ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、ポルセイド浜田監督(Fリーグ)を務める峯山典明(フットサルB級指導員)の指導論・育成フィロソフィーを掲載しているブログです。また、ブラジルで培って来た経験談、コラムも掲載しています。Copyright(C), 2005-2022 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved. このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

ランニングフォームを改善することでスピードに変化が現れる

走るスピードが遅くても良いと思うスポーツ選手は、きっといないはずです。 誰もが速く走れるようになりたいと願っているのではないでしょうか。

現状のスピードに満足していない、少しでも速くなりたいと願うならば、 走るトレーニングをするなどの努力が必要です。

まずは自分の走るフォームを客観的に分析することから始めましょう。 そして修正点を見つけ、フォームを改造し、速く走れるように工夫します。 フォームをチェックし、直すだけで走るスピードに変化が現れます。

ものすごく速くなりたいというのであれば体幹トレーニングや筋トレを頻繁に行い、 全速力ダッシュを何本も走らなくてはいけません。 しかし、ほんの少し、気持ち程度でも良いというのであれば、 フォームを改善するだけでスピードの変化を実感することが出来ます。 「これなら自分にも出来るかも」と思いませんか?

ものすごくキツいトレーニングを毎日のようにやるのは、とても辛いです。 根気が必要です。速く走れるようになる前にトレーニングが嫌になってしまいます。

そうならないように、 走るスピードを速くする、 誰々よりも速く走れるようになりたい、 チームで活躍出来るようになりたい、 と思うのならばまずは簡単なことからやって行きましょう。

トレーニング自体が嫌になってしまったら現状維持がやっとです。

●正しい、走り方の解説 走るフォームはオリンピックなどの短距離走者のフォームをイメージします。 腿を高く上げて、股関節を使って走る。 股関節を使わないと、腿の筋肉に負担がかかり、疲労もたまってしまいます。 視線は3m手前を見て、自然に顎が引く姿勢を取る。 顔を上げてしまうと、体重が後ろに傾いてしまいます。 下を向いてしまうと前傾姿勢になってしまいます。 前傾姿勢だと地面を蹴るような走り方になってしまうため、スピードが出ません。 地面を蹴るような走り方は、前に進みたくても上半身が邪魔をしてしまいます。 それが速く走れない原因です。 速く走る秘訣は、股関節を引き上げ、自転車のペダルをこぐように、 股関節を回転させるように足を前に出すことです。 目の前のロープをまたぐイメージです。 そして、親指の付け根である母子球を使って踏ん張ります。 右足の母子球が地面についた瞬間に左足を上げ、 左足の球が地面についた瞬間に右足を上げる。 この動作を素早く行うと自然と足が動きます。 これに股関節の回転を加えることでスピードに変化が現れます。 腕は肘を90度に曲げる。90度に曲げて肘を重りのようにして振ります。 腕と足は連動しているので、腕を速く振れば振るほど足は速く前に出ます。

 

●ランニングフォームの確認 ・ボールを両手で持って、20m走る。 ※腕を振らないで走ることがどんなに辛いことなのかを感じるため。 ・ボールを持たないで、前述した正しいフォームで走る。 ボールを両手で持っている時と両手を自由に振れる時、どちらが走りやすいかを感じること。 ・二人一組を作り、お互いに走り方をチェックする。 どちらか片方が走り、もう片方は走らないでフォームをチェックすること。 前傾姿勢になっていたり、股関節が上がっていない場合はパートナーが指摘する。

一人で自主トレするのは強い思いがないと辛いので、 出来るならば仲の良い友人や仲間と一緒にやると良いと思います。