ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

ゴール前では振り向かせない(20160615)~H小学校ジュニアトレーニング~

2016年6月15日にH小学校で行ったジュニアトレーニング内容です。

 

●ウォーミングアップ

・グラウンドを右回り左回り一周ずつ、ゆっくりランニング

・動的ストレッチ

 

●ステップ

・ジグザグステップ前後

・前後ステップ(2ステップ)

・クロスステップ前後(腰捻り)

・ステップオーバー(ボールをまたぐ)

 

●ターン練習

・ステップオーバーを駆使してターンする。

・オフェンスとディフェンスに分かれて、オフェンスが

 ディフェンスを背負った状態から始める。

 オフェンスはステップオーバーで後ろのディフェンスにフェイントを仕掛ける。

 左右どちらにターンするか的を絞らせないようにして、

 ディフェンスの逆を突いてターンする。

・ターンする時はアウトサイドを使うとスムーズにターンできる。

 

●シュート練習~反転シュート~

・FWがDFを背負った状態から始める。

 FWが縦パスを受けて後ろのDFをターンでかわす。

 ターンしたら即シュート。

・シュートは左右の下スミを狙うこと。

・DFは後ろのいるのだから、真後ろにはターンできない。

 腕を使ってDFと距離を取り、インサイドorアウトサイドもしくは

 足裏を使ってターンする。

 ターンした時にボールがゴールに向かって転がって行ってしまうと、

 GKが出て来るのでシュートが打てなくなってしまう。

 GKが出て来られない所にボールをコントロールすることができれば、

 ゴール前フリーでシュートが打てる。

 

●シュート練習~ワンツーパス~

・FWがDFを背負った状態から始める。

 ボール保持者はFWに一回ボールを預けて、FWの左右どちらかに走る。

 走る前に手で左右どちらにパスを出して欲しいのか指示を出すこと。

 FWからワンツーパスをもらってシュート。

 

●ゲーム(同学年)

・1~3年生同士の3対3

・4~6年生同士の3対3

 

●ゲーム(全学年MIX)

・全学年混ぜて6対6

 

 

<話した内容>

ゴール前でFWがボールをキープしている状態での守り方は、ディフェンスは

ボールを奪うのではなくターンさせないようにすること。

ボールを奪おうとすると半身になってしまうので、FWはDFの体を使って

くるっと体を入れ替えるようにしてターンすることができます。

ターンさせてしまうとGKと1対1の状況になってしまうので、

失点する可能性が高まります。

逆に、ターンさせなければシュートを打つことができません。

ゴールに背を向けた状態ではシュートが打てません。

シュートを打たれなければ失点することはないのだから、

ゴール前に限っていればボールを奪いたい気持ちを抑えて

振り向かせないことに集中しましょう。