14,6/13(金)自主トレ講習会~レポート~
【テーマ:キレのある体作り~試合で活躍するために~】のレポートです。
トレーニングメニュー及びトレーニングの解説を公開致しますので、
ぜひご覧ください。
●ウォーミングアップ
・軽く、アキレス腱を伸ばす、足首を回すストレッチ
・1分間の軽いランニング
・下半身の静的ストレッチ
(ふくらはぎ、腿前、腿裏、内転筋、恥骨筋)
・上半身の静的ストレッチ
(三角筋、肩甲下筋、広背筋、腰、脇)
・股関節のダイナミック運動
●体幹トレーニング
・腹筋(クイック)
両手を後頭部で組み、両足を浮かせて膝を90度に曲げる。
両肘を両膝にタッチする動作を、ものすごく速く繰り返す。
※今回は、10回×2セット行いました。
・背筋1(クイック)
両手を肩脇に広げ、足を浮かした状態で素早く背中を反る。
※今回は、10回×2セット行いました。
・背筋2
両手と両足を伸ばした状態で、うつ伏せになります。
右手と左足を同時に上げ、下ろしたら今度は左手と右足を上げます。
背中の中心部分を意識しながら、手と足がクロスするようにして、
対角の手と足を同時に上げる。
※今回は解説のみ行いました。
・サイドブリッジ
横を向いて肘を地面につき、脇の下から腰~脛までを浮かして、
真っすぐ体を支えます。
※今回は10秒×2セット行いました。左右、両サイドを行います。
●ラダー
・1マスに直進で2歩
・1マスに直進で1歩
・1マスに横向きで2歩(左右)
・クロスステップ(左右) ※上半身固定、腰を捻る
・ツイスト(左右) ※上半身固定、腰を捻る
・正面を向いてシャッフル
・横を向いてシャッフル(左右)
※ラダーは正しい姿勢で行うことで、効果があります。
視線は前方で、上体を起こし、細かいステップで行います。
速く動くために腕を振りましょう。
●サーキット走(1)
・縦16m、横10mの長方形グリッドの外周を使用。
・縦8mまで前方へダッシュ、中間地点で減速して16mまで流す。
16mの角から外を向いた状態でサイドステップ、
10mの角でターンして前方へダッシュ、中間地点で減速して16mまで流す。
16mの角から外を向いた状態でサイドステップ。
・1周で1セット。
・右周り×2セット、左回り×2セット。
※それぞれ、角でダッシュからサイドステップ、
サイドステップからダッシュに切り替える際、
細かいステップで直角で切り替えられるようにする。
●サーキット走(2)
・前方ダッシュ→内向きでのサイドステップ→バックステップ
※それぞれ、角でダッシュからサイドステップ、
サイドステップからダッシュに切り替える際、
細かいステップで直角で切り替えられるようにする。
●パワーポジション解説
・足を肩幅程度に開き、爪先は正面に向ける。
スクワットをする時と同じように胸を張りながら腰を軽く落とし、
足の下に紙が一枚入るぐらいのとても小さい隙間ほど踵を上げる。
親指付け根の母指球に体重をかける。
だらっと力を抜いてリラックスさせる。
パワーポジションを取ることで360度どの方向でも素早く
動き出すことができます。
●一歩目を速くする方法
・パワーポジションの状態からスタート。
・コーチの合図で1~2歩走る。
・合図と同時に一歩目を踏み込むのだが、その際にプレジャンプのようなステップを
踏んでしまうことが多い。
ステップを踏んでしまうと、その分0コンマ何秒が遅れてしまうので、
ステップを入れないように意識する。
・コーチの合図で1~2歩走る動作を、ステップを入れないで実践してみる。
●一歩目で距離を稼ぐフォーム解説
・普通に歩く時と同じように、右手と左足、左手と右足を交差するように前に出してしまうと、
腰を捻る動作になるため一歩の距離が短くなってしまいます。
そこで、「一歩目を速くする」「一歩目で距離を稼ぐ」には、
右足で一歩目を踏み出す場合は右手を正拳突きのように、突き出します。
