を落として、いつシュートを
 打たれても、即ブロック出来るだけの体勢をとっておかなければいけない。
 GKを信頼しながらも、自分がボールを奪うという意識を高める。
 それが失点しないための心構え。