ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

14,6/14(土)GKトレーニング

2014,6/14(土)日本ウェルネススポーツ大学フットサル部、

GKトレーニングのメニュー及び解説です。

 

●ウォーミングアップ

・ゴムチューブ

・筋トレ

・股関節のダイナミック運動

・ストレッチ

 

●グラウンダーのスロー

・2人1組、2m程度の距離で向かい合い、お互いにそれぞれボールを1個ずつ持つ。

 1人が右手で相手の左手にグラウンダーのスロー、もう1人が左手で相手の右手にグラウンダーのスローを出す。

 左右交互に合計20本。膝の屈伸運動を使うこと。

 

●浮き球のスロー(ロングパス)

 お互いにコート両サイドのゴールにそれぞれ分かれ、PKマークからロングスローを投げ合う。

 ジャイロ回転をかけて、ボールが失速しないようにノーバウンドで投げ合う。

 

●正面のキャッチ

・正面のグラウンダーのキックをしゃがんでキャッチ。しゃがんで片方の膝を逆足の踵につけるようにして、

 トンネルしないように壁を作ってキャッチする。×10本。

・正面の浮き球をオーバーハンドでキャッチ。×10本。

・正面の低い浮き球をアンダーハンドでキャッチ。×10本。

 

●左右に移動してのキャッチ

・ゴールのポストからポストへサイドステップしながら、グランダーのキックをしゃがんでキャッチ。

 キャッチしたボールを返したら、即逆サイドのポストへ移動する。×10本。

 

●横への飛びつき(キャッチ)

・長座(足を伸ばした状態)

 脇の下を抜かれないように、肘を曲げて手を地面すれすれまで落とす。

 コーチが左右にボールを転がすので、肘を曲げて脇を絞り、

 小指が地面をこするように、ボールまで手を伸ばしてキャッチする。

 ボールに対して下の手は壁を作り、上の手はボールの上に蓋をする。

 そうすればボールの威力に負けたり、マナーの悪い選手に蹴られることがなくなる。

 キャッチしたら素早く足を伸ばして、元の座った状態に戻る。

 左右交互に10本行う。

 

・膝立ち

 上記と同様に左右10本行う。

 左右のボールをキャッチしたら、素早く膝立ちの状態に戻る。

 必ず膝立ちになってから、左右のボールに飛びつく。

 

・スタンディング

 上記と同様に左右10本行う。

 左右のボールをキャッチしたら、素早く立ち上がる。

 必ず立ち上がってから、左右のボールに飛びつく。

 

●1対1の飛び出し(フォーム確認)

 ペナルティエリアのラインに沿って、ボール5個を等間隔で配置する。

 スタート地点はゴールの中心とボールを結んだライン。

 基本は中腰。股を通されない足幅のまま、細かく素早く前進する。

 中腰のままボールの位置まで飛び出して行く。

 左右のボールはそれぞれ膝を折って、踵と膝で股抜きされないように壁を作り、

 両手を開いて弾き返すような動作をする。

 正面のボールは両足を閉じた状態で屈伸するようにし、

 プレジャンプと同時に、両手を地面スレスレの位置で勢い良くボールを弾き返すように、

 両足横でピタッと止める。

 

※毎回ボールからゴールまでバックステップで戻る。

 

●1対1の飛び出し(シュートブロック)

 上記プレーを実際にシュートブロックまで行う。

 ボールの位置まで来たらコーチがニアもしくはファーへグラウンダーのシュートを打つので、

 身体でシュートを止める。

 両手はボールを弾き返すようにする。

 

●1対1の飛び出し(膝滑り)

 ペナルティエリアのラインに沿って、ボール5個を等間隔で配置する。

 スタート地点はゴールの中心とボールを結んだライン。

 中腰のままボールの位置まで飛び出して行く。

 ボールの手前から両膝で滑り、膝でボールを押し出す。

 

●反応速度向上(横への飛びつき)

 

