ボールを奪いに行くということ(20160525)ジュニアトレーニングH
5月25日(水)にH小学校の小学生を指導してきました。
1~2年生×6名、4,5年生×4名のチームトレーニングになります。
●ウォーミングアップ
・動的ストレッチ
※軽い動きを入れてストレッチ
●コーディネーショントレーニング
・長座の状態から手を使って起き上がり、15m程度ランニング
・長座の状態から手を使わないで起き上がり、15m程度ランニング
・うつ伏せの状態から手を使って起き上がり、15m程度ランニング
・うつ伏せの状態から横に一回転して起き上がり、15m程度ランニング
※回転した勢いを止めずに、スムーズに起き上がる。
・うつ伏せの状態から手を使わずに起き上がり、15m程度ランニング
※両足の膝を腰に引きつけて、股関節を曲げて起き上がる。
・うつ伏せの状態から下半身を回転させて長座の姿勢になる。
※右回り、左回り、両方行う。
・うつ伏せの状態から下半身を回転させて長座の姿勢になり、
そこから手を使って素早く起き上がり、15m程度ランニング
●ボールの奪い合い
・プレーヤー10名のうち5名がボールを持ち、他5名はボールを
持たない状態から始める。
・ボールを持っていない選手はボールを持っている選手(誰でも良い)から
ボールを奪いに行く。
ボールを奪われた選手は奪い返し(誰でも良い)に行く。
・1分後にボールを持っている選手5名が勝者。
●3対1
・上記ボールの奪い合いが発展したトレーニング。
試合と同じようにボールは1個。
・オフェンスの3人はDFにボールを奪われないようにパスを回し、
ボールをキープする。
・ボールを奪われたら奪われた選手もしくはパスカットされた選手が
DFになり、3対1を続ける。
●8対2
・プレーヤー全員でパスゲームを行う。
・可能ならば、4対1の局面を作る。
2人目のDFがフォローに来たら逆サイドへのパスを狙う。
・タッチ制限がないので、パスorキープどちらか最適なプレーを選択する。
●ステップトレーニング(1)
・ステップオーバーをその場で行う。
・シザースのステップをその場で行う。
●ステップオーバーとシザースの解説
・実際に1対1の場面で、どのようにステップオーバーとシザースを使うのか、
デモンストレーションを行い、プレーをイメージしてもらう。
・インサイドでボールを横に動かす動作のフェイントとして
ステップオーバーを使い、逆に抜く。
・アウトサイドでボールを横に動かす動作のフェイントとして
シザースを使い、逆に抜く。
●ステップトレーニング(2)
・デモンストレーションを見てプレーがイメージ出来たと思うので、
再度その場でステップオーバーとシザースのステップを練習する。
目の前にDFがいることを想定して、フェイントを仕掛けるように。
●ライン突破の1対1
・3m幅のラインゴールを作り、1対1を行う。
・DFはゴールのライン上に立ち、横にだけ動ける。
しかし、オフェンスのドリブル突破に対して、一歩しか動けない。
一歩だけ動けるので、その一歩でドリブル突破を防ぐ。
・オフェンスはフェイント駆使して、DFを左右に揺さぶり、
なんとかして一歩動かすこと。
DFが一歩動いてその後動けない状態になってから空いているスペースに
ドリブルしてラインを突破する。
・ステップオーバー、シザース、ダブルタッチなどを使ってみる。
●2対2
・通常のゲームを2対2で行う。
・ドリブルで突破するのか、それとも味方との連携で突破するのか
ゲームを楽しむ。
●ゲーム
・全学年入り交じってゲーム。
上級生は下級生が楽しめるよう、プレーや声かえを工夫する。
<話した内容>
フットボールは相手ゴールにより多くシュートを決めたチームが勝つ
スポーツです。相手チームよりもシュートを多く決めるには、自分たちが
ボールを持つ回数と時間を増やすことが前提となります。
自分たちがボールを持っていなければシュートを打てないし、
攻めることもできない。
よって、フットボールの本質はボールを奪うことでもある。
ボールを持っている時のプレーを磨くのも良いし、
ドリブルやシュートが好きという考えを持つのも良いことだと思う。
しかし、ゲームになったら相手チームからボールを奪うことを
しなければならない。
相手がボールを持っていたらボールを奪いに行くことにも
チャレンジして欲しい。
それが好きなドリブルやシュートをするための第一歩でもあります。