2017,1/20(金)に行ったジュニアユース練習のトレーニング内容を公開致します。チーム練習の参考にしていただけたら幸いです。
●ウォーミングアップ
・身体をほぐしながら軽くランニング3分
・ブラジル体操(関節運動)
・ラダー
1マス1歩→1マス2歩→横向きステップ→横向きクロスステップ
→横向きツイスト→片足のみ外、中交互→片足のみ腿上げ
→シャッフル→両足グーパーステップ
●ボールコントロール
・25mリフティング歩き
・1タッチリフティング(4人1組で輪になって)
●パスゲーム(4対1)
・オフェンス4人は1タッチでプレー。
1タッチで左右どちらにでもパスを出せるように、
身体の向きに気を付ける。
・ボールを奪った選手は奪われた選手と交代する。
交代する際、素早く次のプレーを意識するために
DFはすぐにオフェンスを見る。
DFは、もし1stキックを当てたらペナルティを課される。
オフェンスはすぐに攻撃することを考える。
DFがぼ~っとしていたら積極的にボールを当てる。
●パントキック練習
・GKのサイドキックを練習
・綺麗なバックスピンをかけて蹴ること。
・アウトサイドに引っ掛けて、左右に流されないようにする。
●ロングキック練習
・綺麗なバックスピンをかけて蹴ること。
・トラップからキックまでを素早く行う。
・1~2歩ドリブルしてから蹴るようにする。
●3チームゲーム
・2年生×2人、1年生×3人、スタッフ×2人、という
変則人数の3チームに分かれてゲーム。
・2年生とスタッフのどちらかがDFの場合、1年生3人+
スタッフ2人、合計5人がオフェンスになり、5対2で戦う。
1年生がDFの場合は4対3になる。
・縦25m、横15mのグリッドでゴールを2個使ってゲーム。
・シュートはボレーシュートのみ。グラウンダーのパスを1タッチ
でシュートした場合、ノーゴール。浮き球ボレーのみゴール。
・シュートはどちらのゴールに打っても良い。DFが少ない側が
どちらなのか判断し、DFと駆け引きを行う。
当然、オフェンスはパスを引き出す工夫をしなければいけないので、
パス&ゴーを繰り返すことになる。
間でパスを受けてターンするふりをしてから再度逆にターンしたり、
パラレラやクロスオーバー、オーバーラップ、楔のパスを受けたり、
様々なプレーを組み合わせること。
<話した内容>
遊びの中でもレベルアップできる要素は沢山あります。
今回取り入れた3チームに分かれてのゲームは、2つのゴール
どちらにシュートを打っても良いことと、ボレーシュートを
必ず打たなければいけないルールでしたので、楽しみながら
プレーが出来たと思います。
実際、いたる所で笑い声があり、伸び伸びとゲームを楽しん
でいたように感じました。
しかし、それでもゲームで得点を挙げるならばクロスの質を
高めたりスプーンキックを使わなければいけないですし、
ボレーシュートを打つ時にボールを良く見るなど、シュート
精度を高めることにも繋がります。
また、ボールを奪ったのが何色のチームで、どの2チームが
オフェンスで、どのチームがディフェンスなのかを瞬時に
判断しなければチームプレーが出来ませんし、攻撃のチャンス
をつぶしたり、失点に繋がってしまいます。
よって、常に周りを見て状況を把握する癖をつけることが
出来ます。また、それは集中するということでもあります。
コートが狭く、2つあるゴールどちらにシュートを打っても
良いというルールは攻撃から守備、守備から攻撃の切り替え
が早くなるため、攻守の切り替えに対しても癖つけることが
可能となります。
ゲームの人数を考えると、鳥かごをやりながら実際にシュート
まで持って行くことは実際の試合でも挑戦できることです。
特に試合で味方同士がトライアングルを作ることは必須で、
DFとDFの間に入ってパスを引き出す動きを意識して挑戦する
には、今回のゲームは最適な人数だと思います。
1stタッチのボールの置き所も大事な要素でした。
レベルアップ出来る要素はいくらでもあります。
「楽しい」という気持ちでプレーしながら、なおかつ「上手く
なるためにはどうしたら良いか」を考えてプレーすることが
出来ればよりレベルアップ出来ると思います。