左足で一歩目を踏み出す場合は、左手を突き出します。
そうすると、体が開くので一歩目の距離が長くなります。
●一歩目で距離を稼ぐためのフォーム実践
・パワーポジションで待機。
・コーチの合図で、右手と右足(もしくは左手と左足)を同時に前に出して、一歩だけ踏み出します。
・慣れて来たら3m程度走ってみる。
・ステップを入れないように意識する。
●正しい、走り方の解説
・走るフォームはオリンピックなどの短距離走者のフォームをイメージする。
腿を高く上げて、股関節を使って走る。
股関節を使わないと、腿の筋肉に負担がかかり、疲労もたまってしまう。
視線は3m手前を見て、自然に顎が引く姿勢を取る。
顔を上げてしまうと、体重が後ろに傾いてしまう。
逆に下を向いてしまうと前傾姿勢になってしまい、
地面を蹴るような走り方になってしまうので、スピードが出ない。
地面を蹴るような走り方は、前に進みたくても上半身が邪魔をしてしまうので、速く走れない。
速く走る秘訣は、股関節を引き上げ自転車のペダルをこぐように、
股関節を回転させるように足を前に出す。
そして、踵から地面につき、右足の踵が地面についた瞬間に左足を上げ、
左足の踵が地面についた瞬間に右足を上げる。
この動作を素早く行うと、自然と足が動く。
股関節の回転を加えれば自ずと速く走れるようになる。
腕は肘を90度に曲げる。90度に曲げると、肘が支点となり、自然と腕がふれる。
腕と足は連動しているので、腕を速く振れば振るほど、足は速く前に出る。
●ターンするスピードを速くする、一歩目で距離を稼ぐ方法の解説
・ターンする際に円を描くように大回りしてターンしていては、時間がかかってしまいます。
一歩目で踏み出す足は真後ろに引き、後ろに引く足と同じ側の肘も同時に後ろに引くようにします。
そして、足を後ろに引きながら体を外に開くようにし、着地する際に爪先を進行方向に向けて踏み出します。
右足を一歩目にしてターンする場合は、右足を引くと同時に右肘を真後ろに引きます。
肘を後ろに引く勢いを利用してターンすると、スピードがより速くなります。
・着地する際に母子球で踏ん張れると、その後の加速も速くなります。
●サーキット走(3)
・5m間隔でマーカーを×の形で配置し、×の真ん中にもマーカーを置く。
×の正面からスタートし、真ん中のマーカーまで直進でダッシュ、
真ん中のマーカーで減速し、右斜め前のマーカーへワンサイドカットの右側を切るような姿勢で、
左前方を見るようにマーカーまでサイドステップで前進する。
右前のマーカーに着いたら、左側のマーカーへサイドステップで移動(細かく速く)。
※素早く切り替えを行う。
左前のマーカーに着いたら、ワンサイドカットの左側を切るような姿勢で、
右前方を見るように真ん中のマーカーまでサイドステップで下がって行く。
真ん中のマーカーに着いたら、ワンサイドカットの右側を切るような姿勢で、
左後方のマーカーまで下がって行く。
※素早く切り替えを行う。
※逆サイドのパターンも同様に行う。
●サーキット走(4)
・5m間隔でマーカーを十字の形に配置し、真ん中にもマーカーを置く。
十字の後ろのマーカーからスタートし、一番前のマーカーまでダッシュ。
一番前のマーカーに着いたら素早く腕立て伏せ(両手をワイドに広げ、深く)を1回行い、
素早く立ち上がって真ん中のマーカーまでバックステップする。
真ん中のマーカーに着いたら十字の右マーカーへサイドステップで移動。
右マーカーに着いたら素早く腕立て伏せを1回行い、
素早く立ち上がって左側のマーカーまでサイドステップで移動する。
左マーカーに着いたら素早く腕立て伏せを1回行い、
素早く立ち上がって真ん中のマーカーまでサイドステップで移動する。
真ん中のマーカーに着いたらスタート地点まで真っすぐバックステップで戻る。
※切り替えを速く。
以上が6/13(金)の講習会メニューになります。
自主トレやチーム練習の参考にしていただけたら幸いです。