ブラジル式フットサル講習会

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フットサル初心者のためのドリブルトレーニング

フットサルのゲームや練習、個サルなどでドリブルが上手くできない方(初心者)を対象とした、ドリブルが上達するためのトレーニングメニューを書いてみました。


トレーニングメニューの前に、まずはフットサルの特異性についてお話します。

 

フットサルとサッカーの一番の違いは、コートサイズです。フットサルのコートはサッカーの5分の1程度の大きさしかなく、とても狭い(縦40m横20m)です。よって、相手選手が常に自分の目の前(2mぐらい前)にいる状況でプレーすることになります。ですから足裏や足の他の部位を問わず、体から少しでもボールが離れると相手選手がすぐにボールを奪いに体を寄せて来ます。フットサルをプレーする時は、このことを大前提として臨むことが重要です。

さて、ドリブルが上達するためのトレーニングメニューについてです。

 

最初に取り組むべきは、自分がボールを扱えるドリブルの最大速度を理解することですボールを前に蹴ってどの程度のスピードならボールが体から離れずにドリブル出来るか、を理解することです。初級者対象のフットサルクリニックなどでドリブル練習を行うと、ボールがどんどん体から離れて行ってしまって、ボールに追いつけない人がたくさんいます。

 

それは、ボールを1回のタッチで強く蹴りすぎていることが原因です。ドリブルに慣れるまではボールを蹴るのではなく、軽く押し出すだけで良いです。ボールは球体ですので、軽く触るだけで勝手に前に転がって行きます。後はこの勝手に転がるボールに追いつくように、左右の足を素早く細かく動かしてボールについて行くことを徹底します。これだけでボールが体から離れて追いつかない、ということが無くなります。ドリブルに慣れるまでは絶えずボールが体から離れないようにする練習が必要です。ボールが常に足の先(ボールに触れる部分)から10~20cmほどの距離にあるように意識してください。

 

さて、その次は「顔」を上げるトレーニングです。 下を向いてボールばかり見てドリブルしていると、目の前に敵がいるのか、味方はどの位置にいるのかわかりません。急に相手選手が現れて、気付いた時にはボールを奪われている、ということもあります。また、下を向いてボールばかり見てドリブルしていたことでGKに気付かず、ゴール前のシュートチャンスを逃してしまうこともあります。

 

ドリブルはボールを運ぶプレーの一つであり、最も重要なプレーの一つと言えます。下にあるボールばかり見ていては周りの状況を把握することができないので、パス、シュートともに最高のプレーをすることができないと言っても過言ではありません。顔を上げて周りの状況を把握しておくことで、いついかなる時でも瞬時にフリーの味方へパスを出すことができ、シュートチャンスにシュートを打つことも可能になります。

 

最適な状況判断(ドリブルを次のプレーに繋げる)をするには余裕がなければいけません。顔を上げてドリブルすることで相手選手と味方の両方の位置がわかるので、余裕あるプレーをすることができます。

 

いきなりずっと顔を上げてドリブルするのは難しいです。難しいからこそ練習しなければいけませんし、これができればボールを奪われることがなくなるだけでなく、チャンスに絡むことができます。よって、フットサルがもっと楽しくなります。慣れるまでは2回ボールに触れたら1回顔を上げるような感じで、徐々に顔を上げる回数を増やし、顔を上げる頻度を増やして行くと効果的です。特に難しいトレーニングをする必要はありません。前述した体からボールが離れないドリブル(軽く押し出すだけ)をしながら顔を上げるだけで良いです。少しずつドリブルの速さ、顔を上げる回数に変化をつけるだけで良いです。

 

これら二つのことができるようになって来たら、次からはドリブルで使う様々な足の部位でボールをコントロールできるようになりましょう。

 

その前に、足の部位の専門用語を記載致します。
●足の内側(土踏まず辺りからくるぶし)=インサイド
●足の外側(小指からくるぶし)=アウトサイド
●爪先=トゥー
●足の裏=足裏

 

<ドリブルのバリエーション>
・右足インサイド→左足インサイドを交互に細かく触る。
(ボールを両足の間に挟むようにして)
・片足のインサイドとアウトサイドを2回ずつ交互に触る。
(イン→イン→アウト→アウトというように2回ずつ)
※利き足だけでなく、逆足も練習しましょう。
・両足のアウトサイドを2回ずつ交互に触る。
(右足アウト→右足アウト→左足アウトでボールを止める→
左足アウトで左側横に動かす→右足アウトでボールを止める→
右足アウトでボールを右側横に動かす→繰り返し)
・両足のインサイドとアウトサイドを1回ずつ交互に触る。
(右足アウト→右足イン→左足アウト→左足イン→右足アウト→右足イン
→繰り返し)
・両足のアウトサイドと足裏を1回ずつ交互に触る。
(右足アウト→右足裏でボールを止める→左足アウトで左側横に動かす→
左足裏でボールを止める→右足アウトで右側横に動かす→右足裏でボールを
止める→繰り返し)


※ドリブルは「パス・シュート」を行う前の1プレーに過ぎませんし、パスコースを作るために横に動かすドリブル、ボールを前に運ぶためのドリブル、そして目の前の相手選手を抜く突破のドリブルなどもあります。ゆっくりドリブルしながら顔を上げて、相手選手と味方の位置を確認し、味方が良い位置にいるからパスを出す、相手GKの立ち位置が悪くてシュートコースが空いているからシュートを打つ。といったプレーを行なうために必要な技術であり、長い距離をドリブルしたり、ボールを持ったら必ず目の前の相手選手を抜くというプレーは、実はチームにとってあまり良くありません。

試合中は目まぐるしく攻守が変わります。いつ、いかなる時にどのようなドリブルが効果あるのかを考えることが大事です。試合を想定し、状況に応じたドリブルができるように練習を積んで行ってください。そして、必ず練習したことの成果を発揮するために、沢山試合に参加して達成度を確認するようにしましょう。

 

以上です。ドリブルトレーニングの参考にしていただけたら幸いです。