ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

どのようにすれば有利になるのかを考えよう

2016年6月30日(水)に行った小学校のジュニアトレーニングになります。

 

【小学1~3年生】

●ウォーミングアップ

・コートを右回り左回り2周ずつ軽くランニング

・動的ストレッチ

・自由にコート内をドリブル

 

●ボールコントロール(1)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーからマーカーまで

右足の親指を使ってドリブル。  

マーカーまで辿り着いたら

左回りでマーカーを回って、

元いた位置まで戻って来る。  

※右足の親指を使うので、左回り。  

(左足の親指ドリブルも行う。

その場合、右回りでマーカーを回る。)

 

●ボールコントロール(2)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーからマーカーまで

右足の小指を使ってドリブル。  

マーカーまで辿り着いたら

右回りでマーカーを回って、

元いた位置まで戻って来る。  

※右足の小指を使うので、右回り。  

(左足の小指ドリブルも行う。

その場合、左回りでマーカーを回る。)

 

●ボールコントロール(3)

・マーカーを3m幅で置いて、

マーカーの間を8の字を

描くようにドリブルする。  

右足の親指で左側にドリブルし、

マーカーに辿り着いたら

右足の小指を使って  

マーカーを右回りで回る。

マーカーを回ったら

そのまま右足の小指で右側に  

向かってドリブルして元いた位置に戻る。  

(左足でのドリブルも行う。

その場合、回り方は逆回りになります。)

 

●ボールコントロール(4)~キック~

・3m離れた所に大きな

マーカーコーンを置き、

インサイドキックで  

マーカーに向かってボールを蹴って、

ボールをマーカーに当てる。  

3回連続でマーカーに当てられたら、

距離を5mに伸ばして同様にプレーする。  

更に3回連続でマーカーに当てられたら、

距離を10mに伸ばす。  

※2回目、3回目のキックを外したら

回数をゼロに戻し、連続3回当たるまで  

何度でも挑戦する。

 

●1対1のライン突破~チャンピオン決定戦~

・縦10m、横6mの長方形グリッドの

中で1対1を行う。  

お互い縦幅で分かれ、相手選手の

後方にあるラインをドリブルで  

突破することができたら勝ち。

・長方形グリッドを4つ作り、

4つのコートで同時に1対1を始める。  

勝った選手は一つ上の位のコートに移り、

負けた選手は一つ下の位のコートに移る。

4つあるコートのうち、

一番位の高いコートを

チャンピオンコートとし、  

10分後にチャンピオンコートに

残っていた二人のうち、

最後のゲームで 勝った選手が

チャンピオン。

 

●ゲーム

※ここまでが小学1~3年生のトレーニングです。

 

【小学4~6年生】

●ウォーミングアップ

・コートを右回り左回り2周ずつ

軽くランニング

・動的ストレッチ

・自由にコート内をドリブル

 

●ボールタッチ

・両足の足裏で交互にボールをタッチ。  

20回×3セット

 

●ボールを使った鬼ゴッコ

・ボールを人数の半数だけ用意し、

ボールを持っている選手3、

持っていない選手3、  

鬼1人に分かれる。  

鬼はボールを持っていない人にだけ

タッチできる。  

タッチされたら鬼を交代する。  

ボールを持っていない人は

鬼にタッチされてしまうので、  

ボールを持っている人にパスを

要求してボールを手に入れること。  

ボールを持っている人は

周りを見ながらドリブルし、  

鬼にタッチされそうな人に

パスを出してあげる。  

※周りを見る、しゃべる、

パスを要求する、助ける声、

動きながらのトラップが大事。

 

●2対1

・コート半面を使用しての2対1。  

ハーフウェーライン後方10mの

位置で左右両サイドのタッチラインに  

オフェンスの2人が分かれて待機。  

ディフェンスはゴールポスト脇に

ボールを持って待機。  

ディフェンスがオフェンス2人のうち

どちらか一方にパスを出して  

2対1を開始する。

 

●2対2+GK

・縦15m、横10mの長方形グリッドで

2対2を行う。  

 

●フットバレー

・フットバレーを1対1で行う。

11点勝負。  

1バウンドまでさせてもOK。

地面に着かなければリフティングは可。

 

●ゲーム

 

<話した内容>

ボール奪取後のカウンターで

オフェンス2人、デェフェンス1人の場合、

有利なのはどちらなのか、

そしてなぜ有利なのかを考える。

それを考えられれば、

相手ディフェンスにとって

どのようなプレーが

嫌がられるのかがわかるし、

目的を見失うこともありません。

一番大損なのは、攻撃する前に

ボールを奪われること。

ようするに、相手が怖がるような

プレーをすることなく、

ただ味方がいるからという理由で

漠然と横パスを出して、

それをカットされることが

一番良くない。

ディフェンスが遠くにいるなら

何が有効なのか、 ディフェンスが

シュートコースを消していないなら

どうするのか、 どの位置から打てば

シュートが決まりやすいのか、

味方がいることで何が有利になるのか、

相手ディフェンスが迷うプレー、

困るのはどのようなプレーなのか考える。

ディフェンスは、オフェンスに対して

どのぐらいの距離まで近づくのか、

2人に対してどのような

ポジションを取るのか、

どの位置まで下がったら

シュートを打たれてしまうのかを考える。

一番やってはいけないことは失点すること。

その次はシュートを打たれること。

では、その次は?

というように優先順位を考えて

プレーすると 「守る」

というプレーも楽しくなります。