ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

練習でもレッドカードは出ます~ジュニアトレーニング~

2017年1/16(月)に行ったジュニア練習のトレーニング内容を公開致します。

チーム練習の参考にしていただけたら幸いです。

 

●ウォーミングアップ

・動きながらの関節運動

・ラダー

 前二歩→後ろ一歩、横向きクロスステップ、両足グーパーステップ、

 前後のジグザグステップ(2ステップ)、前後のジグザグステップ(1ステップ)

 

●ボールコントロール

・足裏を使って、ボールステップ(後ろに下がりながら)

・片足でインサイド→アウトサイドを交互に使ったドリブル

 ※逆足もプレーする。

・両足でインサイド→アウトサイドを交互に使ったドリブル。

 ※右足アウト→右足イン→左足アウト→左足イン→右足アウト

 の繰り返し。

 

●ボールキープ(1)~身体(腕)の使い方~

・二人一組でプレー。オフェンスとディフェンスに分かれる。

 オフェンスがボールをキープしている状況で、ディフェンスが

 後ろからボールを奪いに来るプレーを想定する。

 後ろからディフェンスがボールを奪いに来るので、オフェンスは

 ディフェンスに近い側の腕を使って、ディフェンスが身体を入れ

 られないように腕でブロックする。

 ※前に出させないように腕を伸ばして対応する。

 

●ボールキープ(2)~ボールの奪い合い~

・二人一組になり、ボールの奪い合いをする。

・15m四方のグリッド内で奪い合う。オフェンスはボールを

 奪われないようにドリブルしながらボールをキープし続ける。

 ディフェンスに近づかれたら腕を使ってブロックするなど、

 身体を入れてキープする。スピードで逃げないこと。

 

●ゲーム

 

<話した内容>

サッカーの試合ではルールを守れない選手にはレッドカードと

イエローカードが出されます。

悪質だったり卑怯(汚い)な行為にはレッドカードが出され、

その選手は退場させられてしまいます。

一所懸命サッカーをプレーしようとする人たちに対して、邪魔を

するような選手は退場させられても仕方ありません。

なぜならば、迷惑だからです。悪意あるプレー、汚いプレー、

卑怯なプレーは迷惑でしかありません。

そのような選手は一所懸命サッカーをプレーする人たちと一緒に

サッカーを楽しむ資格がなくなります。

ですからレッドカードが出されて退場させられます。

ようするに、一所懸命プレーする人に対して邪魔するような

ことをする人は、一緒にプレーすることができないということです。

それは試合だけではありません。練習も同様です。

私は練習も試合と同じように考えるべきだと思っています。

なぜならば、練習は試合のために行うものだからです。

試合は練習の成果を発揮するためのものであり、試合で出た

課題に取り組むためのものが練習です。

練習で一所懸命やれない選手が試合で一所懸命

やれるわけがありません。

練習で人の邪魔をしたり迷惑になるような行動をする選手には、

試合と同じようにレッドカードを出しても良いと思います。

一所懸命プレーする人の邪魔をする選手には練習から

レッドカードを出します。

よって、練習場所から退場させられます。

退場させられたら、その日は二度と練習に混ざることはできません。

当然のことです。

しかし、よく考えればとても簡単なことです。

サッカーが好きだからもっと上手くなりたい、全力でプレーしたい、

と思って練習場所に来るのが選手です。

そう思うことができず、一所懸命やらない選手は初めから

練習場所に来る必要がないのです。

自分の意思でサッカーをやりたい、上手くなりたい、好きだから

全力でプレーする!

という選手にレッドカードが出るはずがありません。

本来、勝敗のかからない練習でレッドカードが出ることはありません。

では、どうして練習でレッドカードを出されるような選手が

いるのでしょうか?

みなさん、考えてみてください。