・バウンドボール

 2人1組でボールをそれぞれ1個ずつ持ち、2m程度離れて向かい合う。

 GKがアンダーハンドでボールを投げ、コーチがバウンドボールを投げる。

 お互いがボールを同時に投げ合い、同時にボールをキャッチできるようにする。

 ボールを投げ合っている最中に、コーチがランダムでバウンドボールを左右に放るので、

 GKは咄嗟に飛びつく。

 ×10本。

 

・グラウンダー

 上記と同様にプレー。

 GKがバウンドボールを投げ、コーチがアンダーハンドでボールを投げる。

 お互いがボールを同時に投げ合い、同時にボールをキャッチできるようにする。

 ボールを投げ合っている最中に、コーチがランダムでグラウンダーのボールを左右に放るので、

 GKは咄嗟に飛びつく。

 ×10本。

 

●足のシュートブロック

 ゴールの右上角と左上角にビブスを取り付ける。(ビブスがヒラヒラするように)

 

・右下へのシュートブロックの場合

 コーチの合図でGKが左上角のビブスを叩き、GKがビブスを叩いたと同時にコーチは

 右下へグラウンダーのシュートを打つ。

 GKはシュートを足でブロックする。

 シュートが打たれたサイドの足を伸ばし、逆側の足は膝を曲げて外側に折るようにする。

 上半身は起こしたままで、手を使って浮き球のシュートを防げるようにする。

 

●ボールを身体の正面でキャッチするトレーニング

 

・オーバーハンド

 ゴールの中心に立ち、パワーポジションの姿勢で待機する。

 コーチが頭の高さぐらいのボールを左右に投げるので、

 ボールに対して外側の足を大きく一歩だけ踏み出し、

 必ずボールを体の正面で掴めるようにする。 

 

・アンダーハンド

 上記と同様にプレー。

 コーチが低いボールを左右に投げるので、アンダーハンドでキャチする。

 ボールに対して外側の足を大きく一歩だけ踏み出し、

 必ずボールを体の正面で掴めるようにする。 

 

●瞬発力向上トレーニング

 

 ゴールポスト前にうつ伏せになり、コーチの合図で素早く起き上がる。

 コーチが浮き球のボールを逆サイドに投げるので、飛びついてシュートブロックする。

 ※パンチング、キャッチどちらでもかまわない。

 ×6本。

 

●反応速度向上トレーニング(複合動作)

 

・浮き球

 右手左手交互に素早くバーをタッチして、すぐに右手左手交互に地面をタッチする。

 地面をタッチしてすぐにコーチが正面にパントキックを蹴るので、

 オーバーハンドでキャッチする。

 ×10本。

 

・グラウンダー

 右手左手交互に素早く地面をタッチして、すぐに右手左手交互にバーをタッチする。

 バーをタッチしてすぐにコーチが正面にグラウンダーのボールを蹴るので、

 膝と踵で壁を作ってキャッチする。

 ×10本。

 

●持久力向上トレーニング

 

・サイドステップ

 マーカーコーンを3つ、ゴールの正面に二足長の幅で縦に並べる。

 GKはマーカーコーンの間をサイドステップで抜けて、

 最後のマーカーを越えたらコーチが左右にボールを転がすので、

 転がされたボールに飛びついてキャッチする。

 キャッチした後はバックステップで元の位置に戻る。

 ×10本。

 

・ジャンプ

 マーカーコーンを4つ倒した状態で、ポストから外側へ二足長の幅横に並べる。

 GKはマーカーコーンの間を両足ジャンプで飛び越え、

 最後のマーカーを越えたらコーチがボールを転がすので、

 転がされたボールに飛びついてキャッチする。

 キャッチした後はサイドステップで元の位置に戻る。

 左×6本、右×6本。

 

 

以上が6/14(土)に日本ウェルネススポーツ大学フットサル部で行った、

GKトレーニングになります。

 

GKの自主トレやチーム練習の参考にしていただけたら幸いです。